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2010.11.23 大会2日目
 
一回戦 セガ対ブッダ  57−56
21日のオールディーズ戦に惜敗したとは言え9月のワンデ―トーナメントから好調を維持しているセガはこの日も試合開始からスパーク!厳しいディフェンスからボールを奪取、これをSH笠原がファーストショットでスリーを沈めるとインサイドではマイティマウス愛宕が力強いステップからのブルドーザードライブでブッダの守備網を早くも破壊、バランスの取れたオフェンスを展開して早くも大きなリードを奪い試合の主導権を握る事に成功する。これに対して開幕戦に惨敗、巻き返しを計りたいブッダだったがこの日もTOを連発してなかなかリズムを掴めず21日のキングサンズとの開幕戦同様、第1Q終了時点で6-21と早くも15点の大量リードを付けられしまう・・・

しかし第2Qに入るとセガは「第1Qで15点差じゃ・・・もう勝負はついただろう・・・」(某セガベテラン選手談)二桁の大量リードを奪った気の緩みからかミスを連発、なかなか得点を挙げる事が出来ないでいると「このままじゃ終われません。絶対に”結果”を出しますよ!」と試合前に熱く語っていたバター梅津がリバウンドに奮闘、連続で得点に結びつけるとこれを皮切りにブッダが息を吹き返し反撃開始、ターザン押切、ピエロ西村のスリー、江花のミドルジャンパーなどで一時4点差まで詰め寄る事に成功、「一気に逆転か」と思われたが「思わぬブッダの逆襲に尻に火が付いた」セガも慌てて応戦、セクシーキャットウーマンのんがミドルジャンパーを沈めさらには終了間際にプリンス釣崎がコーナーからのスリーを決めて再び引き離し33-24とセガ9点リードでハーフタイムを迎える。

後半に入ると「いいか、お前ら目を覚ませ!後半の出だしで一気に片を付けるぞ!いいな!ああ!」とDGに檄を飛ばされたセガが再びスパーク!SH笠原のストリートムーブからのドライブイン、エースSS石川の連続ミドルでリードを拡げると最終QにはDG浅井、プリンス釣崎が続け様にスリーを決めて再び15点差に・・・ユースセンターでこの試合を観戦している誰もが「もう時間もないし・・・

この試合はセガの勝ちだな・・・」と思っていたがブッダのメンバーは誰一人として試合を諦めていなかった・・・残り5分を切ってからこの日好調のピエロ西村のスリー合図に総攻撃を開始、ターザン押切、デール江花がアウトサイドから続けさまにミドルを沈めるとこれに呼応するかのようにインサイドではスッダ杉岡、バター梅津がリバウンドに奮闘、これを得点に繋げて見る見るその差を縮めていき残り1分を切ってターザン押切、ピエロ西村が連続スティールから得点に繋げると遂にその差は3点差に・・・

「ひょっとすると・・・」「まさか・・・」残り時間20秒を切って場内が騒然とする中、ブッダの信じられないような猛攻と気迫に押され「我を失った」セガがここで痛恨のTOを犯しブッダにボールが渡る!誰もが「アウトサイドからのスリーポインショット、あるいはインサイドでカウントアンド1ショット・・・

とにかく同点に持ち込む為の3点を取るオフェンスを選択するのでは・・・」と思われたのだが得点差を勘違いしたのかこの局面でボールを託されたピエロ西村は右コーナーからのミドルショットを選択、シュートは見事にネットを揺らしたがここでタイムアップ、最後はブッダの不可解なオフェンスで命拾いしたセガが57−56と1点差でブッダに辛勝、大会1勝目を挙げた。ブッダは最後のオフェンスが悔やまれるものの残り5分を切ってから信じられない粘りを披露、敗れたとは言え気持ちの入った素晴らしいパフォーマンスを示した。次戦からの巻き返しに期待したい。

 
二回戦 オールディーズ対ネオクラゲ  48−49
オールディーズはMP遠藤、ベイビーガソル三寺が、ネオクラゲは大会一日目に続いて「オーバー40歳ながらリーグトップクラスのリバウンド力を持つ」センター陣のBM武藤、ペイパーバッグ小森、アロンゾ河原の3人が揃って欠場と両チーム共にベストな布陣が組めない中で始まった試合はそのことを忘れさせてくれるような双方持てる力を出し切った素晴らしい試合となった。

