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2013.12.1 大会3日目
 
第1試合 ブッダ対ネオクラゲ 52−39
両チームともに既に勝ち星なしの3連敗と優勝圏外から外れ「来季以降のステップアップに繋がる戦い方が出来るか否か」に焦点が当たられたブッダ対ネオクラゲの試合は開始直後から “まだ眠っているような”オフェンスとディフェンスを繰り返すネオクラゲを「無防備な子羊を襲う血に飢えた狼の如く」ブッダが急襲、ファイナルアンサーりょうを起点にローポストのバター梅津を経由し最後はフリーとなったバラクーダ月村がシングルアクションショットを決めて先制するとバター梅津、ファイナルアンサーりょうが早いタイミングで右サイドからミドルジャンパーを連続ヒット、さらには全くシュートが入らないネオクラゲを尻目にバター梅津が速攻からセンターレーンを綺麗に走り抜ける豪快なドライビングレイアップを捻じ込み8−0のランで調子の上がらないネオクラゲを突き放していく・・・

ブッダのマンマークに苦しみ攻撃の糸口が中々見つからなかったネオクラゲは開始3分、HG小田川がドライビングレイアップを敢行しフリースローを獲得、これをきっちり2本沈めてチームに初得点を齎すとこれを起点にBS三野宮のドライビングレイアップやカルロ小杉の右エルボー付近からのミドルジャンパーで先行するブッダへの追撃を開始するが「ネオクラゲの右サイドのディフェンスが今ひとつ機能していない」ことを察知したファイナルアンサーりょうが右ベースライン沿いからミドルジャンパー、そしてロングレンジを立て続けにヒット、さらには「前のプレーでアウトサイドシュートを決められ気持ちも、そして身体も前掛りになっている」ディフェンダーをあざ笑うかのようにシュートフェイクからファールを誘発するドライビングレイアップを敢行、鮮やかなAND1プレーを成功させブッダが15−7とネオクラゲを圧倒し第1Qを終える。

ブッダの波状攻撃に晒され全く防戦一方だったネオクラゲは第1Qと第2Qの間のわずかなインターバルで気合いを入れなおすとBS三野宮が得意の速攻で反撃の狼煙を上げると続いてHG小田川が持ち前のしつこいディフェンスからボールを奪い前方に走りこんでいたDICE-Kに素早くラストパスを送りイージーレイアップを演出し連続得点、さらにはこれまで機能していなかったディフェンスを −これまで徹底的に右サイドを起点に攻められていた為守備のいいカルロ小杉を右サイドに配置転換− するとブッダのシュートが第1Qのように入らなくなり試合は完全にネオクラゲペースで進むものの過去3試合同様ワイドオープンショットやイージーバスケットを外してしまうとその焦りからシュートセレクションにも悪影響、ブッダを捉えるチャンスを自らの手で逃してしまう・・・

すると残り4分、しばらくオフェンスが停滞していたブッダはネオクラゲの拙攻に乗じてファイナルアンサーりょうがゲームメイク、イッコー鎗田のミドルジャンパーをお膳立てすると自らベースライン沿いからスリーを射抜いて20−12と再びネオクラゲとの得点差を拡げていく・・・これ以上離される事なく喰らい付いていきたいネオクラゲ、片や5人での戦いを強いられている為に「体力の消耗を考えると出来るだけ前半のうちにリードを拡げておきたい」ブッダ・・・双方の思惑がコート上で火花を散らし残り2分を切って両者「取ったら取り返す、やられたらやり返す」互角の応酬を展開、ネオクラゲが早い展開からのランニングゲームを仕掛けBS三野宮やDICE-Kの速攻やカルロ小杉やアロンゾ河原のリカバリーショットで追撃を見せればブッダもすぐさまファイナルアンサーりょうのミドルジャンパーやピエロ西村の連続得点などでお返し、終わってみればブッダが第1Qで築いた7点のアドバンテージを守り切り27−20とブッダがネオクラゲをリードしてハーフタイムを迎える。

試合の流れが往々にして変わりやすい第3Qの開始直後、早い時間に追いついておきたいネオクラゲは再三再四得点機会を得るもののBS三野宮、DICE-K、マーモセットしゅんがオープンショットを決めきれないでいるとブッダは今大会要所で得点を決めチームのアクセントとなっているバラクーダ月村がオフェンスリバウンドから流れるようなドライブインを敢行するとイッコー鎗田、ピエロ西村も続けざまにドライブで急襲、 −前半アウトサイド中心だったオフェンスからインサイドを攻めるオフェンスにスイッチしたかのように −積極的にネオクラゲのペイントゾーンを攻め立てボーナススローを織り交ぜながら得点差を拡げていく・・

