Dリーグについて
  あいさつ
活動拠点
チーム紹介
  セガ
ネオクラゲ
オールディーズ
キングサンズ
ブッダ
ファイブファールズ
令和元年度秋季大会
  大会展望
大会直前情報
大会日程
大会結果
個人成績
試合速報
MVP
過去の大会記録
  令和元年度春季大会
平成30年度秋季大会
平成30年度春季大会
平成29年度秋季大会
平成29年度春季大会
平成28年度秋季大会
平成28年度春季大会
>>過去の大会記録
D-Legend
  令和2年度 秋の陣
令和2年度 夏の陣
令和元年度 秋の陣
令和元年度 春の陣
平成31年度 冬の陣
平成30年度 春の陣
>>過去の大会記録
秘密アイテムNew
  SS石川のDリーグスカウター
※PCからの閲覧推奨です
コラム
  23'渋谷区女子シニア35秋
3th フレンドリーシップ50 #2
3th フレンドリーシップ50 #1
23'大田区シニア40春 #2
23'大田区シニア40春 #1
23'渋谷区女子35春 #1
>>過去のCOLUMN
酒場探訪日記
  大衆酒場 鶴亀
焼鶏 鳳
大衆酒場 大鵬
天ぷら 三惚
炭火焼鳥 とりいち
大衆酒場 初音
>>過去の探訪日記
D LIFE
  対談スペシャル
ラムジー武田氏
high flyer氏
スペシャルK氏
ナイトトレイン氏
>>過去のD LIFE
その他
  ダウンロード
問い合わせ
リンク集


ハイライト

2013.5.26 大会2日目
 
prolougue

あの試合の事は今でもよく覚えているよ・・・52−55と土壇場で逆転されてしまったチームを救う為に俺はチームメイトのa.k.aピンクパンサーと共にコートに入ったんだ・・・残り時間は正確ではないかもしれないがが確か12、3秒だったと思う。試合に入る準備は出来ていたしロングレンジからシュートを捻じ込むには時間は十分、「負ける」なんて事はこれっぽっちも思わなかったね・・・ただ「試合に勝つ!」「シュートを決めてやる」という一心で俺は右ベースラインやや後方にポジションを取った・・・コーチがデザインしてくれた通りに左サイドでインバウンドパスを受け取ったピンクパンサーはアウトサイドシュートを警戒するディフェンダーの裏をかいてインサイドにドライブ、フェイクを挟んでマークマンとのスペースを確保しすぐさまミドルを放つが惜しくもボールはリムに嫌われてしまって・・・それでも彼女は次の瞬間ニュートラルボールに素早く反応、自らオフェンスリバウンドを拾うと12人全てのチームメイトの「希望」と「想い」が詰まったボールは残り2秒で俺の左手に委ねられた・・・
 
第1試合 ネオクラゲ対オールディーズ 52−55
息詰まるキングサンズとの接戦を制し幸先のいいスタートを切ったネオクラゲと「昨年とは全く別のチーム」とも思えるほどプラス方向に大きく変貌を遂げたブッダからの挑戦に対し第1Qこそ戸惑いを見せたものの第2Q以降はスロットル全開で終始圧倒、82−55の大差で退けたオールディーズの全勝同士の試合は試合終了を告げるブザーが鳴るまで勝利の行方がわからない激戦となった。