オールディーズは開始早々、スワン佐々木のスリー、ピースメーカー石渡のリバウンドショットでリードを奪うもののネオクラゲはDICE−Kの連続得点、ヤオチンのミラクルショットですぐさま応戦、一進一退の攻防が続いていくが残り1分を切ったところで今大会「キレにキレまくっている」絶好調のバイロン鈴木が蒲南茶荘クールショットを連続で沈め11−9とオールディーズが2点リードで第1Qを終える。

第2Qに入ると両チームともに「主力メンバーを欠き思うようなオフェンスが展開出来ない」為になかなかシュートが決まらず得点が伸び悩みロースコアの展開が続く中、ネオクラゲは若手がチームを牽引、ゆうま、BS三野宮が”足”を生かした速攻で遂に逆転、17−16とわずか1点のリードで前半を終える。

後半に入ると試合の様相は一変、バイロン鈴木がクールスリーを連続で叩き込んだと思えばネオクラゲも負けじとBS三野宮が得意のドライブ、ミドルジャンパーで応戦、エンジン全開の両軍エースの激しい点の取り合いで始まった第3Q、残り5分を切ったところでネオクラゲが「永遠の伏兵」カルロ小杉の正面からのラッキーバンクスリーから試合の流れを掴むとBS三野宮がスティールからの速攻、さらにはベテランSE光嶋が右コーナーからミドルジャンパーを沈めて二桁までリードを拡げるもオールディーズは終了間際にまたしもバイロン鈴木がクールスリーをヒット!「さすが若様!」「凄すぎる!」「またかよ」「はあぁ・・・」高い確率でシュートを次々に射抜いていくクールな男の熱いプレーに場内からは歓声とため息が入りじまって聞こえてくる・・・

ネオクラゲが7点リードで始まった最終Q、オールディーズはピースメーカー石渡の技ありレイアップ、バイロン鈴木のクールショットで3点差まで詰め寄るもののネオクラゲはBS三野宮のミドルジャンパーでお返し、するとここで「前半からスリーを外しまくっていた」AKが「喰らえ!」と叫びながら魂のスリーをぶち込み場内はこの日一番の大歓声が上がる!千両役者の一発で「これで決まりだな」「オールディーズがネオクラゲに負けると・・・ウチには・・・フフフ 」と早くもリーグ戦の星勘定する輩も出てきたが連覇を成し遂げた「王者」のハートはこの程度では打ちのめされたりはしない・・・

タイムアップの笛が鳴らされるまで全力で戦うのがチーム結成以来長い時間を掛けて築きあげてきたオールディーズのプレースタイル、そしてプライドなのだ・・・タイムアウトを取って気合を入れ直したオールディーズがこの試合「どんな厳しいディフェンスを受けながらも、あるいは体勢が崩れながらでもシュートを決めてしてしまう」正に”ZONE”に入った「アンストッパブル」状態のバイロン鈴木の蒲南茶荘クールショット2連発を合図に反撃開始、「体力の無さから試合終盤もたつく傾向がある」ネオクラゲを攻め立て一気に得点差を縮め残り30秒、この試合ここまでいいところのなかったキケロ武田が値千金の一反木綿ショットを決めて遂に42−40と土壇場で逆転に成功!オールディーズがこのまま逃げ切ると思われたがネオクラゲはエースBS三野宮が軽やかなステップワークでオールディーズのディフェンス網をすり抜けドライブインを決めて42−42の同点でタイムアップ!