これ以上離されたくないネオクラゲは前日シニア大会に出場したベテラン、SE光嶋が疲労が残る身体に鞭を打ち気持ちのこもったミドルジャンパーをヒット、するとネオクラゲベンチからは大歓声が沸き起こり試合の流れを引き戻したかと思われたがその後が続かずロストボールやミスを連発、残り1分、BS三野宮のスリーとDICE-Kのリバウンドショットでようやく追加点、このQわずか7点の大ブレーキでブッダに40−27とさらに得点差を拡げれてしまい3Qを終える。

最終Q,13点のビハインドを背負ったネオクラゲは「大量リードからの気の緩み、そして5人での戦いを強いられ疲れの色が見えてきた」ブッダの虚を突いてアロンゾ河原の気迫のリバウンドやカルロ小杉のスティールからリズムを掴みBS三野宮が速攻とドライブを立て続けに捻じ込み4連続得点、一気に8点を縮めて35−40と一気に追撃、残り5分を残してブッダを射程距離に捉える事に成功する。

しかしブッダは −かつてはセーフティーリードを奪いながらも「追いつき、そして追い越していくであろう」対戦相手の見えざる“影”に怯え自ら勝利を、そして栄光を手放してしまった − 姿はもはや存在せず全く慌てることなく応戦、ピエロ西村のミドルジャンパーや逸る気持ちを抑えられないネオクラゲのディフェンスを見透かすようにファイナルアンサーりょうがファールを誘いボーナススローを獲得、ネオクラゲに傾いていた試合の流れを引き戻すと最後はバター梅津が止めのリバウンドショットを捻じ込み勝負あり、ブッダが最終Q、意地の追撃を見せたネオクラゲを52−39で振り切り快勝、嬉しい大会初勝利を挙げた。対するネオクラゲはこれで4連敗、最終ゲームとなるファイブファールズ戦での奮起に期待したい。

 
第2試合 オールディーズ対ファイブファールズ 43−36
オールディーズ(3勝)ファイブファールズ(2勝1敗)と優勝争いの行方に大きく左右する今日の第2試合は両者共にアップテンポなランニングゲームを好む為、激しい点の取り合いやハイスコアゲームが予想されたが序盤からどちらも全くシュートが入らずリバウンドやルーズボールなど球際の争いばかりが目立ついわゆる白兵戦の様相、それでもオールディーズはエース、ミスターパーフェクト遠藤がアメリカンフットボールのランニングバックよろしくファイブファールズのペイントゾーンにドライブを敢行しボーナススローを獲得、これをきっちり2本沈めて先制、さらには再三チームメイトにシュートチャンスを創出するもベイビーガソル三寺、スワン佐々木、そしてミスターパーフェクト遠藤自身も全くシュートを決めることが出来ないでいるものの対するファイブファールズも仲良くお付き合いして2−0のままスコアは動かず電光掲示板に映し出される時間だけが確実に進んでいく・・・

重しい空気が流れる試合残り3分、BIGX西川に代わってコートに入ったミリオンダラー浅田が前方をルックアップしながら速攻を展開していたミスターパーフェクト遠藤からパスを受けそのまま豪快なドライビングレイアップを決めるとさらには昨日結婚式を挙げたスワン佐々木がウェディングジャンパーを射抜いて6−0とリードを拡げるとファイブファールズもここから追撃を開始、トリックスターだいごのボーナススローで初得点を挙げるとダンディカズからのアシストを受けたダイナマイトキッドあつしがパワープレーで得点、さらにはまたしてもダンディカズが躍動、ディフェンダーのファールを誘う −サッカーの世界でいう「マリーシア=ずる賢い」あるいは「したたか」とも言えるシュートモーションフェイクでボーナススローを獲得、これを2本沈めて7−5とかなりロースコアの展開ながらオールディーズが僅かにファイブファールズをリードして第1Qを終える。