試合は開始早々ドライブを警戒するオールディーズのディフェンス網の虚を突いてBS三野宮が連続でロングレンジを射抜いて先制、今一つリズムが掴めずオフェンスが停滞しているオールディーズに対し6−0とリードを奪い試合を優位に進めていく・・・対するオールディーズもアウトサイド、そしてインサイドでもフィールドゴールが決まらないチーム状況を察知したスワン佐々木がインサイドにパワードライブを続けさまに敢行しネオクラゲディフェンスのファールを誘発、フリースローレーンに立つと −それはあたかも大切な人に見つめられているかのようにー いつにない集中力を発揮し4本連続でボーナススローをきっちり決めて追撃を開始するとこのプレーを合図に両チームともに己の拳の力を信じてリング中央でパンチを繰り出し続けるボクサー同士のようにーやられたらやり返すーまさにノーガードの撃ち合いの様相、オールディーズはミスターパーフェクト遠藤とキャノンボールしん、そしてキケロ武田がシュートを捻じ込むとネオクラゲもすぐさまBS三野宮、そしてスピーディーロダンゆうまがすぐさまドライブで応酬する。そして残り30秒、ペーパーバック小森が得意のバンクショットを決めて14−13とネオクラゲが逆転、そのまま第1Qが終わると思われたがミスターパーフェクト遠藤が右エルボー付近からスピンのよく効いたミドルジャンパーをブザービーターで決めて天に向かって両手人差し指を向けるMPポーズを早くも披露、15−14とオールディーズがネオクラゲに1点のリードを奪って第1Qを終える。

第2Qに入ると自力に勝るオールディーズがさらに攻勢を仕掛け「リーグNO、1のスコアリングガードコンビ」の呼び声高いミスターパーフェクト遠藤、キャノンボールしんが「より確率の高い」ドライブを代わる代わる仕掛けボーナススローを織り交ぜながらじわじわと得点差を拡げていく・・・対するネオクラゲはキングサンズ戦でも威力を発揮したチームディフェンスで対抗、ベテランのAK、そしてSE光嶋が身体を張りアロンゾ河原が渾身のブロックショットで24秒バイオレーションにオールディーズを追い込むと試合の流れは再びネオクラゲに・・・

今大会より新加入した司令塔、a.k.a HG”ハードゲイ”小田川がチームのオフェンスをクリエイト、アロンゾ河原のパワープレー、カルロ小杉のミドルジャンパーを演出するとさらにはしゅんがゴール下を捻じ込み猛追、試合は再びリードチェンジを繰り返す僅差の争いに突入、オールディーズはキャノンボールしんのバンクショットやこの日好調のスワン佐々木のボーナススローで引き離しに掛るがネオクラゲもBS三野宮、スピーディーロダンゆうまのミドルジャンパー、そしてシャワーフリーク武藤が気迫溢れるオフェンスリバウンドからゴール下を捻じ込み応戦、両者譲らず25−25のイーブンでハーフタイムを迎える。

ネオクラゲはやや調子の上がらないオールディーズに対しDICE-K、しゅん、そしてペーパーバック小森の3人のセンターを同時器用するトリプルポストの秘策で勝負に出て「背の高さでやや劣る」オールディーズのインサイドを徹底的に攻めまくる。ここ1年、「原因不明の無汗症」に悩まされ思うような活躍が出来ていなかったこれまでの鬱積を振り切るようにDICE-Kが爆発!センターとしてはやや小柄ながら身体をしならせながらインサイドで奮闘、得点を重ねさらにはマークにつくキケロ武田をファールトラブルに追い込み連続得点でオールディーズからリードを奪うとさらにはペーパーバック小森が自らのゴール、そして巧妙なアシストでDICE-Kのゴールをお膳立て、残り3分を切って遂にその差を37−27の10点差に拡げることに成功するとこの1年、チャンピオンとしてリーグに君臨してきたオールディーズもたまらずタイムアウトを要求、さすがのミスターパーフェクト遠藤の顔も動揺の色が隠せない・・・

しかしそこは年間無敗のチャンピオン、すぐさまミスターパーフェクト遠藤が渾身のドライビングレイアップを捻じ込みチームに、そして己自身に向かって自らのプレーで檄を飛ばすとこれに呼応するかのようにスワン佐々木もパワープレーで追随、反撃を開始するもネオクラゲはペーパーバック小森、そしてしゅんに代わって入ったシャワーフリーク武藤、そしてアロンゾ河原の二人のベテランセンターがインサイドで奮闘、オフェンスリバウンドからチャンスを繋げスピーディーロダンゆうまのミドルジャンパーを演出、再び得点差を二桁に戻すとシャワーフリーク武藤に対しキケロ武田が「全く必要のない」5つ目のファールを犯し退場、「誰もがオールディーズ優位と予想していた」試合は”絶対王者”オールディーズが10点のビハインドに加えてスタメンのSFを失うという想定外の展開で最終Qを迎える事になり場内は騒然とした空気に包まれる。