両者共に一歩も引かない激闘は遂にオ―バータイムになだれ込んでいく・・・延長戦に入ると両チーム共に疲労からかなかなかシュートが決まらない膠着状態が続いていたが残り一分を切ってネオクラゲは40歳半ばを過ぎたベテラン二人が死力を振り絞り奮闘、AKが通称「AKスポット」と呼ばれている左45度からスリー、そして右からはSE光嶋がミドルをヒット!土壇場でリーグを代表するレジェンドプレーヤーが輝きを放ち「遂に勝負はついた・・・」と思われたのだがまだまだ勝負の行方はわからない・・・

残り30秒、オールディーズはバイロン鈴木がこの日5本目となるクールスリーを沈めて2点差に詰め寄ると勝負を焦ったネオクラゲがここで痛恨のターンオーバー、これをスワン佐々木が伝家の宝刀、スワンスリーをぶち込み遂に残り10秒を切ってオールディーズが48−47と逆転に成功する!しかしここでもまだドラマは終わらない・・・かつてオールディーズに所属し苦楽を共にしたスワン佐々木の盟友、BS三野宮が気持ちの入ったドライブを敢行、「土壇場で見事なスリーを決めて・・数秒前まではこの試合のヒーローになると思われていた」スワン佐々木が痛恨のファールを犯しフリースローを与えてしまう・・・

静寂に包まれたコートの中、勝敗を決めるべくたった一人で孤独な舞台に立ったBS三野宮はいつもと同じようにフリースローレーン左端から見事に2本沈めてまたも逆転、ネオクラゲが49−48と土俵際でオールディーズをうっちゃり大会2勝目を挙げた。しかし両軍選手共に全力を振り絞った満足感からか「お疲れ。いい試合だったな・・・有難う」「全部出し切りました・・・負けたけど全然悔しくないですよ。よかった」「何か清々しいなあ こんな感じ久しぶりだよ・・・」と勝者と敗者がお互いに敬意を示し健闘を称えあうを最高のエンディングで1時間20分に及んだ筋書きの無いドラマはようやく幕を閉じた。

 
三回戦 36ERS対キングサンズ  48−70
「戦力、仕上がり具合、そして開幕戦での圧倒的強さ・・・キングサンズの優位は動かない」と思われていた第3試合は予想だにしない展開を見せる。キングサンズはスマートボーイ宮下の速攻で先制点を挙げるも新生36ERSは今大会初登場のジェロニモ松尾が早くも爆発、3連続スリーを射抜きすぐさま逆転、試合を優位に進めていく・・・

いきなりの先制パンチを喰らったキングサンズもゴルゴ藤木を中心にすぐさま反撃に転じるが「チームとしてオフェンスをクリエイトするのではなく個々が単独攻撃に終始してオフェンスが停滞してしまう」時折顔を出すこのチームの悪い癖が出てしまい逆に「思い切りにいい」シュートを放ってくるベイビーフェイス柴田、DH蟹江にロングレンジショットを決められ14−21と5本のスリーポイントをこのQに集中させた36ERSに7点のリードを奪われて第1Qを終える。

しかし第2Qに入るとF山本のスリーを合図にようやく目が覚めたのかキングサンズも本来の調子を取り戻す。「36ERSに思いもしないリードを奪われチーム本来の持つパッシングゲームのスタイルを忘れてしまった悪い流れを断ち切るべく」このQからコートに入ったピンクアイバーソンが絶妙なパスワークと的確な状況判断でオフェンスのリズムを作りだすとインサイドではハイタワー西野のポストプレー、アウトサイドからはF山本のロングレンジショット、そしてスコアリングマシン、ゴルゴ藤木が得意のミドルとバラエティに富んだ攻撃を演出、さらには自らもミドルジャンパーを沈め36ERSペースで進んでいた試合の流れを一気に引き戻す事に成功、32−29と逆転してハーフタイムを迎える。

後半に入ると前半猛威を奮った36ERSのロングレンジシュータートリオに対してキングサンズのディフェンンスが機能し始めアウトサイドからの攻撃が沈黙、前半とうって変わり思うように得点を挙げる事が出来なくなっていく・・・逆に「ケンジ返せ! ケンジ!パス!」とチームのキャプテンであるF山本の指示をも無視、やや強引とも言えるオフェンスで得点を量産していく「天性のスコアラー」ゴルゴ藤木が大爆発!今大会「リーグNO,1」とも言える決定力を発揮してミドルジャンパー、そしてステップインからのショットを次々と決めてキングサンズがリードを拡げて遂にその差は二桁に・・・

