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2014.5.18 大会1日目
 
第1試合 ファイブファールズ対ブッダ 57-51
「アナザーワールドたくも出場メンバーに名を連ねリーグ参戦以来常に優勝争いに加わっているファイブファールズが優位」と予想された第1試合のファイブファールズ対ブッダは開幕ゲームの独特の緊張感からか両者シュートまでは持ち込むものの中々得点が入らない時間が続いていたが最初に試合の主導権を握ったのはブッダ、チームの若きエース、ファイナルアンサーりょうが躍動、ディフェンダーを引きつけてバター梅津のミドルジャンパーを演出、チームに初得点を齎すと続けざまにドライブを敢行、さらにはイッコー鎗田、バラクーダ月村に絶妙なアシストパスを送りなかなか得点を挙げる事が出来ないファイブファールズをリード、試合を優位に進めていく・・・

対するファイブファールズは「ファーストショットでは得点を挙げることが出来ないものの無類のオフェンスリバウンドの強さを発揮してニュートラルボールを奪取、粘り強く繋いでいると3分過ぎにダイナマイトキッドあつしが持前のパワープレーでボールを捩じ込みチームに初得点を齎すとここから“小さな将軍”トリックスターだいごが躍動、左サイドからドライビングレイアップを沈めるとこれを皮切りにミドルジャンパーや巧みなレイアップでオフェンスを牽引、さらには持ち前のスピードに乗ったドリブルでコートを疾走、ディフェンダーを引きつけブラックタイガー山川に絶妙のタイミングでパスを送り速攻を演出、瞬く間に13-13の同点に追いつくことに成功、ブッダに流れていた試合の流れを引き戻すことに成功するが「このまま引き下がる訳にはいかない」ブッダはQ終了間際にファイナルアンサーりょうが見事なドライビングレイアップを捩じ込みブッダが15-13 と2点のリードを奪い第1Qを終える。

第1Q終了間際にファイブファールズにメンバー登録の不備が発覚、ブッダにテクニカルフリースローが与えられるハプニングで幕を開けた第2Q、ファイブファールズはアナザーワールドたくがその存在感と卓越したテクニックでチームメイトに次々とシュートチャンスを創出していくもののハリウッド雄介、スーパーボールあきらが何でもないクリアバスケットを続け様にミス、得点機を逃してしまうとすかさずブッダが攻勢を開始、デール江花のが左ベースライン沿いからのミドルジャンパーを射抜くとこれを皮切りにバター梅津のスピンターンショット、さらにはファイナルアンサーりょうが左エルボー付近から斜めに切り裂くようにペイントゾーンを蹂躙、ドライビングレイアップを豪快に捩じ込み着実にリードを拡げていく・・・

しかしここでファイブファールズはアナザーワールドたくがトップギアにシフトチェンジ、左エルボーやや外側からミドルジャンパーを射抜くと続いてトリックスターだいごに矢のようなパスを送りイージーショットを演出するとインサイドでのパワープレーでディフェンダーのファールを誘発しAND1、ボーナススローも確実に沈め残り2分で26−25とこの試合始めてリードを奪うことに成功する・・・

しかしながら重ね続けた敗戦と幾重にも折り重なり積み上げられた“悔しい思い“により”粘り強さ“そして”勝負を挑む事の尊さ“を身に付けたブッダは怯むことなく反撃開始、”巧者“デール江花のミドルジャンパーに続いてバター梅津がミドルジャンパー、さらにはマークに付くダイナマイトキッドあつしのマークをものともせずリバースレイアップを捩じ込み得点、大方の予想を裏切り33-28とブッダがファイブファールズに5点のリードを奪いハーフタイムを迎える。

後半に入りアンダー30プレーヤーのスーパーボールあきらを再び戦列に戻しトリックスターだいご、アナザーワールドたくと共に3ガードで逆転を狙うファイブファールズが開始早々反転攻勢、アナザーワールドたくの素早いパス回しからスーパーボールあきらがドライブを敢行、ファールを誘発しボーナススローを沈め反撃の狼煙を挙げると「ミスやロストボール、ワイドオープンショットでのエアボール・・・やや疲れが見え始め集中力を失いつつあるブッダの虚を突いてスーパーボールあきら、トリックスターだいごが連続得点、36−34と一気に逆転に成功、再び試合の流れを引き寄せることに成功する・・・

何とか喰らいついていきたい、−いや出来る事ならば・・・エースのファイナルアンサーりょうが出場可能なこの第3Qが終わるまでに少なくとも10点のリードは奪っておきたい− ブッダだったがこのQ開始直後からのミスの連鎖が止まらず中々得点を挙げることが出来ず、さらにはこの日前半だけで18得点を挙げていたファイナルアンサーりょうもこのQはマッチアップするアナザーワールドたくの厳しいマークに苦しみ失速 −それでもこの勇気ある若者は執拗なマークを振り払い1本のFGと2本のFTの4点をスコアボードに刻んだが・・・− ルンバ北山のミドルジャンパー、ブラックタイガー山川のフリースローで得点を積み重ねたファイブファールズに41−38と逆転を許してしまい試合はいよいよ勝負の最終Qへ・・・

