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2012.11.17 大会3日目
 
第一試合 ブッダ対ネオクラゲ
共にここまで3連敗同士の対戦となった今日の第1試合はネオクラゲがこれまでの憂さを晴らすかのように序盤から若手が躍動、BS三野宮がオフェンスの核となりキレのある身のこなしからディフェンスを引きつけてからDICE-K、そしてゆうまにアシストパスを供給、さらには自らも得意のドライブでゴールネットを揺らし幸先のいいスタートを切るも「ベストメンバーを組めないどころか深刻な人数不足、主力メンバーの相次ぐ怪我・・・」幾重にも重なった不運に見舞われながらも下を向くことなく試合に挑み続けるブッダもバターシャーク梅津に続いて今大会大活躍のファンタステック真樹の連続ジャンパー、さらにはイッコ―鎗田のフィンガーロールも決まり7−8と1点差まで追送、両者互角の様相で試合は進んでいく・・・

4分過ぎ、ここでネオクラゲはゆうまを残してAK、SE光嶋、シャワーフリーク武藤、そして今大会初登場のペーパーバック小森のベテランメンバーを投入、すると「若手とは全く異なるゆったりとしたリズムながら40歳をとうに超えたレジェンド達が息の合ったプレーを披露、シャワーフリーク武藤、そしてペーパーバック小森がインサイドのパワープレーで得点を重ねるとアウトサイドからSE光嶋のパスを受けたAKがレフトウィングスポットからロングレンジを叩き込み一気に引き離すとさらにはベテランらしからぬ速攻も披露、合わせのプレーでシャワーフリーク武藤とペーパーバック小森が続け様に綺麗にレイアップを沈めて22−9と早くもブッダに13点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入ってもネオクラゲの勢いは衰えることを知らない。ここまで3戦、「チームの将来を見据えて」若手メンバーのプレータイムを増加させる一方、長きに渡りチームを支えてきたベテランメンバー達は”羽ばたこうとしている雛鳥達を遠くから優しく見守る親鳥のようにベンチから戦況を見つめていたが今日のネオクラゲは昨春優勝した時の若手とベテランが融合するプレイスタイルに回帰、BS三野宮は持ち味でであるスピードを生かしドライブからインサイドに合わせて飛び込んでくるDICE-K、シャワーフリーク武藤、ペーパーバック小森に絶妙なタイミングでパスを送り、アウトサイドからは「ポイントガード修行中」のゆうまからのパスをSE光嶋がミドルジャンパーを、そしてAKがロングレンジを射抜いてさらにその差を拡げていく・・・対するブッダはネオクラゲに制空権を支配されリバウンドが取れない為に思うようなオフェンスを仕掛ける事が出来ず時折放つショットも正確性を欠いてなかなか追いつくことが出来ないでいたがアグレシップなプレーでチームのオフェンスを牽引するファンタステック真樹が連続ミドルで反撃を開始するとこれに呼応するかのようにバター梅津がドライブを捻じ込み試合の流れを掴みかけたがここでタイムアップ、ネオクラゲは40−17とさらにリードを拡げて前半を終える。

後半に入るとネオクラゲは記憶に新しい”後半だけで18点差をひっくり返されたワンデートーナメント2012のファイブファールズ戦”を思い出させる「大量リードを奪うと集中力を欠き自ら試合のリズムを手放す」悪い癖が顔を覗かせ雑なプレー、ターンオーバーの連続でかろうじてDICE-K、シャワーフリーク武藤のゴール下でのリバウンドショットで得点を挙げるに留まり逆に前半からの好調を維持、迷うことなく己を信じシュートを放つファンタスティック真樹のミドルジャンパーやバラクーダ月村のシングルアクションショット、さらにはイッコー鎗田のドライブインでブッダが少しづつではあるがネオクラゲとの距離を確実に縮めていく・・・

49−29とネオクラゲが20点のリードで始まった最終Qは両者ノーガードの打ち合いの様相、ブッダがナターシャゆうこのミドルジャンパーを皮切りにバラクーダ月村のリバウンドショットやバターシャーク梅津がハイポスト付近からのミドルジャンパーをヒット!さらにはファンタステック真樹が連続でロングレンジを捻じ込みネオクラゲとの差を縮めていくがインターバルで「緩んだ箍を締め直した」ネオクラゲも負けじとスパーク! DICE-K、BS三野宮の連続得点で再び試合の流れを引き寄せるとここからペーパーバック小森のパワードライブとDICE-Kのゴール下で再びブッダを突き放すと最後はピンクパンサーじゅえりが鮮やかなミドルジャンパーを連続で射抜いて勝負あり、ネオクラゲが69−48とブッダに快勝、大会初勝利を挙げた。 メンバー不足の中健闘を見せたブッダだがこれで4連敗、最終戦のキングサンズ戦での奮起に期待したい。

