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Dleague LOOKOISIDE 2016

第87回 − 28年度秋季大会の優勝の行方を占う −

ブッダの棄権、ファイブファールズの失速、まどろむオールディーズ、突如蘇ったキングサンズ、セガの粘り、そして生まれ変わったネオクラゲの復活、、、波乱含みで幕を開けたDリーグ28年度秋季大会も10月30日(日)に開催された大会2日目の結果を受けてリーグ優勝の可能性を残すのはネオクラゲ(3勝 勝点9)、キングサンズ(2勝1敗 勝点7)、オールディーズ、(1勝1敗1分 勝点6)、セガ(1勝1敗1分 勝点6)の(注)4チームに絞られた。

3連勝と首位をひた走るものの共に優勝の可能性を残し鋭い牙を磨いて試合に挑んでくるであろうオールディーズ、そしてセガという難敵との対戦が組まれているネオクラゲ、試合を重ねるごとに不気味な存在感を増大させ優勝争いに加わってきたキングサンズ、ここまで王者らしからぬ低空飛行が続いているものの初日、二日目と欠場が続いていたエース、ミスターパーフェクト遠藤が最終日は出場するとの情報が入ってきたディフェンディンチャンピオンのオールディーズ、そして“最後まで絶対に諦めない”リーグno.1の粘り強さを誇る古豪、セガ・・・今大会も前回大会同様に試合を追うごとに −win or go home − 優勝を懸けたサバイバルレースが繰り広げられ、脱落していく者、そして生き残っていく者・・・1チームだけがその座に就く事が許される“リーグの頂”に登り詰めるチームはどこなのか、−それはひょっとすると− 最終第5試合終了を告げるブザーが鳴る瞬間を迎えるまで、いや、リーグ史上初となるフリースロー戦での優勝決定戦にもつれ込んでしまう可能性を秘めている・・・

今回は近年稀にみる4チームが優勝の可能性を残す、まさに混沌”カオス“の渦の中で激しい覇権争いが繰り広げられている28年度秋季大会での各チームの戦いぶりを検証するとともにそれぞれの“優勝への条件”を示しながら最終日の決戦に挑む各チームの最新情報、及び課題を探っていくことにしよう。

*注(ブッダは途中棄権の為オープン参加扱い、また現在暫定2位のファイブファールズは既に4試合を消化し2勝2敗の勝点8で、喩え最終日に予定されているオールディーズ戦に勝利しても勝点は11止まりで想定される優勝ラインの勝点:12に届かない為)



【ネオクラゲ】現在の暫定順位 1位 3勝 勝点9
最終日の対戦予定: 第2試合 オールディーズ 第4試合 セガ
【優勝の条件】
オールディーズ、セガのどちらかから1勝、もしくは2引分の場合 :たとえキングサンズに勝点13で並ばれても直接対決で勝利している為、リーグ規定により優勝が決定する。


1年前、1勝も挙げられず最下位に沈んでいたネオクラゲは今、暫定とはいえリーグ戦のトップに立ち優勝に最も近い位置にポジションを取っている。

見方によってはこのドアマットから這い上がってきたチームの躍進を「4人の新人の加入による戦闘力の向上によるもの・・・」あるいは「若手主導に切り替えた結果」と決めつけてしまうのかもしれない・・・

しかしながらここまで3試合をベテランを含めチーム一丸となって戦ってきた −ベンチ入りを果たした全てのメンバーが各々の与えられた役割を背負いチームの勝利の為に貢献している− ネオクラゲのゲームを観察、直視してみれば“それが全てではない”事がわかるはずだ・・・

4人の新人の中でスターターの座を勝ち取ったのは“チームの誰よりも練習に参加していた”スパイダーマン金子のみであり、春季大会で活躍を見せたゴーカート山本は膝靭帯断裂で全試合欠場、−まだ“リーグの湯加減”に慣れていないのか・・・− “湯けむり慕情“サブはコートの中で己の存在感や本来の実力を知らしめる事が出来ず、そしてプレデター黒田はリーグが下した“2つのQしか出場出来ない”という不可解極まりないルールに未だ両手、両足を縛られたままだ・・・

彼らの躍進の源泉は −規律、正義、目標、自己犠牲、忠誠、努力、反省、友情、そして思いやり・・・ −忘れかけていたものを取り戻すと同時に新しい課題を課してきた毎週末の練習と“チームを一つにする”為に費やしてきた時間の中に“その全て“が詰まっている。

最終日はオールディーズ、セガどちらかから勝利すれば優勝出来る立場にあるが中途半端な駆け引きや弱気な決断は時として最悪の結果を招いてしまう。

あくまで“挑戦者”としてディフェンディグチャンピオンのオールディーズ戦に集中、12回を数えるリーグ制覇を成し遂げてきた偉大な王者から勝利を挙げるべく全力を傾けるべきだろう。