43−33で始まった最終Q,絶対絶命に追い込まれたオールディーズが「やや守りの姿勢」が出てしまい積極性が無くなってしまったネオクラゲに闘争本能剥き出しで襲いかかる!これまで鳴りを潜めていたバイロン鈴木が必殺の”蒲南茶荘クールショット”を右ベースライン沿いからノータッチで射抜くとこれを皮切りにオールディーズが一気に攻勢を仕掛ける!BIGX西川、ベイビーガソル三寺がインサイドでディフェンスで奮闘、ペイントゾーンを執拗に攻め立てるネオクラゲのオフェンスを守りきるとこれをミスターパーフェクト遠藤、そしてスワン佐々木がまさに勝利への執念でゴールを捻じ込みネオクラゲを遂に射程内に捉える!しかし負ける訳にはいかないネオクラゲもBS三野宮のドライブやシャワーフリーク武藤のゴール下で応戦、試合はいよいよ残り時間1分を切ってネオクラゲが52−51とリードで最終局面を迎える・・・

残り45秒、ボールを保持していたネオクラゲはシュートを決めきる事が出来ずにオフェンスを失敗、するとオールディーズはバイロン鈴木が勝ち越しとなる値千金となるミドルジャンパーをヒットさせ遂に52−53と逆転に成功、さらに動揺の走るネオクラゲの一瞬の隙を突いてミスターパーフェクト遠藤がスティールから難なくレイアップを決めて52−55と逆にネオクラゲを追い詰める事に成功、試合はいよいよクライマックスを迎える・・・

残り12秒、ネオクラゲはピンクパンサーじゅえり、そしてAKを投入、最後のオフェンスに懸けるがオールディーズも懸命のディフェンスで対応、同点を狙ったAKのロングレンジをキャノンボールしんが ー 一瞬ファールにも見えたがー ブロックして熱闘に終止符を打ち55−52とオールディーズが土壇場で試合をひっくり返し大逆転勝ちで大会2勝目を挙げた。対するネオクラゲは12人のメンバー全員が与えられた役割を理解し抜群のチームプレーを発揮、王者オールディーズを「あと一歩のところまで」追い込んだものの詰めの甘さ、そして勝負所での一瞬の気の緩みを突かれ土壇場で試合をひっくり返され惜しい星を落とした。

epilogue

ボールが来た瞬間、俺には全く力みはなかった。いわゆる”平常心”ってやつさ。いつも通りのタイミングでシュートを放とうとした瞬間、ペイントゾーンからもの凄い勢いでディフェンダーが俺に迫ってきて・・・確かに奴の手は俺の左手に当たったんだがレフリーの笛はならなかった・・・でも判定に文句を付けるのは好きじゃないしそれが「バスケットボール」と言うスポーツだろ?でもどういう理由から知らないが今年から俺と同じ背番号「44」を背負ってプレーをする若者にシュートを阻止されたのはそれほど悪い気分じゃなかったよ・・・
 
第2試合 ブッダ対キングサンズ 55−43
共にここまで1勝1敗、この試合に勝利して優勝戦線浮上の足がかりにしたいブッダ対キングサンズとの対戦は想定外の試合展開が待っていた・・・「現在のチームのベストメンバー」とも言える布陣で試合に挑んだブッダが開始直後からキャプテン、バター梅津の豪快なドライブを合図に一気に攻勢を仕掛けハ―キュリー坂井が持ち前のパワーでバター梅津と代わる代わるインサイドを攻め立て得点を重ねキングサンズディフェンスがインサイドを意識するあまり縮まったゾーンを見計らってデール江花がミドルジャンパーを難なく決める正に「理想の試合展開」で早くも11−0と大きくリードを奪い試合を優位に進めていく・・・