 
第二試合 オールディーズ対セガ
ちょうど1年前、オールディーズはこの川崎マリエンのコートで「ほぼ手中に収めていたはず」の優勝をキングサンズ、そしてネオクラゲにまさかの連敗を喫し取り逃した・・・「あの日の事は忘れはしません・・・このリーグに参加して4年、初めて味わった屈辱からね・・・でももう同じ過ちは犯しませんよ」と語るミスターパーフェクト遠藤の言葉の如くオールディーズは試合開始から人数不足に悩まされベストパフォーマンスを発揮出来ていないセガ「餌に飢えたライオンがガゼールの子供に無慈悲に襲い掛るが如くMP遠藤のドライブを皮切りに総攻撃を開始、ミリオンダラー浅田の連続ゴール、キャノンボールしんのスリー、さらにはさくらのドライビングレイアップも決まり早くも二桁のリードを奪うとここでセガにアクシデントが発生、チームのインサイドの要として期待されていたはずのマイティマウス愛宕が足を捻り退場を余儀なくされるとベンチ、そして会場からは「バカ!」「あぁ、これで決まりか、次の試合で何点取れば得失点で・・・」との声が聞こえてくる・・・

30−7で始まった第2Q,主力を欠きさらにはエースであるセンターを失ったチームの危機的状況を救うべくセガはここで捻挫が完治していないエクザイル江波戸、ザ、マシン中井が相次いで強行出場を直訴、さらにはセクシーキャットウーマンのん、コニーあやも身体を張ってディフェンスに奮闘、何とか試合の流れを引き寄せようとするが「絶対王者」オールディーズの勢いは止まらない。キケロ武田とBIGX西川が鮮やかなコンビプレーで連続でゴールを決めると昨年の秋季大会でシュートスランプに陥り「1年前の事は今でも時々脳裏を霞めます・・・特にキングサンズ戦では遠藤さんが僕が何度もオープンショットを外そうとも「カズ、カズ」と僕を信じてパスを回してくれたのに・・・本当にチームに迷惑を掛けてしまって・・・凄く責任を感じていました」と語るバイロン鈴木が復活、伝家の宝刀、蒲南茶荘クールショットを次々に射抜いてその差を拡げていく・・・

48−13とオールディーズが35点の差を付けて始まった第3Q,セガはチームに根付く「如何なる状況であろうとも最後まで諦めることなく全力を尽くす」セガバスケットボール魂を発揮、DG浅井の連続ミドルを皮切りにコニーあやのロングレンジ、さらにはザ、マシン中井のミドルジャンパーで追撃を開始、絶望的とも言える点差を少しづつではあるがその差を縮めていく・・・しかしオールディーズは大量リードを奪おうが攻撃の手を緩めない。小まめなメンバーチェンジで選手の集中力を切らせることなくまずはしっかりとしたディフェンスとリバウンドからチームの持ち味であるアップテンポなリズムのバスケットボールを展開、「チームの絶対的エース、MP遠藤に対しプレーヤーとして尊敬の念を抱きつつも心の中では”いつかは倒さなくてはいけないライバル”と勝手に定める」キャノンボールしんが"欠場したMP遠藤の幻影に怯え絶不調に陥りシュートを外しまくった開幕戦での不出来が嘘のように"コートを蹂躙、ベースラインからのロングレンジ、パワーを生かしたゴール下、そして的確なパスでミリオンダラー浅田、ベイビーガソル三寺のゴールを演出、チームのオフェンスをシフトアップさせてさらにリードを拡げていく・・・

68−23で始まった最終Q,防戦一方に追われ体力の消耗が激しいセガはオールディーズの厳しいディフェンスも相まってシュート確率が大幅にダウン、「入った!」と思われるシュートも誰かが悪戯でもしているようにリングを舐めて外れてしまいネットを揺らすことが出来ない・・・対するオールディーズは現況を考慮したのか少しペースダウン、巡航速度で試合を進めるも最後はスワン佐々木のミドルに続いてさくらがとどめのスリーを射抜いて勝負あり、オールディーズが92−27と手負いのセガを圧勝、無傷の4連勝として遂に前人未到の3連覇に大手を掛けた。対するセガはメンバー不足の上に開始直後のマイティマウス愛宕の負傷退場が響いてこれで1勝3敗となり第4試合で同じく1勝3敗のネオクラゲと4位の座を賭けて戦うことになった。

