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2023年渋谷区バスケットボール春季大会 女子シニア35 1回戦


残念ながら強豪、原宿DEESに敗れたものの全力を出し切り清々しい笑顔を見せるタイムトンネルレディースとDG浅井、AK、ビルマ今市、バーグ後藤のサポートメンバー

prologue

−2016年リオオリンピック予選ラウンドで3勝を挙げ、5大会ぶりの準々決勝に進出した女子バスケットボール日本代表“アカツキファイブ”は予選ラウンドを“向かうところ敵なし”の5連勝、無敗で通過してきたオリンピック5連覇中の“絶対王者”アメリカと対戦する…

アメリカの圧勝…とだれもが予想された試合はスピードを活かしたトラジッションオフェンスと素早いパスワークから繰り出す3Pシュートを駆使、第2Q、残り2分まで44-46と互角の鬩ぎあいを続けるも終盤、自力に勝るアメリカの怒涛の攻撃に連続得点を許し46-56の10点のビハインドを背負ってしまうが身長、体格、ほぼミスマッチが生じてしまう状況下の中、想定外とも言える健闘を見せる日本代表チームの戦いぶりに場内が騒然とする中、試合は勝負を決する後半に突入していく…

既に参戦しているシニア50、シニア40に続き2023年度春季大会から新たに“女子シニア35”のカテゴリーに参戦する事となった“タイムトンネルレディース“

今回は22年度春季大会の覇者、原宿DEESとの激闘の模様をお伝えしよう。


2023年5月14日(日)春季大会1回戦 対原宿DEES

−如何なるレベルの試合であろうとも始めての大会の初戦は誰もが緊張するものだ− サッカーで言われる“魔の5分”ではないがバスケットボールに於いても試合開始早々、リズムを失うと思わぬ大量失点を喫してしまう事がそれは −ローカルバスケットボールは勿論、BリーグやNBAに於いても− 往々にして起きている“ 試合に入る難しい時間帯への対策としてタイムトンネルはスターターに幾多の経験を誇るベテランのヴィーナス野崎を起用、チーム全体がミスをすることなく試合に入る事に成功すると −”まるでピクニックに来ているようにリラックス、笑みを浮かべ余裕の振舞いを見せていた原宿DEESを急襲する!

ストリームラインとまがディフェンスリバウンドを奪取するとそのままドリブルで駆け上がるといち早く右ウイングのオープンスペースに走りこんでいたスピンマスターさくらにパスを送ると挨拶代わりとばかりにスリーをヒットすると再びストリームラインとまが右ベースライン沿いから緩急を使ったフェイクモーションでディフェンダーを抜き去るとそのままリバースレイアップを捻じ込むと続いてボーナススローで得点、さらには −狙うというよりはその日のシュートタッチや気分等、感覚を重視する−セクシーキャットウーマンのんが気持ちが入っていたのか、“通常の彼女のシュートレンジよりは遠い距離” トップオブザキーやや左よりのポジションからロングレンジをヒットし11-0の圧巻のランに成功、2022年度の春季大会の覇者“原宿DEES”に対して“これ以上は望めない試合の入り”でスタートダッシュに成功する。

しかし試合時間が4分を経過すると自力に勝る原宿DEESは球際の厳しさ、インテンシティーの強度を上げてタイムトンネルのロストボールやバッドパスを誘発させるとミッドレンジにスリー、そしてボーナススローで瞬く間に連続得点、8-11と3点差にまで詰め寄るとここから両チーム共に“入れられたら入れ替えす、やられたらやり返す”激しい鬩ぎあいを展開、しかし残り時間2分を切って−1本目はピンクパンサーじゅえりのパスを受けて左ウイング後方から、そして2本目、3本目はゲームをコントロールするサファイヤ英子のパスを受けて左右のウイングから− 原宿DEESのマンツーマンディフェンスの僅かな隙をついてスピンマスターさくらが3本のロングレンジを集中させる圧巻のプレーを披露するもすかさず原宿DEESもスティールからの速攻と2本のスリーで応戦、19-16とタイムトンネルが原宿DEESから3点のリードを奪って第1Qを終える。

第2Qに入ってもタイムトンネルの勢いは衰える事なく、ポストアップしたピンクパンサーじゅえりがディフェンダーを引き付けて左ベースライン沿いからサファイヤ英子のロングレンジをアシストすると続いて交代出場してコートに入った“得点力抜群のa.k.a“トルネード”ゆっこがすぐさまその本領を発揮、ペイントゾーンでディフェンダーを背負いながら素早く左にターン、スペースを作るとそのままフック気味にボールをゴールに捻じ込み以前としてタイムトンネルペースで試合を進めていく…