しかし36ERSも決して勝負を諦めない。ミラバケッソ千葉のミドルジャンパー、ジェロニモ松尾のドライブ、そしてベテラン、モルフォ佐々木のジャンパーなどで追撃を開始、さらに第4Qに入るとDH蟹江のドライブ、ザ、グラジエーター川内のゴール下などで詰め寄り再び一桁差まで詰め寄るもキングサンズはハイタワー西野のリバウンドショット、ダイナマイトキッドの己の体格を活かした”せんとくんスピンターンショット”で再び引き離し最後は3ポイントコンテストのチャンピオン、ミントキャンディーが「たった30秒の間に2本のスリーを叩き込む離れ業」を披露して勝負あり、地力に勝るキングサンズが36ERSを70-48で下して開幕2連勝を飾った。敗れたとはいえ36ERSは試合を重ねる事に実力を向上させており、特に高い確率を誇るロングレンジからのアウトサイドシュートにはこれから対戦するチームはかなりの警戒が必要になってくるだろう。

 
四回戦 ブッダ対オールディーズ  52−61
試合は序盤、ジョーカー山下のミドルジャンパー、ベイビーガソル三寺のミドル3連発などでオールディーズが快調な滑り出しを見せるもブッダもターザン押切のジャングルレイアップ、バラクーダ月村のリバウンドショット、デール江花のスリーなどで応戦、お互いに譲らず互角の争いを見せるも残り1分で好調バイロン鈴木がクールショットを連続で決めて突き放し第1Qはオールディーズが19−11と8点のリードを奪い終了する。第2Qに入ると「みんなベイビー、鈴木君、そして遠藤さんのBIG3・・・

今大会アウトサイドからビシビシシュートを決めている野崎さんや違う意味で目立っている鹿野さんばかり注目が集まっているがこの俺を忘れてるんじゃないですかね・・・」とばかりにスワン佐々木が大爆発、インサイドでややチャージング気味の猛牛スピンからのゴール下、アウトサイドからはスワンスリーを立て続けに決めて一気にブッダを突き放し36−23と二桁のリードを奪う事に成功しハーフタイムを迎える。後半に入り何とか反撃の糸口を探りたいブッダは「前半は気合が空回りしてしまって・・・

でも1本決めたら落ち着きました」と話すバター梅津がオールディーズが誇るベイビーガソル三寺、スワン佐々木のインサイドプレーヤーに対して一歩も引くことなくリバウンドで真っ向勝負、連続得点を挙げてブッダにリズムをもたらせると今大会好調のピエロ西村がミドルジャンパー、そしてスリーを立て続けに決めて少しづつではあるが着実にその差を縮めていく・・・

第4Qに入ってもブッダの勢いは止まらない。珍しくバタバタとTOを繰り返しなかなか「自分達のリズム」と取り戻す事が出来ない」でいるオールディーズに対してバター梅津のフリースローレーン付近からのお得意のミドルショット、イッコー槍田とターザン押切のロングレンジショットが決まりその差はあっという間に一桁に・・・

「もしかして・・・」「さすがに無いだろう・・・」「でもひょっとするとひょっとするかも・・・」と「逆転を思わせる」ブッダの粘り強い戦いぶりに場内がざわついてきた残り3分、ようやく集中力を取り戻し目を覚ましたオールディーズがベイビーガソル三寺、スワン佐々木の連続長距離砲とインサイドでのパワープレーで得たフリースローを確実に沈めて勝負あり、61−52と終盤もたついたもののオールディーズが粘るブッダを振り切り大会2勝目を挙げた。

対するブッダは最後まで諦めない姿勢で強豪オールディーズに対して善戦を見せたもののこれで開幕3連敗、しかしながらチーム状態は試合を重ねるごとに確実に上向いてきているので最終日に組まれているネオクラゲ戦、そして36ERS戦での巻き返しに期待したい。