対するキングサンズはブッダの圧倒的なオフェンスに押された精神的な重圧からかベースラインマスターだいきがオープンショットで、そしてゴルゴ藤樹が得意のワンオンワンで得点を奪いにいくがブッダディフェンスに阻まれ全くスコアリングが出来ない。それでもようやく当たりが出てきたゴルゴ藤樹がミドルジャンパー、そしてパワープレーで何とか追撃13−6と7点ビハインドまで戻して第1Qを終える。

第2Qに入るとブッダが強豪チームから「思わぬリード」を奪った気の緩みからか雑なプレー、そしてミスを連発、自ら試合の流れを手放してしまうと少しづつキングサンズが落ち着きを取り戻しゴルゴ藤樹がインサイドを攻め立てボーナススローで着実に得点、その差を縮めていく・・・対するブッダは「忍び寄るキングサンズの気配、そしてチームの気の緩みを察知したのかチームのキャプテン、バター梅津が大きな声で檄を飛ばすとこれで目が覚めたのか再びブッダのオフェンスが再点火、ピエロ西村のスリー、さらにはリーグ最長身を誇るキングサンズの守護神、ハイタワー西野にハ―キュリー坂井が真っ向勝負を挑みボーナススローを獲得、着実に沈めるとこれに続けとばかりにバター梅津がシュートモーションのフェイクを入れてから右にドライブする”バターアタック”を捻じ込むとさらには左ウィング付近からミドルジャンパーを射抜いて見る見るその差を拡げて遂にその差は二桁に・・・何とか離れずにいきたいキングサンズは全くシュートが入っていなかったようやくベースラインマスターだいきのミドルジャンパーがヒット、さらにはスマートボーイ宮下のボーナススロー、そしてF山本のロングレンジで追撃、16−29と一時20点近く開いた得点差を13点差まで戻してハーフタイムを迎える。

何とか反撃の糸口を掴みたいキングサンズではあるが全体的にオフェンスが低調でステップアップする選手がこの時間帯になっても現れず以前なら高い確率で決まっていたハイタワー西野とゴルゴ藤樹のコンビプレーもリングに嫌われF山本、ベースラインマスターだいき、そしてRPGノブナガのアウトサイドもなかなかネットを射抜く事が出来ない・・・逆にブッダはピエロ西村とバター梅津のツーメンゲームやイッコー鎗田のミドルジャンパー、さらにはハ―キュリー坂井が持ち前のパワーを生かしてオリンピアドライブを連発、キングサンズをファールを誘発さらにその差を17点差にまで拡げ39−22で第3Qを終える。

このまま無抵抗で負ける訳にはいかないキングサンズはF山本がようやく爆発、ミドルジャンパーを挟んでロングレンジを連続で射抜きチームメイトに無言の檄を飛ばすとRPGノブナガのスリー、そしてベースラインマスターだいきのミドルジャンパーもヒット!遠く離れたブッダの背中を追いはじめる・・・しかしセーフティーリードを奪ったブッダはスムース和田、そしてイッコー鎗田が試合をコントロール、キングサンズのファールゲームにもバター梅津、ハ―キュリー坂井がきっちり対応して勝負あり、ブッダが強豪キングサンズに55−43で快勝、大会2勝目(1敗)を挙げ優勝戦線に踏みとどまった。敗れたキングサンズは試合を通じて自分達のリズムを最後まで掴む事が出来ずにこれで1勝2敗となり早くも目標である覇権奪還に黄色信号が灯った。