第2Qに入ると両者ようやく目が覚めたのか本来の姿を取り戻し激しい点の取り合いが勃発、ミスターパーフェクト遠藤がスティールからドライビングレイアップを決めればファイブファールズもダンディカズが右ベースライン沿いからのミドルジャンパーをヒット、さらにはトリックスターだいごが斜め右からペイントゾーンに切れ込んできたダイナマイトキッドあつしに電光石火のラストパスを送りボーナススローを獲得、得点を重ねるとリバウンドでも優勢になってきたファイブファールズが徐々に試合の流れを掴むとここでこの試合好調のダンディカズが「セガの練習に参加した際会得したのか」ここでラムジー武田のsignature move 「一反木綿シュート」を綺麗に決めて13−11と逆転、すると場内からは大歓声が沸き起こる・・・

目の前で自分の十八番を決められ「明らかに表情が引き締まった」ラムジー武田が次のプレーで“倍返しだ”とばかりに一反木綿に続いて垂直一反木綿シュートを決めて15−13と再び逆転、試合の流れはオールディーズに傾くかと思われたがここでトリックスターだいごが独特のランニングステップからロングジャンパーをトップオブザキーの位置から決めてまたしても逆転、さらにはスーパーボールあきらの速攻やダンディカズのパワープレーを演出して得点差を拡げていく・・・

何とか喰らい付いていきたいオールディーズはミスターパーフェクト遠藤が速い展開からオープンスペースにポジションを取るベイビーガソル三寺、そしてバイロン鈴木にシュートチャンスをクリエイトするも決める事が出来ずに17−20とファイブファールズに逆転を許し3点のビハインドを背負い前半を終える。

「考えてバスケットをやろうぜ」「リバウンドで負けてたら勝てないぞ」「ノーマーク何本外してるんだ・・・いい加減決めろよ」・・・ロースコアゲーム、そして「今年最低」とも言える試合展開、そして前回大会MVP、キャノンボールしんの不在・・・明らかに苛立ちを隠せないオールディーズベンチはいつになく険悪なムードに包まれてしまっている・・・果たして“絶対王者”は本来の姿を取り戻す事が出来るのか・・・そんな中始まった第3Q、オールディーズはミリオンダラー浅田がパワープレーを敢行して19−20と1点差に詰め寄りさらに「ここが勝負のヤマだ!」とばかりにミスターパーフェクト遠藤が得意のドライブを連続で仕掛けるも「いつものキレがないのか、あるいは判定に泣かされているのか」身体接触はあるもののファールのコールはなることなく得点を挙げることが出来ないでいるとここでファイブファールズは一気に攻勢に出る。“小さな将軍”トリックスターだいごがオフェンスのスピードをシフトアップ、疲れが見え始めたオールディーズのインサイドを突いてスーパーボールあきら、ハリウッド雄介、ボードマスターまっきーが代わる代わるペイントゾーンを攻め立て得点を重ねて29−22と一気に7点差に引き離すとファイブファールズベンチからは早くも勝利を確信したのかのように歓喜の叫びが沸き起こる・・・

「本来の調子ではない」のは明らかなオールディーズはそれでも意地の追撃、ミリオンダラー浅田のバンクショットやラムジー武田のリバウンドショットに続いてミスターパーフェクト遠藤がステップバックジャンパーに続いてトリックスターだいごからボールをスティール、そのままドライビングレイアップを決めて残り10秒で28−31の3点差に詰め寄る事に成功する・・対するファイブファールズは最後のオフェンスでトリックスターだいごがタイムアップすれそれに「得点差を6点に拡げる」ブザービータースリーを決めたかと思われたがこれは惜しくもタイムアップ後との判定でそのまま31−28とオールディーズをリードし試合はいよいよ勝負の最終Qへ・・・

第4Q開始早々 −そのシュートは第3Q最後の幻に終わったトリックスターだいごのブザービータースリーとは対照的に、そしてこの試合の流れが変わったことを告げるように −ミスターパーフェクト遠藤が左ウィング後方からMP3をヒットし同点に追いつくとここまで沈黙を続けていた −彼は悪性の風邪を患い高熱と下痢に苦しみこの1週間で5キロ痩せてしまい出場が危ぶまれていた− バイロン鈴木がようやくクイックリリースから蒲南茶荘クールショットを射抜いて第1Q以来のリードを奪い試合の主導権を奪い返したと思われたがそう簡単に負ける訳にはいかないファイブファールズは残り2分を切ってダンディカズがステップアップ、ドライブインからのリバースターンショットに続いて左ベースライン沿いやや後方からロングレンジを射抜いて36−35と再び逆転に成功、さらにはファールを誘う“マリーシア”ドライブを敢行、ボーナススローを獲得するも疲労やこの試合での「1勝の重み」を意識し過ぎてしまったかこの大事なフリースローを2本落としてしまうとここで試合の流れを大きく変えるプレーが・・・オールディーズのミリオンダラー浅田とトリックスターだいごがペイントゾーンやや外側で接触、「どちらにファールになってもおかしくない」ながらもファールコールがトリックスターだいごに告げられると既に4回ファールを犯していた為にここまで12得点10アシストを挙げチームを統率してきた“小さな将軍”はここで痛恨の退場処分となってしまう・・・