“想定外”とも言えるタイムトンネルの攻勢の前に試合前の笑顔は消え、“真剣モード“に切り替わっていることがコートの外からも伝わってくる原宿DEESはセンター2人を同時期用、180センチに近い体格を生かしてゴール下で連続得点、タイムトンネルを射程距離内に捉えるか…と思われたが”予想すらしなかったリードを奪われてしまう試合展開からの焦りからか、不必要なファールを連発、早い時間帯で5ファールを犯してしまうがタイムトンネルはせっかく得たボーナススローを決める事が出来ず、嫌なムードが流れるも試合の指揮を執るDG浅井がすかさずここでタイムアウトを要求、一呼吸を入れると残り2分、ピンクパンサーじゅえりのパスを受けてスピンマスターさくらが早くもこの試合5本目となるロングレンジをヒットすると続いて原宿DEESの激しいプレッシャーを受けながらもボールを運びチームメイトにパスを送り続けるチームのダイナモ、サファイヤ英子のパスを受けてストリームラインとまが、ピンクパンサーじゅえりのパスを受けてセクシーキャットウーマンのんが相次いでミッドレンジをヒット、さらにリードを拡げていくが、“時間の経過と共にタイムトンネル攻略の糸口を掴みつつある雰囲気が伝わってくる”原宿DEESがエンドスローインからのセットプレーと2本のスリーで追撃するも31-26とタイムトンネルがリードを5点にまで拡げて前半を終える。

“試合が動く“と言われる第3Q、タイムトンネルはストリームラインとまが右ベースライン沿いからペイントゾーンに侵入、ディフェンダーを引き付けると左ベースライン沿いで待つピンクパンサーじゅえりにパスを送りミドルジャンパーをクリエイト、幸先のいいスタートを切ったか…と思われたがここから原宿DEESは総攻撃を開始、正確無比のミッドレンジ、3本のスリー、スティールからの速攻で次々にネットを揺らし瞬く間に逆転に成功する…

何とか喰らいついていきたいタイムトンネルだが初戦特有の緊張感、疲労、悲鳴を挙げ続けている筋肉…そしてさらに強度を上げてきた原宿DEESのタイトなマンツーマンディフェンスの前にボールロストを連発、得点に繋げられてしまうがそれでもピンクパンサーじゅえりが倒れながらもボールを繋ぐとストリームラインとまがミッドレンジとボーナススローを決めて反撃するもこのQを21-7と圧倒され38-47と原宿DEESに逆に9点のリードを奪われ試合は勝負を決する最終Qに突入していく…

最終Q,原宿DEESはサイズでの優位性を活かしてペイントゾーンのパワープレーを続け様に敢行、ボーナススローを交えながらも確実にスコアボードを動かしていくもタイムトンネルも前半も短いプレータイムながら自分の役割を全う、チームの勢いを絶やす事なく持続させる事に貢献していたコニーあやがストリームラインとまのスクリーンに行くと見せかけてそのままゴール下に走り込む ―偶然なのかもしれないが− NBAでもよく見られる“スリップ”というプレーでフリーとなりゴール下を捻じ込み得点を挙げるも既に二桁リードを奪い余裕のゲーム運びを見せる原宿DEESは慌てることなくミッドレンジとボーナススローですぐさま応戦、拡げられることはあれど得点差を縮めることが出来ない…

残り2分、タイムトンネルはストリームラインとまが意地のドライブを捻じ込むと続いてサファイア英子のパスを受けてピンクパンサーじゅえりが連続得点、さらにはこの試合、−試合後のあざがそれを物語る−体格に勝るセンターへの身体を張ったディフェンスと高確率のアウトサイドシュートで攻守に活躍を見せていたセクシーキャットウーマンのんがミッドレンジをヒットするも残念ながらここでタイムアップ、原宿DEESが前半リードを許すも64-48で最後まで粘り強い戦いを見せたタイムトンネルを振り切り2回戦進出を果たした。

試合開始からアップテンポな試合運びと高確率なアウトサイドからの攻撃で前半までは強豪、原宿DEESと互角の鬩ぎあいを見せたタイムトンネルだったが第3Qでの失速が響いて残念ながら逆転負けを喫した。

ただ最後に一言付け加えておこう。

−彼女達の挑戦は今、始まったばかりだ−
Epilogue

後半、アメリカのディフェンスの強度が増すと“精一杯のプレーを続けてきた”日本代表のシュートが落ち始め、疲労の代償からか攻守に綻びが生じるとアメリカは怒涛の総攻撃を仕掛けて日本代表を圧倒、64−110で敗戦、ベスト8で大会を去ることとなったが彼女たちが世界に知らしめたトラジッションオフェンスと3ポイントを武器とするバスケットボールはさらなる進化を遂げて2022年8月、オリンピック東京大会でベルギー、フランス…格上の世界の強豪国を次々に撃破し決勝戦に進出、再びアメリカと対戦、残念ながら“絶対王者”には敗北を喫してしまうものの見事に銀メダルを獲得、体格のハンディをものともしないそのチームスタイルと共に世界中を驚かす事になる…



180センチを超える大型センターに対して身体を貼ってペイントゾーンを守るピンクパンサーじゅえり(左)とセクシーキャットウーマン(右)

短い出場時間の中でしっかりと自分の役割を遂行したコニー“リトルダイナマイト”あや。最終Qには見事なスリップからゴール下を決めてみせた。

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