 
第3試合 オールディーズ対セガ 66−57
ここまで2連勝と順調に勝星を重ねるオールディーズと古豪復活を目指すセガとの戦いは試合開始早々、ロビン内山のパスを受けたセガのルーキー、マスターピースゆうたが連続でスリーを射抜いて6−0を先制攻撃に成功するもオールディーズもすぐさまミスターパーフェクト遠藤がフルスロットルでスパーク開始、BIGX西川のミドルジャンパーをアシストすると自ら切れ味鋭いドライブを連発、さらにはキャノンボールしんのパワープレーやベイビーガソル三寺の長距離砲で12−8と逆転に成功、試合を優位に進めていく・・・対するセガはレギュラーポイントガードのDG浅井不在が影響してか今一つ自分達のリズムが作れない。しかしそのような中でも高い個人能力や局面を打開出来る選手がいるので何とか喰らいついていくのだがミスが目立ちなかなか自分達のリズムが掴めない。

それでもマイティマウス愛宕のパワープレーやスーパーハンドル笠原がディフェンダーを欺く素晴らしいアシストパスを送りゲームをクリエイト、オールディーズの背中を追いかけていく・・・しかしオールディーズは攻撃の手を休めることない。キケロ武田の速攻を皮切りに再びセガに襲いかかりスワン佐々木のスピンターンショット、さらには「第1Qの仕上げ」とばかりにブザービーターでMP3を射抜いて18−10とセガから8点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入ってもオールディーズ優勢の試合展開は変わらずミスターパーフェクト遠藤がチームを牽引、このQから出場した学生時代の後輩、バイロン鈴木との息の合ったディフェンスからセガのミスを誘発、連続でイージーレイアップを沈めさらにはスワン佐々木、ベイビーガソル三寺のミドルジャンパーをアシスト、さらにその差を拡げていき試合は一方的な展開に・・・何とか反撃に転じたいセガはマスターピースゆうたとマイティマウス愛宕のコンビプレー、ザ、マシン中井のロングレンジやセクシーキャットウーマンのんのベースラインからのミドルジャンパーで反撃するも18−38とハーフタイムで20点差を付けられてしまい「既に試合は決したか・・・」と思われたのだが最後まで絶対諦めない「セガバスケットボール魂」が全ての選手の心の中に宿るセガはまだ死んでいなかった・・・

第3Qが始まるとセガのオフェンスが爆発、マスターピースゆうたのドライブで反撃の狼煙を挙げるとそこからスーパーハンドル笠原のロングレンジやマイティマウス愛宕のパワープレー、SS石川のフロータ―ショットが次々決まり「大差が開いて緊張感を失った感のある」オールディーズの遠く離れた背中をひたひたと追いはじめていく・・・しかしこの嫌な試合の流れを断ち切ったのはやはりミスターパーフェクト遠藤、切れ味鋭いドライビングレイアップを沈め自らのプレイでチームに無言の檄を飛ばすとここからキャノンボールしんのパワープレーやビーナス野崎からアシストを受けたスワン佐々木のミドルジャンパーがヒット!さらにはBIGX西川のゴール下、キケロ武田の垂直一反木綿、そしてQ終わり間際にはサクラフォーメーションからサクラがミドルジャンパーをヒットさせ一時一桁差まで詰め寄られた得点差を再びリードを安全圏とも言える55−40の15点差まで拡げ試合は最終Qへ・・・

再びオールディーズに突き離され「さすがに試合を諦めた」と思われたセガだがメンバーの誰一人も下を向く事無く全く試合を捨てていなかった・・・ボーンファイター西川がリバウンド、そしてルーズボールに飛び込み繋いだボールをマスターピースゆうたがインサイド、そして長距離砲で、スーパーハンドル笠原が得意のペネトレイトで、マイティマウス愛宕はその破壊力溢れるパワーでペイントゾーンで攻め立て、コニーあや、そしてセクシーキャットウーマンのんが怯むことなくシュートを狙い得点差を縮め残り3分を切った時点で再び51−61の10点差まで詰め寄ることに成功するも反撃もここまで、最後はミスターパーフェクト遠藤がドライブとボーナススローで試合を締めて勝負あり、オールディーズが66−57でセガを振り切り開幕3連勝とスタートダッシュに成功した。敗れたセガはこれで1勝2敗となったが20点差を付けられても最後まで諦めずに”絶対王者”オールディーズに喰らいついていった姿勢は見事の一語、次戦での奮闘に期待したい。