こうなると試合の流れは再びオールディーズに傾きここから「仕上げ」とばかりにミスターパーフェクト遠藤のステップバックジャンパーに続いてバイロン鈴木がドライビングレイアップに続いてミドルジャンパーをヒット、最後はファイブファールズが仕掛けてくるファールゲームにきっちり対応して勝負あり、オールディーズが粘るファイブファールズを終盤の勝負所での強さを発揮し43−36と振り切り大会4勝目を挙げ最終試合で5大会連続の優勝を懸けてセガと対戦することとなった。。対するファイブファールズは終盤まで見事なゲーム運びを見せたものの惜しくも敗戦、通算成績を2勝2敗とし最終試合のネオクラゲ戦で3大会連続となる3位を懸けて試合に挑む事になった。

 
第3試合 ブッダ対キングサンズ 59−70
試合は開始早々ピエロ西村が躍動、リバウンドショットに続いてドライビングレイアップを捻じ込み4−0とブッダが早くも試合の流れを掴んだかと思われたがここでキングサンズはハルクまことが右エルボー後方から −少なくともDリーグではキャリア初となる − スリーを射抜いて4−3と追走を開始、さらにはベースラインマスターだいきのボーナススローを挟んでRPGノブナガが右ウィング付近からミドルジャンパーをヒットし6−5と逆転に成功、このままリードを拡げていくかと思われたがここから試合は両者ノーガードの打ち合いの様相に・・・ブッダがイッコー鎗田のミドルジャンパーに続いてバラクーダ月村が右フリースローレーンやや後方からシングルアクションショットを射抜くとさらにはファイナルアンサーりょうが右ベースライン沿いからロングレンジをヒット!キングサンズを引き離しに掛かるも今大会好調のRPGノブナガのミドルジャンパーに続いて高橋水芭蕉が速攻からセンターレーンを豪快にドライブしてボーナススローを獲得、さらにはRPGノブナガ、スマートボーイ宮下の連続長距離砲が決まり15−17とキングサンズが先行するブッダを2点差まで追い上げ第1Qを終える。

第2Qに入るとキングサンズはRPGノブナガがスティールしたボールをスマートボーイ宮下が難なくイージーレイアップを沈めてファーストプレーで17−17の同点に追いつくとここから試合は少しづつキングサンズペースに・・・女性へのアプローチ同様、「今日は積極的なプレーが光る」高橋水芭蕉が得意のミドルジャンパーをヒットするとこれに続けとばかりにRPGノブナガとスマートボーイ宮下のコンビプレー、さらにはRPGノブナガのスリーやベースラインマスターだいきのミドルジャンパーなどで30−21と一気に差を拡げ試合を優位に進めていく・・・

対するブッダはこの日2試合目の疲労からかミスやバイオレーションを連発、得点を挙げることすら、いやシュートシチュエーションにまで到達出来ない現状にフラストレーションが募ったのか珍しくファイナルアンサーりょうがセルフコントロールを失い「個」でのプレーを連発、これがことごとく外れてしまいブッダのオフェンスは完全に機能を失いパスワークからのアウトサイドシュートとファールを誘発するべくインサイドに執拗にアタックを繰り返しファールを誘発させ着実に得点を重ねていくキングサンズにじわじわと差を拡げられてしまい残り2分、遂にその差は33−21と11点差にまで開いてしまう・・・

少しでも差を詰めておきたいブッダはここでバラクーダ月村、そしてピエロ西村がステップアップ、連続でミドルジャンパーを射抜くと残り14秒となったラストプレーでファイナルアンサーりょうが切れ味鋭いドライブを敢行、ボーナススローをきっちり沈めて25−33とキングサンズに8点差にまで詰め寄り前半を終える。

