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大会展望
順当に行けばここ2年間激しい覇権争いを続け王座を分け合っているキングサンズ、そしてオールディーズの2強を軸に優勝争いが繰広げられる事が予想されるが9月に開催された「Dleague One Day Tournament 2010」の「消化試合の感が否めなかった順位決定戦を除けば、最後の瞬間まで勝負の行方がわからなかったキングサンズ対オールディーズの決勝を始めほとんどの試合で僅差での争いとなった」戦いぶりを考えると春季大会での最下位から3位に躍進を遂げたセガ、ネオクラゲをあと一歩のところまで追い込み「ベテランと若手の融合」が正しい方向に進んでいる事を証明して見せた36ERS、新興チーム「アリス」の活動を通じてチーム力を確実に向上させ、さらには「数名の新戦力」を加えて戦力に厚みを増したブッダにも十分優勝を狙えるチャンスはあるだろう。
またワンデー大会では「灼熱の暑さとメンバー不足」から全くいいところなく4位に沈んだネオクラゲも秋の深まりとともに夏の傷跡を癒し着実に「優勝争いに加われる」チーム体制を整えてくると思われ対戦チームは決して「老犬軍団」を侮る訳にはいかないだろう。Dリーグの歴史を紐解いてみれば「如何なる強さを誇った王者」であろうとリーグに所属するチーム、そしてプレーヤー達はわずか1年の間にアジャストしてしまう事が証明されている・・・
若さとスピードで初代王座に就いたセガも、ネオクラゲの高さとディフェンスも、キングサンズの総合力を持ってしても王座には2回の大会、約1年の期間しかその座に付く事が許されず、その圧倒的な強さから「しばらくは続くだろう・・・」と目されていた「絶対王者」オールディーズでさえもワンデートーナメントではキングサンズの「チームワークと粘り強さ」の前に屈しリーグ史上初の3連続大会優勝の偉業を達成する事は出来なかったのだ・・・
今大会の優勝争いも大会最終日の最終試合までもつれる事になると思われるがリーグ戦に大きなヤマが訪れるのは大会2日目の勤労感謝の日、ブッダ、そしてネオクラゲが優勝候補の2チームに対してUPSET(番狂わせ)を起こせば大会は一気に波乱含みの展開となっていくだろう・・・果たして「Labor Thanksgiving Dayの奇跡」は起きるのだろうか・・・今大会も激しい優勝争いが繰広げられる事になるだろう。
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