 
第4試合 ブッダ対ネオクラゲ 42−49
ここまでディフェンディングチャンピオンのオールディーズには【55−82】と完敗したもののキングサンズには【55−43】、ファイブファールズには【52−49】と前回大会で2位、3位に入った格上チームと正々堂々と真っ向勝負に挑み見事な勝星を挙げーキングサンズ戦では終始試合のイニシアチブを握り続けファイブファールズ戦では緊迫のシーソーゲームを制した −今大会の台風の目をなっているブッダと開幕戦でやはりキングサンズとの接戦を制し続くオールディーズ戦では結果的には3点差で敗れてしまったもののー 一時12点のリードを奪い残り30秒の時点ではリードを奪って絶対王者を土俵際まで追い詰めた −やはり今大会見事なステップアップを披露しているネオクラゲとの正に”旬”を迎えているチーム同士の対戦は予想通りの激戦となった。

試合は”巧”スムース和田、”剛”ハーキュリー坂井、そして”柔”のファイナルアンサーりょうの今大会から強力トリオを形成するブッダの「新しい力」が躍動、ファイナルアンサーりょうが綺麗なオープニングショットを決めるとこれに呼応をするようにハーキュリー坂井のパワープレーやピエロ西村のドライビングレイアップでネオクラゲディフェンスに襲い掛かり得点を重ねていく。対するネオクラゲは ー彼に与えられた役割ー すなわちそれは「試合の入りと効率のよいシュート」ー を十分に理解、今大会先発起用に応えて短いプレイタイムの中でオフェンス面は勿論ーディフェンス面でもーキングサンズ戦での試合の流れを変えたフロッピングすれすれのテイクチャージ、対戦相手の流れを断ち切る”意味のあるファール”と守備面でも活躍を見せているSE光嶋が連続ミドルジャンパーをヒット! −特に2本目はかなりオフバランスの状態から − 正にいぶし銀の活躍を見せるベテランがチームに勢いをもたらすとこれまでにない新しい息吹をチームに持ち込んだハードゲイ小田川のプレイメイクからBS三野宮のスリー、ペーパーバック小森、スピィーディーロダンゆうまの連続ミドルジャンパーが炸裂!ネオクラゲがQ終わり間際に15−12と逆転に成功、3点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入ると気合を入れ直したブッダはディフェンスで魅せる。いきなり24秒バイオレーションにネオクラゲを追い込み試合の流れを手繰り寄せるとここからバター梅津、そしてハ―キュリー坂井が持ち前のパワーを生かしてネオクラゲのインサイドを攻め立てボーナススローを獲得、これを着実に得点に繋げて同点に追いつくとさらにはインサイドの守りに意識が集中している虚を突いてバラクーダ月村のシングルアクションショットが連続で突き刺さり逆転、試合を優位に進めていく・・・負ける訳にはいかないネオクラゲは若手が躍動、今大会素晴らしい活躍を見せているスピィーディーロダンゆうまがミドルで反撃の狼煙を挙げるとしゅんのターンアラウンドジャンパーやBS三野宮のドライブなどで連続得点で再び試合をひっくり返し24−22と2点のリード前半を終える。

後半に入ると両者共にダブルヘッダーの2試合目とあってシュート確率は低下、ディフェンスの集中力も散漫となり疲労の色は隠せない・・・しかしそれはベテランが多く在籍するネオクラゲではなくどちらかというと若いブッダの足取りのほうがより濃く感じられ結局この体力の消耗具合のほんの少しの差が勝敗の行方を分けてしまうことになる・・・

