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2023年渋谷区バスケットボール秋季大会 女子シニア35 準決勝


ALBAROSAディフェンスの間隙を突いてトップオブザキーのポジションからロングレンジを放つスピンマスターさくら

prologue

2022-23レギュラーシーズンを44勝38敗のイースタンカンファレンス7位でプレーイントーナメントに進出を果たすも初戦でアトランタホークスに敗北するも最終戦でシカゴブルズに勝利、辛うじて第8シードに滑り込みプレーオフに進出を果たしたマイアミヒート…

しかしファーストラウンドの対戦相手はNBA全体で最高勝率を誇る優勝候補の大本命、スーパースター、ヤニスアデトクンポを擁するミルウォーキーバックスとあってマイアミヒートは早々にトーナメントボードから姿を消すだろうと思われていた…

しかしアウェイの第1戦、大方の予想を覆し勝利したチームはエース、ジミーバトラ−が攻守でチームを牽引、4勝1敗でUPSETを演じると勢いに乗ったチームは続く第5シードのニューヨークニックスをも撃破しイースタンカンファレンスファイナルに進出、そしてもう一つの優勝候補、NBA優勝17回を誇る名門、ボストンセルティックスと対戦、

Sweep(0勝4敗)、“勝ち上がる可能性は僅か3%… 圧倒的な不利の予想が聞こえてくる中、セルティックスグリーンに染まった敵地TDガーデンでの第1戦を迎える事になる…

10月22日、WIZの先制攻撃を受けて0-9と大きくリードを奪われてしまったものの10本のスリーポイントを浴びせ46-38で見事な逆転勝ちで1回戦を突破した“タイムトンネルレディース“

今回は23年度春季大会で準優勝を飾った強豪、ALBAROSAとの激闘の模様をお伝えしよう。



2023年12月2日(土)秋季大会準決勝 対 ALBAROSA

試合は初顔合わせとあって互いに力量の探り合いとトーナメント大会特有の緊張感が交錯、両者共にシュートまでは持ち込むもののなかなかネットを揺らす事が出来ない時間帯が続いていくも開始2分、ALBAROSAがトップオブザキーからのロングレンジで先制、均衡を破るとタイムトンネルもすぐさま反撃を開始、途中出場を果たしてコートに入ったこの試合がデビュー戦となるスピードと的確なパスを併せ持つポイントガード、a.k.a“PlayStation”しんが挨拶代わりとばかりにディフェンダーを置き去りにする電光石火のドライビングレイアップで得点、すると続くボールポゼッションではスピンマスターさくらのパスを受けたストリームラインとまが左ベースライン沿いからミドルジャンパーをクリーンヒット、さらにはリバウンドから速攻を展開、PlayStationしんがドリブルで駆け上がると右サイドから切れ込んできたストリームラインとまにラストパスを送るとALBAROSAのファールを誘発してボーナススローを獲得、これをきっちり2本沈めて6-7と1点差に迫ると残り1分、パスコースを呼んでスティールに成功、ボールを奪ったスピンマスターさくらがそのままコートを疾走、いち早くハイポストでポジションを取っていたセクシーキャットウーマンのんにパスを送るとディフェンダーを引き付けてスピンマスターさくらにリターンパス、左ウイング後方から放たれたボールは高い放物線を描きながらネットに吸い込まれタイムトンネルが9-7とALBAROSAから2点のリードを奪って第1Qを終える。

続く第2Q、高さ、体格、経験、そして実績、全てに上回るALBAROSAは“相手の弱点を突くのは勝負事の鉄則”とばかりにインサイドにボールを集めゴール下、抜群のタイミングでパスを送るカットイン、そして体格を生かしたパワープレーで続け様に得点、逆転に成功するもタイムトンネルも負けじとタイトなディフェンスで応戦、ALBAROSAのボールロスト、8秒バイオレーションを誘発、ALBAROSAに傾きかけた試合の流れを引き戻すとトルネードゆっこがディフェンダーのチェックをものともせずに右ウイングからミドルジャンパーをヒット、さらには残り4分、ピンクパンサー“シルキースムース”じゅえりが視線とパスフェイクでディフェンダーとのスペースを作ると右ベースライン沿いからフェイドアウェイジャンパーを連続でヒットすると続いてスピンマスターさくらのパスを受けたストリームラインとまが左ウイングからミッドレンジを一閃、17-19と2点差に迫ると残り1分、ゴール下の混戦から奪ったボールをPlayStationしんが抜群のスピードで瞬く間にフロントコートに運ぶと左サイドを疾走してきたピンクパンサーじゅえりにバウンドパスを送りレイアップをクリエイト、19-19と両者譲らず同点でハーフタイムを迎える。

“試合が動く”と言われる第3Q、春季大会準優勝のALBAROSAが遂にその牙を剥いて攻勢を仕掛けてくる!

