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大会展望
ここ数年熾烈な優勝争いを続けているDリーグ史上初の3連覇を目指すチャンピオン、キングサンズとあと一歩及ばすここ2年優勝を逃している実力派軍団オールディーズの2強を軸に優勝争いが展開していくものと思われる。この2強を3年ぶりにDリーグに戻ってきたブラックシャドー三野宮が加わり戦力に厚みを増したネオクラゲ、世界の騒然とさせた割には結果が伴わなかったサイキックバスケから一転、ロシアンバスケにスイッチしたスッダ杉岡率いるブッダ、「Dリーグの勝ち方」を熟知している”闘将”DG浅井率いるセガ、そして若手の活躍に期待が懸かる36ERSがこれを追う展開になると予想される。今大会のヤマ場は早くも初日に訪れる。
大会初日の3日、キングサンズは「全てを担う男」F山本の欠場が決定、3連覇を目指すチームはエースを欠いて大事な開幕2連戦を戦わなければならない。「悪くても1勝1敗。2敗したら・・・ナイね。」(某チームベテランメンバー談)ここ数年優勝チームの成績は5戦全勝、もしくは4勝1敗だという事実を考えれば開幕戦で連敗を喫することはすなわち3連覇の夢がほとんど消えてなくなることを意味する。
しかし他チームも主力メンバーが来れない日が多いとの情報が入ってきていることを鑑みると今大会の優勝へのキーワードはずばりチームの「総合力」。たとえ主力メンバーを欠いたとしても「個々の能力に頼らず安定した力を発揮できるチーム全体の総合力の優れたチーム」が優勝に最も近い位置にいるのではないだろうか・・・その意味では今大会での選手登録メンバーで「力の差のない2チーム」を構成出来るネオクラゲにもキングサンズ、オールディーズの牙城を切り崩すチャンスは十分あるかもしれない・・・Dリーグではしばし奇跡が起きる。
2年前、「永く暗い敗北と言う名前のトンネルをさ迷い続けていた」セガを、あるいはたった1年前、0勝5敗と屈辱的な敗北を喫したキングサンズが優勝することを予想出来た人はいただろうか・・・・そう何が起こるかわからないのがDリーグ、第14回大会の優勝を勝ち取るのははたしてどこのチームなのだろうか・・・
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