【キングサンズ】現在の暫定順位 3位 2勝1敗 勝点7
最終日の対戦予定: 第1試合 セガ 第3試合 ブッダ
【優勝の条件】
ネオクラゲがオールディーズ戦、セガ戦に連敗、且つ自身がセガ戦に勝利した場合のみ優勝となる。 (既に棄権しているブッダ戦は勝点3が加算される為、勝点13となり、この場合オールディーズ、セガは喩え連勝しても勝点12止まりでキングサンズを上回る事が出来ない)


既に“旬が過ぎた”と思われていたキングサンズだがネオクラゲには敗れたものの続く前回準優勝のファイブファールズをリーグ史上に残るであろう第1Qだけで37点を挙げたアウトサイドからの絨緞爆撃で粉砕、誰も予想だにしないUPSETを達成、この1勝で勢いに乗ったチームは王者オールディーズをも撃破、永らく続いた暗闇のトンネルから抜け出し久しぶりとなる優勝争いを楽しんでいるようにも映る。

永らく中心選手としてチームを牽引してきたF山本がこの秋季大会から復帰を果たしたものの今回の快進撃の主役となっているのは通算3P成功数のリーグ記録を保持するこのレジェンドシューターではなく、大会直前にチームに加わった期待のルーキー、a.k.a“インベーダー”のぶで持ち前の攻撃力に加えて広いコートビジョンと正確な判断から繰り出されるパスによりベースラインマスターだいき、そして二人のノブナガ、− RPGとユニバーサルジョイント−のオフェンス能力を最大限に引き出し、共に190センチを超えるハイタワー西野とセンセーション吉武がその高さのアドバンテージを活かしペイントゾーンを防御、これにスマートボーイ宮下、ハルクまこと、ハイフライヤーイチロー、そしてオールディーズに引導を渡したフリースローを決めた高橋“ムーンライト”水芭蕉をはじめとする5度に及ぶリーグ制覇を成し遂げた“栄光の時代”を知るベテランプレーヤー達が脇を固めている。

最終日に組まれている第3試合のブッダ戦は交流戦扱いとなり既に勝点3を加えていることを考えると実質“3勝1敗 勝点10”と“隠れ首位”に立っているのが現在の立ち位置であり、第1試合で予定されているセガ戦に勝利すればいち早く勝点13に到達、オールディーズ、そしてセガの優勝の可能性を消滅させると同時に若いネオクラゲに精神的なプレッシャーを与えることが出来る事を鑑みればこのBIGGAME に“全てを注ぎ込み”何としてでも勝利を掴み取らなければならないだろう。


【オールディーズ】現在の暫定順位 4位 1勝1敗1分 勝点6
最終日の対戦予定: 第2試合 ネオクラゲ 第5試合 ファイブファールズ
【優勝の条件】
キングサンズ、ネオクラゲがセガに敗戦、且つネオクラゲ戦、ファイブファールズ戦に連勝した場合のみ優勝の権利を得るがリーグ戦で引き分けたセガが連勝した場合は勝点12で並ぶ可能性があり、その場合はフリースロー戦(3本制)での優勝決定戦が行われる。


大会初日、最終的には76-54と勝利したものの4人で戦うブッダに苦戦した時点で  −危険な兆候― は表れていたのかもしれない・・・

大会2日目、ミスターパーフェクト遠藤、そしてキケロ武田が欠場したとはいえ、“セガにあと一歩のところまで追い詰められ、キングサンズに終始リードを許し完敗を喫してしまった”王者の姿を誰が予想することが出来たであろうか・・・

彼等はまるで −アクセル全開率実に83%に達する超高速サーキットとして名高いイタリア モンツァサーキット仕様のセッティング− “トップスピードを稼ぐ為にフラットで小さなリアウィングを装着した”フェラーリF1がヌーベルシケイン、アントニーノーズ、ミラボー、ポルティエ・・・難度が高く大小テクニカルなカーブが次々と現れるモンテカルロの市街地コースを激しいブレ−キングによりタイヤが焦げる匂いを漂わせ悪戦苦闘しながら走り抜けていく姿を想像して欲しい・・・如何なる名ドライバーがハンドルを握ろうともダウンフォースが効かないマシンは瞬く間にバランスを失いコースアウトしてしまうだろう・・・

そう、彼等はバランスとリカバリー、そして1年前、“心を一つにして”ファイブファールズから覇権奪回果たした時の“触れれば火傷をする、燃えるような情熱”を失ってしまっているかのようにも映る・・・