 
第三試合 ブッダ対キングサンズ
初日にオールディーズに惜敗するもここまで3勝1敗と今日の最終試合のファイブファールズ対オールディーズ戦の結果次第  ”ファイブファールズがオールディーズに勝利、キングサンズも含め4勝1敗で勝ち星が並んだ場合の得失点差での争いになった場合のみ”優勝の可能性が浮上するキングサンズは満身創痍とも言えるチーム状態の中、リーグ戦を棄権することなく戦ってきたブッダに対して序盤から猛攻撃を仕掛け今大会好調のRPGノブナガのオープニングスリーを皮切りにF山本にしては珍しいドライビングレイアップ、ベースラインマスターだいきのミドルジャンパーなどで早くも二桁のリードを奪うとこれに追い打ちを掛けるようにスマートボーイ宮下の「入りそうもない難しい体勢からのレイアップ」が連続で決まって早くも19−6とブッダに対して大きくリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入り何とか反撃の糸口を掴みたいブッダだが第1試合のネオクラゲ戦での疲れからか全くシュートが入らず意気消沈するチームメイトを鼓舞するバターシャーク梅津の「負けねぇぞ!」「ここからだ、ここから!」との熱い叫びが体育館に響き渡るが何事もなかったかのようにその言葉だけが経過する時間と共に虚しく通り過ぎていく・・・対するキングサンズは攻撃の手を緩めることなくブッダゴールに襲いかかる。F山本のパスワークからスマートボーイ宮下、ベースラインマスターだいき、RPGノブナガが代わる代わるレイアップで、そしてミドルシュートで得点を重ねさらにはF山本もトップオブザキーからロングレンジを叩き込みその差をさらに拡げていく・・・

しかし4分過ぎブッダも今大会バターシャーク梅津と共にオフェンスを牽引、チームの”ジャンヌダルク的存在”となったファンタステック真樹のミドルジャンパーで反撃の狼煙を挙げるとここからバターシャーク梅津が「俺も続くぜ!」とばかりに連続でドライビングレイアップを捻じ込むと再びファンタステック真樹がライトウィングスポットからスリーを叩き込み遠く離れたキングサンズの背中を追い始めていくも残り時間1分を切ってここまで目立った活躍がなかった「沈黙の雪だるま」、スノーマンてるがピンクアイバーソンのパスを受けてようやくスリーを射抜いて再び攻勢に転じると最後はゴルゴ藤樹がパワードライブで連続得点で締めて53−24と早くも29点のリードを奪い前半を終える。

後半に入ると捻挫で思うようなプレーが出来ないデール江花、そしてナターシャゆうこ、ファンタステック真樹の二人の女性プレーヤーを含めて5人のみでこの試合を戦うブッダは蓄積する疲労、消えかけていく目標、遠ざかっていくように見えるリング・・・それでもこの時間帯まで何とかチームを繋いできた集中力が絶望感からか小さく漏れ始める呻き声ととも少しづつ途切れ始めていく・・・単発にならざる得ない攻撃、制空権を握られ取る事が出来ないリバウンド、追い事が出来なくなってきたルーズボール・・・虚しく終わるオフェンスはすぐさまキングサンズの攻撃に切り替わりそれは「まるで繰り返し流されるビデオテープのように」レイアップで、ミドルジャンパーで、ゴール下で、そしてロングレンジで得点を重ね遂にその差は第3Qを終えて74−26と48点差まで拡がってしまう・・・