 
五回戦 セガ対36ERS  51−50
セガは試合開始からマイティマウス愛宕を起点としたオフェンスが機能、インサイドでディフェンダーを収縮させたところで外角からSH笠原がオープンショットを沈め、こぼれ球はどこからともなくゴール下に顔を出すチームのスィーパー、ツーフェイス前田がしっかりリバウンドに絡みセカンドチャンスをモノにして得点、さらには自称”最高の仕上がり具合”のプリンス釣崎がその言葉通りスティールから2本の速攻を決めて序盤から好調に得点を重ねていく・・・

対する36ERSも今大会オールラウンドな活躍を見せているジェロニモ松尾のミドル、ミラバケッソ千葉のリバウンドショット、DH蟹江の長距離砲で応戦、その差はを挽回するものの第1Qはセガ14−9と5点のリードで終了する。第2Qに入ってもプリンス釣崎のスリー、DG浅井のメキシカンパンチショット、マイティマウス愛宕のブルドーザーステップからのショットが次々と決まりセガペースで試合は進み早くもそのリードは二桁に・・・

しかし残り3分を切ってようやく36ERSも細みの身体ながらリバウンドに奮闘するミラバケッソ千葉の渾身のプレーからチャンスを掴みこれを好調なロングレンジシューターの二人、DH蟹江、ベイビーフェイス柴田が連続スリーを沈め追撃、セガに一時13点まで付けられたリードを20−25と再び5点差まで戻し前半を終える。

後半に入ると36ERSが「明らかに動きが緩慢になり疲れの見え始めたセガ」に対して攻勢に転じインサイドではミラバケッソ千葉、ザ、グラジエーター川内が粘り強くボールに絡み得点を重ね、アウトサイドからはDH蟹江が3本のスリーを叩き込み見る見るその差を縮めていく・・・

対するセガも今大会いいところでシュート決めているセクシーキャットウーマンのんのミドル、マイティマウスのAND1プレーで対抗するも残り1分を切ってジェロニモ松尾のカットイン、ザ、グラジエーター川内にオフェンスリバウンドからの得点で遂に36ERSがセガを捉え41−40と逆転に成功、1点リードで勝負の最終Qを迎える。「お前ら わかってんだろうなあ また負けたいのか!

ああ ここで頑張らないでどうすんだ!またスリーメンやりてえのか ああ!」とDGの熱い檄が飛ぶもののそのあまりの迫力に萎縮してしまったのか、セガは返ってTO連発で得点を挙げる事が出来ない・・・がしかし36ERSも焦りや競った試合での経験不足からこちらもミスが続出しお付き合い、得点を重ねる事が出来ず試合はお互いゴールが入らない重苦しい膠着状態に入っていってしまう・・・

この膠着状態から先に抜け出したのはやはりDリーグ最多4度の優勝経験を誇るセガだった・・・ジェロニモ松尾、モルフォ佐々木のミドルなどで最後の最後まで粘る36ERSの追撃をマイティマウス愛宕のレイアップ、エースSS石川のフロータ―ショットで応戦、最後は「美味しいところは持っていく男」プリンス釣崎のスリーで突き放し51−50と1点差で逃げ切り大会2勝目(1敗)を挙げて何とか優勝戦線に踏みとどまった。

36ERSはせっかく粘り強いプレーで第3Qの終盤でセガを逆転、リードを奪い試合の流れを掴んでいたはずだったのだが最終Q序盤で自らのミスでリズムを失い得点が止まってしまったのが敗因、「マイティマウスは前半飛ばし過ぎて大分疲れてきているからあそこではインサイドで勝負、悪くてもファールを貰いフリースローに繋げていけば36ERSに十分勝機はあったのだが・・・」(某チームベテランプレーヤー談)の話しではないが惜しい試合を落とした。しかしながらこの経験を糧に「終盤での試合運び」さえしっかりコントロール出来るようになれば自ずと勝星は増加していくことだろう。

 
六回戦 キングサンズ対ネオクラゲ  75−35
ー優勝する為にはどちらも負けられないー毎回ぎりぎりの接戦を演じ意地とプライドがぶつかり合うキングサンズ対ネオクラゲのライバル同士の戦いは予想だにしないフィナーレとなった・・・序盤両者意識しすぎてかなかなかシュートが決まらない状態が続いていたが今大会「まさにゴールハンター・・・スナイパーぶりを見せつけて」得点ランクトップにたっているゴルゴ藤木がミドルショットを成功させるとこれを合図にキングサンズオフェンスが爆発、スマートボーイ宮下、ノブナガの速攻、インサイドではハイタワー西野がペイントゾーンを制圧、多くの欠場者、故障者を抱えベストメンバーが組めないネオクラゲディフェンスを容赦なく攻め立て序盤から試合の主導権を握る。