リーグに君臨し続ける“アンタッチャブル”ミスターパーフェクト遠藤と同等のプレイメイクが出来るプレーヤーは存在しないのかもしれない・・・しかしコート上で最もボールを早く移動出来る“パス”でメッセージを送り自分達のリズムを作る、あるいはボイスで −それはコートの中、あるいはベンチからでも可能だ− 窮地に陥ったチームメイトを励まし、鼓舞する事は出来るはずだ・・・

そして汚れ仕事を請け負うチームの“スイーパー“キケロ武田のように独特の嗅覚でポジションを確保、気配を消しながらリバウンドを奪うことは出来ないかもしれないがボックスアウトで身体を張りチームリバウンドの手助けになることは出来るはずだ・・・

彼等の3連覇、そして13回目の優勝の可能性は限りなく小さく、第1試合での結果如何では戦う前に王者の座を譲り渡してしまっているのかもしれない・・・だからこそあるゆる情報から耳を塞ぎ余計な雑念を捨てて11人のメンバーが今一度“心を一つ”に、そして“全てを出しきる覚悟”で残り2試合に挑むべきだろう。


【セガ】現在の暫定順位 4位 1勝1敗1分 勝点6
最終日の対戦予定: 第1試合 キングサンズ 第4試合 ネオクラゲ
【優勝の条件】
ネオクラゲがオールディーズに敗戦、且つキングサンズ、ネオクラゲに連勝した場合のみ優勝の権利を得るがリーグ戦で引き分けたオールディーズが連勝した場合は勝点12で並ぶ可能性があり、その場合はフリースロー戦(3本制)での優勝決定戦が行われる。


−オープニングゲームに弱い− ここのところ5大会連続で開幕戦を落としてしまっている有難くないジンクスがまたしても的中、春季大会では50-38で快勝を飾り今大会での試合でも「十分に勝機はあった」ファイブファールズ戦を落とししまい早くも躓いてしまったセガ。

しかし“オリジナル2“の一翼としてネオクラゲと共に15年間の永きに渡りリーグを支えてきたこの古豪は”突発的なアクシデント、悔やまれる敗戦、、、如何なる窮地に追い込まれようとも代々選手一人一人に脈々と受け継がれてきた「セガバスケットボール魂」−最後まで絶対に諦めない−」この試合に敗れてしまえば双方共に「優勝戦線」から離脱が決定してしまう王者オールディーズ戦との大一番にその“粘り強さ”を発揮する・・・

ボールポゼッションで上回り優位に試合を進めるオールディーズに対して少ないチャンスをマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕のダブルエースが代わる代わる得点、そして彼らにマークが集中してきたとみるやDG浅井のプレイメイクからスーパーハンドル笠原、セクシーキャットウーマンのんがアウトサイドから、そしてインサイドではツーフェイス前田が必殺のフラワーショットで援護射撃、終始僅差の鬩ぎあいとなったディフェンディングチャンピオンとの死闘を引分けに持ち込むとブッダ戦での勝点3を加え勝点6とし4位の座を確保、辛うじてではあるが優勝戦線に生き残った。

大会最終日、優勝する権利を得る為には「2連勝」が絶対条件である彼らは第4試合で予定されているネオクラゲ戦の事は頭から切り離し、最終日の“開幕戦“第1試合に予定されているキングサンズ戦に”全て“を集中させ勝点3をecぎ取らなければならない。

ここで興味深いデータを一つご紹介しておこう。下記の【表1】は過去5大会における対キングサンズとの対戦成績を示している。3勝3敗の全くの互角だがその得点と失点を注視してみると一つの傾向が見て取れる・・・

【表1】
25年秋季26年春季26年秋季27年春季27年秋季28年春季
○76-50×55-68×45-49○81-61○79-55×43-52

もうおわかりだろう・・・すなわち70点以上、正確を期せば76点以上のハイスコアリングゲームに持ち込めばセガが優位、逆に55点以下に抑えられてしまうとキングサンズが勝利する確率が高くなる・・・

アップテンポの攻撃でキングサンズを仕留めるには −ドライブ、ポストアップ、正確なジャンパー、そしてアウトサイドシューターへのキックアウトパス、勿論リバウンドを含めたディフェンスに於いても− ・・・マスターピースゆうたのプレーの出来がカギを握る。

果たして稀代のオールラウンダーは山頂へと続く門前にチームを導き、その重い扉をこじ開ける事が出来るのだろうか・・・


「28年度春季大会の優勝の行方を占う」の記事はこちらから
>> http://d-league.sakura.ne.jp/pc/index.cgi?p=column/20160518

「27年度秋季大会の優勝の行方を占う」の記事はこちらから
>> http://d-league.sakura.ne.jp/pc/index.cgi?p=column/20151119/index

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