第3Qに入ると両者疲れからかミスやバッドパスを連発、互いに得点が挙げられない時間が続いていくがこの均衡を最初に破ったのはリードしているキングサンズ、RPGノブナガとF山本のコンビプレーで得点を挙げるとここから単独ではなくアシストパスが絡むチームプレーで −第2Q後半、ファイナルアンサーりょうが立った一人でドライブやアウトサイドシュートで攻撃を繰り返していたとは対照的に − ブッダを翻弄、ベースラインマスターだいき、RPGノブナガ、そしてスマートボーイ宮下が時にはコートを広く使った速攻で、そしてある時にはタッチパスの如くボールをシェアしてチームメイトのオープンショットを演出、遂にその差はまたしても50−37と二桁に拡がってしまう・・・しかしそう易々と試合を投げ出したりはしないブッダはバター梅津のリバウンドショットやファイナルアンサーりょうのボーナスショットで追走、キングサンズとの差を43−52と1桁差にまで戻し試合はいよいよ勝負の最終Qへ・・・

勝負の最終Q、ブッダ、そしてキングサンズ共に勝利への執念を見せる好プレーを連発、リードするキングサンズがベースラインマスターだいき、RPGノブナガのミドルジャンパーでゲームを逃げ切り態勢に入ろうとするも「そうは問屋が卸さない」とばかりにブッダもバター梅津がハイポスト付近から己の視線とシュートモーションを上手に使ったフェイクでディフェンダーを完全に翻弄、右サイドから豪快にドライビングレイアップを沈めるとファイナルアンサーりょうがミドルジャンパーに続いてゴール下にポジションを取っていたピエロ西村に鮮やかノールックパスを送り49−56と再び7点差にまで詰め寄り「明らかに疲労が見えてきてリバウンドやルーズ・・・ニュートラルボールへの反応が鈍ってきた」キングサンズの虚を突いてファイナルアンサーりょうが連続で電光石火のドライブを連続で敢行、残り4分を切って遂にその差は53−56の3点差にまで詰め寄る事に成功する・・・

対するキングサンズはすぐさまF山本、そしてスマートボーイ宮下が連続でミドルジャンパーを射抜いて再び得点差を60−53と7点差に拡げ追いすがるブッダを突き放すと残り1分30秒、再びF山本がダメ押しとも言えるボーナススローをきっちり2本沈めて64−55と9点差に拡げ勝負あり、キングサンズが最後まで粘るブッダを終盤突き放し70−59で振り切り大会2勝目(3敗)を挙げ暫定4位で全日程を終了、敗れたブッダは終盤見事な追い上げを見せるも最後は力尽きて敗退、これで1勝4敗となり同じく暫定5位で大会を終えた。

 
第4試合 ファイブファールズ対ネオクラゲ 66−46
今大会ある時は王者を追い詰める善戦を見せたかと思うとまるで繰り返し流されるビデオテープを見ているかの如く終盤の勝負所で決まってミスを犯し自滅・・・「試合によって異なる顔を覗かせる」不安定な戦いが続いているネオクラゲは今日の第1試合のブッダ戦で2得点と精彩を欠いた“マーモセット”から早くもa.k.a降格、“ゲレーロ”しゅんが試合開始から躍動、インサイドでのスピンターンショットでファイブファールズのファールを誘発、ボーナススローを獲得すると続いてチームでも「1.2を争うディフェンダー」の本領を発揮、スティールでボールを奪うと前方に走りこんでいたカルロ小杉にタッチダウンパスを送り4−0と序盤はネオクラゲペースで進んでいく・・・

すると開始3分、「ダブルヘッダーの2試合目の疲労、そして優勝や順位ではなく目の前の敵に対する負けられない意地・・・」からか両チーム共にファールコールが続出し得点が入らない時間帯が続いていたが3分過ぎファイブファールズはトリックスターだいごが巧妙なフェイクモーションからゴール下でポジションを取っていたボードマスターまっきーにラストパスを送り初得点を演出すると続いて自らスクープショットを鮮やかに決め同点に追いつくと「独自リーグデビューとなった春季大会では本来持つ力を出し切れていなかった」スーパーボールあきらが右ウィング後方からロングレンジを叩き込み逆転に成功、オープンショットを決めきれないネオクラゲを少しづつ突き放していく・・・