それでも先手を取ったのはブッダ、イッコー鎗田のドライブ、そしてバター梅津のパワープレーで試合の流れを手繰り寄せるとここから閃光のような輝きを放ったのは今大会デビューしたルーキーながら既にエース級の活躍を見せているファイナルアンサーりょう、右ウィング付近からフェイクを挟んでミドルジャンパーを綺麗に射抜くと綻びが見え始めたネオクラゲディフェンスを切り裂くようなドライビングレイアップを連続で披露、さらにはディフェンスでもAKをブロックを獅子奮迅の活躍を見せネオクラゲの背中を捉えんと執拗に喰らいついてくる・・・対するネオクラゲは「ダブルヘッダーを勝ち抜く為に」12人の選手をローテーションで起用、体力面での消耗を極力抑えている戦術を採用している為「肩で息をしはじめ明らかにランニングスピードを落ちてきている」ブッダほどの疲労は見られずこの時間帯になってもベテランのアロンゾ河原、そしてシャワーフリーク武藤はオフェンスリバウンドに飛び込み、そしてSE光嶋は試合開始当初と変わらない綺麗なシュートフォームからノータッチでミドルジャンパーを決めてブッダに応戦、1点を争うシーソーゲームの展開ながら「どことなく余裕を感じさせる」戦いで試合を進め38−37とわずか1点ながらブッダからリードを奪い試合はいよいよ勝負の最終Qを迎える。

最終Q開始直前、ネオクラゲは「完全に足が止まってきた」ブッダに対しランニングゲームを仕掛けるように指示、するとバター梅津、スムース和田、ハ―キュリー坂井、バラクーダ月村そしてイッコー槍田・・・明らかにディフェンスの戻りが遅くなりシュートが全く入らなくなっていく・・・それでも意地を見せたのは勝負の執念を見せるスムース和田、渾身の力を込めてミドルジャンパーを射抜くとこれに刺激されたのかバター梅津もドライビングレイアップからAND1プレーを成功させ遂に逆転に成功、試合の流れはブッダに傾くかと思われたがもはやこのプレーを最後にブッダに余力は残っていなかった・・・ネオクラゲは最後の仕上げとばかりにここからペーパーバック小森がビーストドライブを連発してブッダのディフェンスを完全に破壊、さらにはカルロ小杉の速攻やDICE-Kのインサイドプレーで一気に差を拡げ最後はピンクパンサーじゅえりの為にセットされた”パンサーフォーメーション”を試す余裕を見せたネオクラゲがブッダを終盤突き離し49−42で大会2勝目を挙げた。敗れたブッダはこれで2勝2敗となり最終日にチーム史上初となる勝ち越しをかけてセガと対戦することになった。

 
第5試合 ファイブファールズ対キングサンズ 57−50
大会前、共にオールディーズを王座から引きずり降ろす最有力候補と目されながら下位チームに白星を献上、早くも2敗を喫し後が無くなった両チームの戦いは微かに残る優勝戦線への可能性を懸けた激戦となった。

試合はトリックスターだいごがアップテンポなリズムでゲームをクリエイト、今大会好調のダンディカズのロングレンジ、マイクロビーンズ遠藤のミドルジャンパーのアウトサイド、ダイナマイトキッドあつし、そしてハリウッド雄介のインサイドと −時折自らのジャンパーなども織り交ぜながらー キングサンズディフェンスに的を絞らせないバランスの取れたオフェンスを展開、順調に得点を重ねていく・・・対するキングサンズは今大会精彩を欠いているベースラインマスターだいきがようやく「忘れかけていたトップフォーム」を思い出したのかオープンスペースに走り込みクイックリリースジャンパーを3連続でヒット!先行するファイブファールズへの追撃が始まるかと思われたがここでキングサンズはパスミス、バイオレーションを連発、自らの手でそのチャンスを潰してしまう・・・かつてリーグに一時代を築いたキングサンズには見られなかった小さな綻びがそのまま点差に現れ18−9とファイブファールズがキングサンズから9点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入ると「第1Qにおけるキングサンズと同じように」序盤つまならいミスを連発し得点機会を逃して続けているファイブファールズに対してキングサンズが攻勢に転じ今大会「かつての豪快さ、憎らしいほどの得点力」が影を潜めているゴルゴ藤樹がパワープレーでAND1プレーを成功させるとこれをきっかけにF山本のスリーなどで得点を重ねディフェンスでもハイタワー西野がブロックでファイブファールズの攻撃を封じ見る見る得点差を縮めていく・・・対するファイブファールズもジャックナイフ土利川がドライブを仕掛けてファールを獲得、ボーナススローをきっちり2本決めて落ち着きを取り戻すとここからトリックスターだいごがロングレンジ、そして身体をディフェンダーにぶつける巧妙なドライブでキングサンズのファールを誘発、ボーナススローに繋げて試合の流れを再び引き寄せるとここでチームのムードメーカーの二人がステップアップ、イエローマスタード菅野がスプートニク人工衛星ショット、さらにはブラックタイガー山川が仰け反りながらバックステップショットを捻じ込みチームにエナジーを与えてキングサンズを引き離しに掛る。 それに対してリーグに加入以来、ほとんどの大会で優勝争いに絡み続け「勝者としてのDNA」が植え付けられているキングサンズもゴルゴ藤樹のボーナススローやハイタワー西野のベビーフック、さらにはベースラインマスターだいきの軽快なステップからのペネトレイトで反撃、23−31とわずかながら得点差を縮めてハーフタイムを迎える。