ー「勝負」と「友情」ーその重さの尺度は人それぞれによって感じ方や捉え方は違う・・・勝負事だから相手に手加減する必要は全く無く、得失点差での優勝の可能性がある限りベストを尽くすのは決して間違いではないだろうし非難される問題ではないのかもしれない。しかしその一方で顔見知りかつ手負いの相手に容赦なく襲いかかる事は”ローカルバスケットボールの意義”に照らし合わせた場合、それは果たして正しい行為なのか、あるいは他に選択肢はなかったのであろうか・・・試合開始直後から続くあまりにも一方的な展開に会場のあちらこちらから「ここまでやる必要はあるのか・・・」「得失点差の勝負になるかもしれないのはわかるが・・・やりすぎだろ・・・」「独自HPのツィッターのタイムライン(注1)に流れていた問われる理性、そして正義・・・ってこの事か・・・」との声が聞こえてくる何とも言えない空虚な雰囲気が漂う中始まった最終Q、キングサンズは攻撃を手を緩めずF山本のスリー、ベースラインマスターだいきのドライビングレイアップ、そしてゴルゴ藤樹のパワープレーで次から次に得点を重ねてこのQを39−15と圧倒、Dリーグ史上初となる100点ゲームとなる113−41でチームの目標通り大量の得点差を付けてブッダをクラッシュ、4勝1敗とし最終ゲームの結果次第では優勝の可能性を残して大会を終えた。ブッダは人数不足、怪我人の続出で6年前のリーグ参戦以来最も苦しい戦いを強いられたが棄権することなく戦い抜いたこの5試合でチームは如何なる勝ち星よりも多くの得難い財産と強い絆を手に入れた事だろう。

(注1)#ootadleague 1試合のみとダブルヘッダー、追う者と追われる者、聳え立つ歴史の壁、得失点差、問われる理性、そして正義、、、気まぐれな勝利の女神が最後に微笑みかけるのはオールディーズか、キングサンズか、それともファイブファールズなのか、、、

 
第四試合 セガ対ネオクラゲ
リーグ創設時から続く古豪同士のライバル対決は序盤セガがエクザイル江波戸のドライビングレイアップとコニーあやのミドルジャンパーで5−0と先行、その後も押し気味に試合を進めていくがネオクラゲも残り4分を切ったところでゆうまのドライブから反撃開始、BS三野宮のスティールからの速攻やスリーで得点を重ねるもセガもすぐさまザ、マシン中井とエクザイル江波戸の連続ミドルジャンパーで応戦、両者譲らず12−12のイーブンで第1Qを終える。

第2Qに入るとネオクラゲはマイティマウス愛宕不在で手薄なセガのインサイドを突いてDICE-K,そしてペーパーバック小森が代わる代わるアタック、21−15とセガを引き離しに掛るがこの窮地にステップアップしたのはコニーあや、第1Q、ファーストタッチでスリーを決めて「今日は何か感触がよかったので・・・でもまさかこんなに・・・自分でもビックリしました。」と試合後語ったようにここから小柄な彼女のSHOWTIMEが幕を開ける・・・

まずはライトウィング付近からはミドルジャンパーを射抜くと今度はトップオブザキーからロングレンジを、そして次は右ベースライン沿いからミドル、続いてスリーを射抜き22−23と一気に1点差まで詰め寄ることに成功すると場内からは大歓声が沸き起こる・・・しかし負ける訳にはいかないネオクラゲはこの日好調のペーパーバック小森の豪快なパワードライブをきっかけに反撃を開始、DICE-KがBS三野宮の息の合ったコンビプレーからなんなくゴール下のイージーシュートを沈めると続いて「集中力を欠き始めた」セガの不用意なパスをBS三野宮が連続でスティール、そのままレイアップでゴールにボールを運んで再びセガを突き放し35−28とネオクラゲが7点リードで前半を終える。

7点リードで迎えた第3Q,ネオクラゲはベテランSE光嶋が右ベースラインからミドルジャンパーを決めて先行、順調な滑り出しを見せるがセガも絶好調、コニーあやがエクザイル江波戸のフリースローを挟んで左ベースラインからミドルを、そして右コーナーからはスリーを叩き込みミスを連発しもたついているネオクラゲとの差を一気に縮めて36−39の3点差まで追い上げを見せると場内からは「愛宕がいないのに負けたら・・・それは・・・」「まさか・・・でもわからないぞ・・・」との声が聞こえてくる・・・しかしながら追いつめられてようやく目を覚ましたネオクラゲはしゅんのハイポスト付近からのミドルジャンパーやゆうまのナチュラルバンクショットに続いてAKがレフトウィング後方からロングレンジを叩き込み再びその差を拡げ52−43と9点のリードを保ちながらいよいよ試合は勝負の最終Qへ・・・