しかしそう簡単に離される訳にはいかないネオクラゲはファールが多いとは言えこの試合開始から採用したマンツーマンディフェンスが機能、リバウンドが取れるようになると「リバウンドからの速攻」の形からリズムが生まれカルロ小杉のレイアップやBS三野宮のドライブ、さらにはゲレーロしゅんのインサイドプレーなどで追撃を開始するがファイブファールズはよくボールをシェアしてパッシングゲームを展開、時折トリックスターだいごの個人技を織り交ぜながらダンディカズからルンバ北川、トリックスターだいごからダンディカズ・・・出し手からメッセージが込められたパスを「アシスト」が記録されるチームプレーで得点を重ね14−10とネオクラゲから4点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入ってもファイブファールズが優勢、ダンディカズの連続ゴール、ルンバ北川のゴール下などでリードを拡げてネオクラゲを突き放していく・・・第1試合のブッダ戦同様の「序盤から離されてしまう」展開だけは何としても避けたいネオクラゲはBS三野宮からのパスを受けたDICE-Kがミドルジャンパーで得点、反撃の狼煙を上げたかと思えたがここから焦りやオフェンスが機能しない苛立ちからかシュートセレクションが悪くなりタフショットを連発するも全くスコアを記すことが出来ず開始2分でタイムアウトを要求、一呼吸置いて建て直しを図るとAKに代わりコートに入った47歳のベテラン、SE光嶋が躍動、右ベースラインからのミドルジャンパーに続いて内面に秘めた気迫の現われか、ディフェンダーのマークを巧妙にかわしゴール下を捻じ込むと半官びいきからか場内からはSE光嶋、そして劣勢に立たされているネオクラゲへの応援が増えていく・・・

この47歳のレジェンドの奮闘に刺激を受けたのか若手のDICE-K、ゲレーロしゅん、そしてカルロ小杉のチームの将来を担う若手が奮起、スピードを活かした速攻やコンビプレーなどで連続得点、ファイブファールズの背中を追いかけていく・・・

しかしここで接近してくるネオクラゲの“勢い”を感知したトリックスターだいごにスイッチが入りロングレンジに速攻、連続ミドルジャンパー、そしてスティールでボールを奪いそのままレイアップと圧巻のパフォーマンスを披露、再びネオクラゲを突き放し35−26とファイブファールズが9点のリードを奪い前半を終える。

後半に入るとファイブファールズはハリウッド雄介の連続ゴールでネオクラゲを引き離しに掛かるがネオクラゲもすぐさまBS三野宮のキレ味鋭いドライブに続いてAKのドライブのこぼれ玉をアロンゾ河原がそのまま押し込み応戦、するとここから両者一歩も引かない互角の戦いを見せる・・・ファイブファールズはこの試合好調のスーパーボールあきらが果敢にゴールへアタック、ボーナススローで得点、続いてダイナマイトキッドあつしも持ち前のパワーを活かしゴール下を捻じ込めば、これに負けじとネオクラゲもDICE-Kのリバウンドショット、BS三野宮のドライビングレイアップなどで応酬、「取ったら取り返す」一歩も引かない戦いを見せるが前半で許した9点のビハインドが重く圧し掛かりファイブファールズが47−36と11点のリードを保ちながら試合はいよいよ最終Qを迎える。

二桁のリードを許し早い時間帯に追いついておきたいネオクラゲは時間を掛けずに積極的に攻撃を仕掛けるが焦りや疲労が重なってしまっているのか、その想いとは裏腹にシュートはリングに嫌われ「決まった」と思われたBS三野宮とアロンゾ河原の見事なコンビプレーも惜しくも外れてしまい中々得点を挙げることが出来ない・・・対するファイブファールズもやはりダブルヘッダーの2試合目とあって疲労の色は隠せずミスを連発、スコアを伸ばすことが出来ないでいたが2分過ぎにトリックスターだいごのパスを受けたジャックナイフ土利川がゴール下を沈めるとここからファイブファールズの長距離砲が炸裂、バードマスターまっき―のリバウンドショットを間に挟みダンディカズが2発、そしてトップオブザキーからトリックスターだいごのランニングスリーが突き刺さり瞬く間に差を拡げていく・・・

残り3分、最後まで諦めない姿勢を見せるネオクラゲはカルロ小杉のミドルジャンパー、アロンゾ河原の執念のゴール下、BS三野宮のスリーで追撃するも届かず最後はルンバ北川が3連続ゴールで試合を締めて勝負あり、ファイブファールズが66−46でネオクラゲに快勝、3勝目を挙げるとともに3大会連続での3位で秋季大会を終えた。敗れたネオクラゲはリーグ参戦11年目にして初の全敗を喫し最下位に転落、来季以降の巻き返しに期待したい。