”15点、いや20点離されても逆転する力と自信を持ち合わせていた” まさにリーグの”キングとして君臨していた”時のような爆発力、一体感、 粘り、勢い、そして笑顔は影を潜め − そして今”チームとしての旬”が過ぎ去ろうとしている刻を迎えようとしているかもしれない −キングサンズが後半に入ると意地のスパーク、スマートボーイ宮下とベースラインマスターだいきのコンビプレー、F山本のポストアップ、さらにはゴルゴ藤樹のパワープレーで一気に得点差を縮め遂に33−34の1点差まで詰め寄ると場内は騒然とした空気に包まれる。 対するファイブファールズは開始早々のスーパーボールあきらのラインクロスバイオレーションなどで試合の流れを掴み損ねていたがボードマスターまっきー、そしてマジック飛澤がリバウンドで奮闘しチャンスを作り出すとダンディカズのスリーを合図に反撃を開始、ダイナマイトキッドあつしが執拗にインサイドを攻めアウトサイドからはマイクロビーンズ遠藤が長距離砲を射抜いて再びキングサンズを引き離しに掛るがキングサンズもすぐさまゴルゴ藤樹が左ウィング付近からミドルジャンパーで応戦、40−45とまたしても得点差を縮めていよいよ試合は勝負の最終Qを迎える。

開始早々、両者緊張感からかミスを連発、しばらく得点が決まらない「嫌な時間帯」が続いていくが最初にその均衡を破りスコアボードを動かしたのはキングサンズのF山本、 左サイドから伝家の宝刀のロングレンジを炸裂させて43−45の2点差に迫るもファイブファールズもトリックスターだいごの速攻やルンバ北山とダイナマイトキッドあつしのコンビプレーで応戦、49−45と引き離しに掛るもキングサンズもすぐさまゴルゴ藤樹がパワープレーで切り返し時間の経過ととも緊迫の度合いは増していく・・・残り2分を切ってキングサンズのミスをきっかけにボールを保持したファイブファールズはトリックスターだいごのパスを受けてマイクロビーンズ遠藤が値千金のスリーを捻じ込み52−47の5点差に引き離すことに成功すると攻撃を焦った −以前なら考えられないが −キングサンズがボールをロストし万事休す、ファイブファールズが粘るキングサンズを57−50で振り切り大会初勝利を挙げた。 対するキングサンズはこれで1勝3敗と優勝戦線から完全に脱落、最終日のオールディーズ戦で次回大会に繋がる奮闘に期待したい。

 



画像をはじめ、当ホームページのデータを承諾無く、コピー・加工することを禁止します。本サイトおよびリンク先ページの内容に関する責任ならびに著作権は、それぞれのページの作成、管理者に帰属します。雑誌・新聞等にデータを転載される場合は必ずご相談下さい。

運営・取材協力 中村, 光嶋