第4Q開始早々、この日試合を通じてマイティマウス愛宕を欠く手薄なインサイドでリバウンドとディフェンスに奮闘していたセクシーキャットウーマンのんがDICE-Kの一瞬の隙を突いてスティールに成功、これをエクザイル江波戸が捻じ込み幸先よ得点を挙げるとまさに”ZONE”に入っているコニーあやがこの日27得点目となるレイアップを沈めさらにはSH笠原のドライビングレイアップ、ツーフェイス前田のフラワーショットなどで一気にセガがスパート、ネオクラゲを57−61と4点差にまで詰め寄るものの「ここからは俺の仕事」とばかりにBS三野宮がスリー、そして止めのドライビングレイアップを捻じ込み勝負あり、ネオクラゲが最後まで粘ったセガを66−57で破り大会2勝目(3敗)を挙げ4位でフィニッシュ、対するセガはエース、マイティマウス愛宕を始めSS石川、プリンス釣崎など主力メンバーを欠きながらも最後まで見事な粘りを見せたものの1勝4敗の5位で大会を終えた。

 
第五試合 ファイブファールズ対オールディーズ
ここまで4連勝と遂にリーグ史上初となる3連覇に大手を賭けたオールディーズとここまで3勝1敗ながらわずかながら優勝の可能性を残すファーブファールズとの戦いは予想に違わぬ激戦となった。序盤両チーム共に最終戦、そして優勝が掛った試合とあって緊張からか思うようにシュートが決まらず重苦しい展開が続いていくが試合経過2分過ぎにオールディーズの大ベテラン、BIGX西川がペイントゾーンでのミドルジャンパーを綺麗に決めて先制するとこれを合図に試合が一気に動き出す。

ファイブファールズはトリックスターだいごがいつものようにアップテンポなオフェンスを演出、さらには今大会初登場のストリートボール界のスーパースター、”アナザーワールド”たくがディフェンスを引きつけてのアシスト、さらには自らミドルジャンパー、そしてロングレンジで得点を重ね試合の流れを手繰り寄せるとインサイドのハリウッド雄介、そしてダイナマイトキッドあつしもミドルジャンパーをヒットし追随、常にオールディーズに先行する形で試合を優位に進めていく・・・対するオールディーズはかつての盟友、アナザーワールドたくを意識したのか、珍しくMP遠藤の調子が上がらない。僅差の戦いが続く試合中、「この競り合いの緊張感がたまらない・・」と余裕のコメントをオフシャルに向かって話しかける割にはいつもなら入るミドルジャンパーは決まらずチームにリズムと得点を齎す正確無比なパスも精神面のブレが影響しているのかレシーバーの手に収まらずチームに息吹を与えることが出来ない・・・

しかしここでいつになくもがき苦しむ大学の先輩を救うべくステップアップしたのはミリオンダラー浅田、正確なミドルジャンパーと恵まれた体格を生かしたパワープレーで連続得点を挙げて試合の流れを手繰り寄せるとこれに呼応するかのようにベイビーガソル三寺の速攻、さらにはキャノンボールしんのパワーを生かしたAND1プレーも決まり追撃を開始、両者リードチェンジを繰り返す激しい戦いが続いていくもQ終わり間際にファイブファールズにアクデントが発生、活躍が期待されていたインサイドの要、ダイナマイトキッドあつしが捻挫で退場を余儀なくされチームの突如として暗雲が垂れ込むものの”持ち前に気持ちの入ったチームディフェンス”でオールディーズの攻撃を凌いで16−15とファイブファールズがわずか1点のリードで第1Qを終える。

第2Qに入るとセンタープレーヤーのダイナマイトキッドあつしを失い劣勢が予想されたファイブファールズだがアナザーワールドたくが開始直後からスパート!ミドルジャンパーに続いてロングレンジ、そして自ら巧みなボディバランスでオールディーズ守備網を掻い潜りドライブを捻じ込みさらには正確なパスでハリウッド雄介のゴールをアシスト、一気に25−18と突き放すとオールディーズはたまらずタイムアウトを要求、場内からは負傷者を出しながらも「絶対王者」を苦しめるファイブファールズの大健闘に大歓声が沸き起こり、そしてオフィシャルを担当するキングサンズのメンバーの顔からは優勝の可能性が浮上した嬉しさを隠し切れないのか、思わず笑みがこぼれてはじめていく・・・