 
第5試合 セガ対オールディーズ 53−67
Prologue

あの試合は僕らが勝つ、いや勝たなければいけない試合だった・・・何せ彼らはダブルヘッダー、我々は1試合、主力メンバーのうち一人は欠場、そして一人は酷く体調を壊していると聞いていたし事実彼らの1試合目を − 本来の出来からはほど遠い姿をこの目で見て− 僕は勝利を確信した訳ではないが「ほぼベストメンバー」が揃っている安心感もあって試合開始時間までの僅かの間、前日も試合があったし休息を兼ねて少し眠ることにしたんだ・・・え、「ウサギとカメ」だって?あぁ、僕も最初はそう思ったけど「酷くくたびれ傷ついたカメ」なら僕らには追いつことは出来ないと思ったんだ・・・


第1シード対第2シードの全勝対決、4試合で平均得点27.5Pを誇る“スコアリングモンスター“マスターピースゆうた対リーグに君臨するスーパースター”ミスターパーフェクト遠藤の“MP対MPの頂上対決・・・古豪復活か、それとも5連覇か・・・注目の中で始まった秋季大会最後を飾るセガ対オールディーズの戦いは意外な結末が待ち受けていた・・・

試合はオールディーズが体調不良ながらスターターに起用されたバイロン鈴木がベンチの期待の応えてファーストタッチで左エルボー付近から蒲南茶荘クールショットをヒット!するもセガもすかさずマイティマウス愛宕がグリズリードライブでボールを捻じ込み応酬、双方譲らぬ試合展開が続いていくかと思われたオールディーズがここで早くもスパーク!ミスターパーフェクト遠藤がフリースローレーンやや左からミドルジャンパーを射抜くと続いて早い仕掛けからゴール下のラムジー武田にラストパスを送り得点を演出、さらにはまたしてもミドルジャンパーをヒットし8−2と幸先のいいスタートを切り試合を優位に進めていく。開始早々オールディーズの早い仕掛けに圧倒されていたセガもようやく2分過ぎにスーパーハンドル笠原がドライブで切れ込みボーナススローを獲得、確実に2本沈めてようやく落ち着きを取り戻しここから両チームが激しい応酬を見せる。オールディーズが速攻崩れからベイビーガソル三寺がオフェンスリバウンドに飛び込みそのまま押し込むと続いてミスターパーフェクト遠藤がディフェンダーの一瞬の隙を突いて右ウィングやや後方からMP3を射抜いて早くも13−4と大きくリードを奪うもセガも負けじとばかりにすぐさまスーパーハンドル笠原が左エルボーからロングレンジ、そしてエクザイル江波戸が執念のオフェンスリバウンドからボールを捻じ込み応戦、9−13とすぐさま追撃を開始、序盤から優勝決定戦に相応しい激しい攻防が続いていく・・・

しかしこの均衡する戦いから抜け出したのはオールディーズ、ピースメーカー石渡、BIGX西川が気持ちの入ったリバウンドで繋いで試合の流れを手繰り寄せるとベイビーガソル三寺のロングレンジに続いてラムジー武田の連続ゴールで20−9と一気に差を拡げてセガを引き離していく・・・しかしセガはここで今大会初出場のベテラン、SS石川がステップアップ、エクザイル江波戸のシュートを見事なパスでお膳立てすると続いて得意のペリメーターショットを連続で射抜いて追走、残り1分を切ってオールディーズを射程距離内に捉えたかと思われたが残り僅かでベイビーガソル三寺にこの日2本目となる長距離砲を決められてしまい17−23とオールディーズに6点のリードを許し第1Qを終える。

第2Qに入り何とか喰らいついていきたいセガはシュートの形までは持っていくもマスターピースゆうたがミスターパーフェクト遠藤の厳しいマークに合い沈黙、ここまで10本のFGを放つも1本も決められない大ブレーキでスコアを動かすことが出来ない・・・対するオールディーズはこのQ開始からスワン佐々木、キャノンボールしんを投入、するとこの二人がすぐさま躍動、スワン佐々木がリバウンドショットに続いてパワープレーを敢行、ボーナススローを獲得するとお次はキャノンボールしんが左サイドからスピード溢れるドライビングレイアップを捻じ込み早くもその差は28−17と再び二桁に・・・これ以上離されたくないセガは不振のマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕の若手コンビに代わってSS石川、そしてエクザイル江波戸のベテランが奮起、速攻での息のあったプレーからエクザイル江波戸が綺麗のレイアップを沈めると続いてSS石川がワンフェイクでディフェンダーをかわしミドルジャンパーをヒットし追撃を開始するもオールディーズもすぐさまミスターパーフェクト遠藤のドライビングレイアップやバイロン鈴木の速射砲で応戦、再びリードを拡げていく・・・しかしセガは残り30秒を切って大不振に陥っていたマスターピースゆうたがようやく初得点を挙げたがここでタイムアップ、34−23とオールディーズがセガに11点の差を付けハーフタイムを迎える。