レスリングやボクシング、あるいは柔道… 体重別にクラスが分けられるスポーツとは異なりバスケットボールは如何なる体格差があろうとも同じコートで試合が行われる…

ここまで善戦を続けていたとはいえ、繰り返される身体接触から削られていく体力、悲鳴を上げる筋肉…10分のハーフタイムでは到底回復出来ない疲労を突いてALBAROSAがロングレンジ、そして続け様にパワープレーでペイントゾーンを攻め立て連続得点、タイムトンネルを引き離しも掛かるもタイムトンネルもすぐさまピンクパンサーじゅえりとストリームラインとまの息の合ったコンビプレーに続いてチーム事情からインサイドでのプレーが続くセクシーキャットウーマンのんがポストアップのポジションから右サイドからカットしてきたストリームラインとまに絶妙のタイミングでバウンドパスを送りレイアップをクリエイト、先行するALBAROSAへの追撃を開始、すると残り5分、この試合好調のストリームラインとまがトップオブザキーのポジションから“ミッドレンジを警戒するディフェンダーが左足を出した瞬間に右サイドにドライブを仕掛けてボールをゴールに捻じ込み25-28と3点差に迫るもすかさずALBAROSAもパワープレーとロングレンジで追いすがるタイムトンネルを引き離していく…

25-33と8点のビハインドを追うタイムトンネルは残り2分、サファイヤ英子がストリームラインとまのミッドレンジに続いて右サイドからカットしてきたPlayStationしんのドライブにパスを送り得点を演出、29-33と4点差に詰め寄るとALBAROSAもすぐさまゴール下とミッドレンジで応戦、“入れたら入れ返す、やられたらやり返す”両者一歩も譲らない鬩ぎあいが続いていく…

しかし残り1分、タイムトンネルはトルネードゆっこがミッドレンジに続いてディフェンスを?い潜り難しい態勢からドライブを捻じ込み連続得点、タイムトンネルが33-37とALBAROSAに4点差に詰め寄り試合は勝負を決する最終Qを迎える…

第4Q、タイムトンネルはストリームラインとまがフェイクモーションでディフェンダーをかわして右ベースライン沿いからミッドレンジを射抜いて35-37と2点差に詰め寄るものの −前半とは明らかに集中力が違う、勝負を決めにきている− ALBAROSAはインサイドを執拗に突いて連続得点、さらにはミドルジャンパーも火を吹きタイムトンネルを突き放しに掛かるも残り5分、PlayStationしんが正確なロングフィードを送りピンクパンサーじゅえりのレイアップをアシスト、37-43と6点差に詰め寄ると残り4分30秒、“ここまで執拗なマークに苦しめられていたスピンマスターさくらが左ウイング後方からロングレンジを一閃、40-43と3点差に詰め寄るとALBAROSAもすかさずゴール下を捻じ込み40-45と2ポゼッション差に突き放し正に一進一退の攻防が続く中、試合はクラッチタイムに突入していく…

5点を追うタイムトンネルは残り2分20秒、トルネードゆっこからセンターラインやや手前でパスを受けたコニーあやがドリブルで駆け上がると彼女がこれまで幾多のビッグショットを決めてきたトップオブザキーやや右よりのポジション、通称“コニーゾーン”からロングレンジを射抜いて43-45と2点差に詰め寄るとALBAROSAはたまらずタイムアウトを要求、“何度も引き離されても執拗に食らいついてくるタイムトンネルの粘りに場内は騒然とした空気に包まれていく…

しかしこれが“勝者のメンタリティーなのか”ALBAROSAは慌てる事なく“既に5回のチームファールを犯しているタイムトンネルに続け様にパワープレーを仕掛けてボーナススローを獲得、確実にボーナススローを決めて50-43とリードを拡げ”勝負は決した…“かと思われたがタイムトンネルはストリームラインとまがミッドレンジを、そしてスピンマスターさくらがロングレンジを射抜いて最後まで諦める事なくALBAROSAを捉えようとするが惜しくもここでタイムアップ、48-53と5点差で敗戦、惜しくも決勝進出はならなったものの参戦初年度ながら3位と結果を残して秋季大会を終えた。

Epilogue

しかし、一介のビデオコーディネーターからヘッドコーチにまで登り詰めたエリックスポールストラ率いるチームは − “誰かが倒れたら他の選手がステップアップする“ ”試合に出る、出ないに係わらずチームの為に全力を尽くす“ ”如何なる不利な状況を置かれようとも最後まで決して諦めない“−

それは彼らが長年に渡って築き上げてきた“チームのアイデンティティ“ いつしか人はそれを”heat culture”と呼ぶようになった…

迎えた第1戦、”heat culture”を体現するかのように5人のドラフト外選手がチームを牽引、42歳、NBA最古参のウドニスハスレムがベンチからゲキを飛ばし、レギュラーシーズンではスランプに陥っていたダンカンロビンソンが持ち前の長距離砲に加えて意表を突くカッティングプレーでチームに勢いを齎し、スターターに昇格したケイレブマーティンがキレのある動きから次々にショットを決めれば、かつてセルティックスに解雇された経験を持つマックスストルースは“彼らの判断が誤りだった”事を知らしめるように気持ちの籠ったロングレンジをヒット、そしてゲイブビンセントはセルティックスのエース、ジェイソンテイタムをステップバックでかわし勝利を決めるミッドレンジを決めてみせた…

第1戦で勝利したマイアミヒートは最終的に4勝3敗でボストンセルティックスを撃破しNBAファイナルに進出を果たすも残念ながらデンバーナゲッツに敗北、栄冠を勝ち取る事は出来なかったが“如何なる不利な状況でも決して諦める事なく、そして格上の対戦相手であろうとも決して怯む事なく戦かった彼等の戦いぶりは多くの人々の記憶に残る事だろう…



ALBAROSAの波状攻撃を身体を張った懸命なチームディフェンスで防ぐタイムトンネル。

ALBAROSAに幾度度となく突き放されても決して諦める事なく喰らいつく粘りを見せたタイムトンネル。参戦初年度ながら秋季大会を3位に食い込む健闘を見せた。

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