しかしここで遂に眠れる巨人が目を覚ます。ここまで決まらないミドルシュート、ドライブでのまさかの外し・・・「今シーズン最低の出来」とも言えるプレーが続いていたミスターパーフェクト遠藤がゴール下のイージーシュートを決めたことで息を吹き返しスワン佐々木のスリーを挟んで速攻からミドルジャンパーを射抜いて瞬く間に25−25の同点に追いつくと右コーナーからベイビーガソル三寺が得意のロングレンジを叩き込み28−25と逆転に成功するとスワン佐々木、そしてキャノンボールしんが持ち前のパワーを生かしてインサイドを攻略、突如としてリズムを失いターンオーバーを繰り返すファイブファールズとの得点差を拡げていく・・・

第2Q後半のまさかのブレーキで27−33と逆転されて始まった第3Q、ファイブファールズはアナザーワールドたくにボールを託してオフェンスを開始するが厳しいマークに合いなかなかシュートが決まらずチームのオフェンスも「劣勢になると慎重になりすぎるあまりシュートセレクションを誤ってしまう」悪い癖が顔の覗かせ前半で見せた思い切りのいいシュートは陰を潜め、不必要なドリブルやパスが自らの持ついいリズムを消してしまい逆に「この優勝を決める大一番でのMP遠藤の不調が”逆にチームにプラスに作用、チーム全員で戦う、そして助け合う”」気持ちを目覚めさせたオールディーズはディフェンスからリズムを作りアップテンポなオフェンスを展開し速いパス回しからオープンスペースを創出、これをバイロン鈴木とスワン佐々木がアウトサイドから、そしてインサイドではミリオンダラー浅田、そしてベテランBIGX西川が確実のゴールを決めて一気にその差を拡げて56−42と14点にリードを拡げて第3Qを終える。

いよいよ勝負を決める最終Q、最後まで諦めないファイブファールズはトリックスターだいごがベースライン沿いの難しいミドルジャンパーを決めて反撃の狼煙を上げるとここからアナザーワールドたくが「その存在感からかついつい他の選手に付いているマークマンが警戒するあまりダブルチーム気味に寄り気味になる」オールディーズのディフェンスの虚を突きこの試合ダイナマイトキッドあつしが負傷退場した後、ボードマスターまっきーと共にリバウンドに奮闘、オフェンスリバウンドを取り巻くっていたブラックタイガー山川に鋭いパスを送りゴール下のシュートを演出すると続いてインサイドにドライブを仕掛けディフェンスを収縮させてからキックアウトパスを送りワイドオープンショットをクリエイト、これを見事にマイクロビーンズ遠藤がロングレンジを捻じ込み58−51と7点差まで詰寄ることに成功、再びオールディーズを射程距離を捉えてさらに追撃体勢に入るファイブファールズはアナザーワールドたく、マイクロビーンズ遠藤、そしてスーパーボールあきら・・・アウトサイドからのロングレンジシュートに逆転への望みを託すが焦る気持ちが微妙に思い描いているシュートコースを変えてしまうのか、ことごとくリムに嫌われ得点を挙げることが出来ない・・・

これに対してこれが独自リーグの優勝争いを何度も”経験”してきた、そしてこれが”絶対王者と呼ばれ続ける強さの所以”なのかオールディーズはアウトサイドからの攻撃をピタリと封印、アメリカンフットボールに例えるならば「スタジアムを沸かすタッチダウンを狙う派手なパスプレーではなく少しづつではあるが確実に相手陣内にボールを進めるランプレー」のようなポストアップ、ドライブを多用、”確率が高くなるゴールに出来る限り近い位置でのシュート、もしくはファールを貰ってフリースローを得る”いわゆる「泥臭いプレー」を選択、さらにはデイフェンスでもキケロ武田、そしてスワン佐々木が身体を張ってリバウンドに奮闘、ファイブファールズに傾きかけていた試合の流れを呼び戻し再びその差を拡げていき最後は試合開始直後は苦しんだものの後半からはいつもの姿に戻りチームを牽引した”ミスターパーフェクト”遠藤がその称号に恥じない見事なプレーを披露、最後の仕上げとばかりにキレ味鋭いドライビングレイアップとフリースローを確実に決めて勝負あり、オールディーズが粘るファイブファールズを72−58で振り切り5戦全勝の完全優勝で見事リーグ史上初となる大会3連覇を達成した。敗れたファイブファールズは第1Qでのダイナマイトキッドあつしの負傷退場のアクシデントに見舞われながらも終盤まで粘り強い戦いを見せるも最後は力尽きて敗戦、3勝2敗の3位で大会を終えた。

 



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