後半に入ると劣勢に立たされていたセガが反転攻勢を開始、この日好調のスーパーハンドル笠原が左ウィング後方からロングレンジを叩き込むと続いてDG浅井がマイティマウス愛宕のパワーショットを演出、さらにはスーパーハンドル笠原が連続でスリーを射抜いて一気にその差を縮めていく・・・しかしオールディーズは慌てる事無く応戦、キャノンボールしんのドライブやベイビーガソル三寺とミリオンダラー浅田の息の合ったコンビプレーに続いてバイロン鈴木が蒲南茶荘クールショットを射抜いて再び得点差を二桁に戻しセガにつけ入る隙を与えない・・・

何とかオールディーズに喰らいついていきたいセガだがローテーションで頻繁にメンバーチェンジを行うオールディーズとは異なり交代頻度が明らかに少ない影響からかオールディーズが仕掛けてくるドライブやインサイドのパワープレーに“足”でついていけなくなりファールが続出、チームファールが重なりオールディーズにボーナススローをみすみす与えてしまい思うように得点差を縮めることが出来ず遂に試合は48−38とオールディーズが10点のリードを保ち試合は運命の最終Qへ・・・

早い時間帯に追いついていきたいセガはDG浅井からパスを受けたマスターピースゆうたが幸先よくミドルジャンパーを射抜くと続いてSS石川も右ベースラインからミドルジャンパーをヒット!追撃体勢に入るがオールディーズは残り時間や得点差・・・試合状況を理解して意図的にアウトサイドからの攻撃を極力控え「ゴールに近く、またボーナススローを貰える」インサイドへの攻撃をチームで徹底、執拗に繰り返しミスターパーフェクト遠藤、ラムジー武田、ミリオンダラー浅田がドライブで、あるいはボーナススローで着実に得点を重ね残り3分、遂にその差は62−46と16点差に拡がってしまう・・・ ミスターパーフェクト遠藤のシュートの可否の判定などでしばらく中断していた試合は「オールディーズの勝利を知らせるチームの女神」ヴィーナス野崎の登場と共に再開、すると右サイドにセットされたヴィーナスフォーメーションからミドルジャンパーを −ややマイナス角度の難しい位置から− 見事にヒット!勝利を決定づけると最後はビーナス野崎とサクラを同時起用する余裕の試合運びを見せたオールディーズが67−53でセガに快勝、5戦全勝で見事自身が持つリーグレコードを更新、前人未到の5連覇を達成した。対するセガはこの日2試合を戦わなければならなかったオールディーズに対し1試合のみと体力面ではかなりのアドバンテージがあったはずだが試合開始直後からオールディーズの厳しいマンマークにオフェンスのリズムを狂わされ敗戦、最終成績を4勝1敗とし春季大会に続いて準優勝で全日程を終了した。また注目のマッチアップ“MP対決”も本家、ミスターパーフェクト遠藤がこの試合まで平均得点27.5Pを記録していたマスターピースゆうたを6点に押さえると共に要所でマスターピースゆうたを2度に渡りブロック、加えて11得点5リバウンド5アシストのオールラウンドな活躍を見せて圧倒、格の違いを見せ付けた。 

epilogue

試合が始まると彼らは信じられない程のスピードで我々に襲い掛かってきた。 −今日2試合目だというのに明らかに我々よりフィジカルコンディションがいいように思えたし、少なくても1試合目の疲弊しながら戦っていたチームとは全く別のチームのように見えた。− さらに驚くべきことに「酷く体調を崩していた」と聞いていた選手はスタートから出場、すぐさまシュートを決めてきたし、「欠場する」はずの選手は僕の目の前で笑顔を浮かべながら軽やかにドリブルを突いているじゃないか!・・・そしてその時やっと僕は気付いたんだ、彼らが「酷くくたびれ傷ついたカメ」ではなく「うさぎの足をも持つしたたかなカメ」だったことを・・・


 



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