対するネオクラゲもゆうまとカルロ小杉のコンビプレー、ヤオチンのスピンショット、AKのスリーなどで反撃するもののなかなかキングサンズを捉える事が出来ず第1Qは14-7とキングサンズが7点のリードで終える。アロンゾ河原、BM武藤、そしてペーパーバッグ小森・・・「チームの生命線の一つ」であるリバウンドの強い3人のセンタープレーヤーを欠き「このままではベストメンバーが揃いサイズでも不利なキングサンズには勝てない・・・一か八かマンツーマンでボールを奪い速攻や早い攻めからのオープンショットで勝負だ」とAKが指示、しかしこれが火に油を注ぐ形になってしまう・・・

2年前、意表を突いたマンツーマンディフェンスが機能、キングサンズ戦で勝利を奪った試合と同じように当初はスティールからボールを奪いBS三野宮が、ゆうまが速攻に繋げマンツーマンディフェンスは成功したかに見えたのだがそれは一瞬の甘い幻想にでしかすぎなかった・・・時間の経過と共にゴルゴ藤木、ハイタワー西野・・・

F山本のパスから次々と仕掛ける「高さのミスマッチ」を突いてくるキングサンズのワンオンワンに対応しきれず次々と得点を許しハーフタイムで早くも20−36と大きくリードを奪われてしまう・・・

後半に入ると何とか意地を見せたいネオクラゲはBS三野宮のドライブ、SE光嶋のミドル、ヤオチンのミラクルムーブショットなどで反撃するも全くリバウンドが取れず75−35と40点差と過去最大の得点差でキングサンズに完敗を喫し優勝戦線から一歩後退、対するキングサンズは磐石な強さを見せ付けて開幕3連勝、リーグ戦単独首位に躍り出た。

「2回、3回 ・・・マンツーマンにディフェンスを切り替えた直後、スティール、そしてTOの誘発に成功、得点に繋げられたのだが・・・「早めに戻すべきだったのでは?」と言う指摘もあるがあのままゾーンディフェンスのままならばここまで得点差が開く事はなかっただろうが高さで不利なウチはやはり負けていただろう・・・

「最終的に勝ち星が並んだ場合、得失点差で優勝チームを決める事になる」リーグ戦と言う事を考えればそのほうが(ゾーンディフェンス)「正しい状況判断」だったのかもしれないが「マンツーマンでチャレンジする事を選択した」判断については全く後悔はしていないし今日戦ったネオクラゲメンバーにはこの試合の屈辱を忘れないでほしい」とAK。

ー屈辱の種子はやがて大きな花を咲かせるー先日行われたリーガエスパニョーラの伝統の一戦”エル クラシコ”においてFCバルセロナが5−0でレアルマドリーを粉砕した衝撃的な試合は我々の記憶に新しいがその歴史を紐解けば3年前レアルの本拠地、サンチャゴベルナベウにおいて逆にレアルに4−1とバルサは完膚なきまでに叩きのめされている・・・

しかしその屈辱を大きな力に変換した「スペクタクルなサッカーで世界中のファンを魅了し続けるブルーと臙脂(えんじ)色のユニホームを纏ったこのビッグクラブはその後3年間に渡り「マドリードの白い巨人」とのエルクラシコに5連勝を飾っている・・・

ーそしてDリーグにおいてもーかつてオールディーズに「23−53・・・リーグ最低得点記録更新に抑えられた屈辱的な敗戦」を喫したキングサンズがその「屈辱」を糧に練習を重ねその後のワンデートーナメント優勝、そして今大会の圧倒的強さに繋げている事を考えれば近い将来ネオクラゲがキングサンズに雪辱を果たす日が訪れても何の不思議はないだろう。

 



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