「最後まで諦めねえぞー!」「気合だ!気合」ベンチ前でチームメイトを鼓舞するバター梅津の想いとは裏腹にチームはロストボールにバッドパス、そしてバイオレーションとミスを連発、得点を挙げられずいるとトリックスターだいごとブラックタイガー山川の連携プレー、アナザーワールドたくのパワープレー、さらにはルンバ北山にもミドルジャンパーを射抜かれ逆にファイブファールズに連続得点を許してしまいその差は遂に50−40と10点差にまで開いてしまう・・・

もはやこれまでか・・・と思われた残り4分、「チームとしての粘り」を身に付けたブッダは“プラス1アドバンテージを持つ”ナターシャ優子を投入し諦めることなく反撃を開始、バラクーダ月村の「自らの身体の流れを上手く活かした」“カレントダイブショット“やスムース和田、デール江花の連続ミドルジャンパーで追撃、50−44と残り3分で再び6点差まで詰め寄るもここでアナザーワールドたくが相手ディフェンダーが密集しているペイントゾーンに侵入したジャックナイフ土利川に巧妙なバウンドパスを送り相手ディフェンダーのファールを誘発させる駄目押しのボーナススローを演出して勝負あり、ファイブファールズが終盤まで粘りを見せたブッダを57-51で振り切り幸先の良いスタートを切った。多くの欠場者により苦戦が予想されていたブッダはアナザーワールドたく、トリックスターだいごの2枚看板を擁するファイブファールズに最後は力尽きたものの一歩も譲らない見事な戦いを披露、次戦からの巻き返しに期待が懸かる。

 
第2試合 セガ対ネオクラゲ 39-55
これまで幾重に渡り熱戦を展開してきたリーグ創設時から参戦を続ける“オリジナル2” −Dリーグの“クラシコ”− セガ対ネオクラゲの伝統の一戦は試合開始直後からスピーディーロダンゆうまがいきなりミドルジャンパーを連続でヒット!さらには昨年の体調不良から復調したDICE-Kがオフェンスリバウンドからボールを捻じ込み6-0 とスタートダッシュに成功、早くも試合の主導権を握り試合を優位に進めていく・・・

対するセガはチームのダブルエース、マイティマウス愛宕とマスターピースゆうたがこの試合を欠場と“チームの核”を欠きオフェンスは勿論、ディフェンスでもリバウンドで苦戦、ゲレーロしゅう、DICE-K、アロンゾ河原、そして久々の出場となるペーパーバック小森・・・ネオクラゲのセンタープレーヤーにインサイドを制圧され中々得点を挙げる事はおろかリバウンドを奪う事が出来ない・・・すると試合開始2分、今大会から採用された「50プラス1」ルールが適用される事になったAKが先発起用したチームの期待に応えてロングレンジをヒット! さらにはゲレーロしゅうのミドルジャンパーやDICE-Kのパワープレーなどで順調に得点を重ねセガとの得点差を見る見る拡げていく・・・

対するセガはスーパーソルジャー石川のミドルジャンパーで反撃の狼煙を挙げると続いてセクシーキャットウーマンのんが果敢にドライブを捻じ込み追撃を開始、遠く離れたネオクラゲの背中を追い始めていく・・・しかし残り2分、再びAKが右ベースライン沿いからロングレンジをヒットしさらにはアロンゾ河原がオフェンスリバウンドを奪取、そのままボールを捻じ込み21-8とネオクラゲがセガを圧倒、13点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入ってもネオクラゲは攻撃の手を緩めない。ゲレーロしゅうのリバウンドショットに続いてこの日好調のAKが右コーナーからロングレンジを叩き込みその差を拡げるとディフェンスでもペーパーバック小森、アロンゾ河原が渾身のディフェンスでセガの攻撃を封じて付け入る隙を与えず試合は完全にネオクラゲペースで進んでいく・・・しかし4分過ぎ、右サイドラインを疾走していたセクシーキャットウーマンのんが右ウイングやや後方でパスを受け取るとそのまま素早いモーションからロングレンジをヒット、反撃の狼煙をあげると「これに続け」とばかりにSS石川のボーナススロー、コニーあやのミドルジャンパーなどで詰め寄るものの続かず32−16とネオクラゲがセガにさらにリードを拡げてハーフタイムを迎える。

後半に入ると「少しづつ差を詰めておきたい」セガは試合の流れを引き戻すべくベテランガード、ロビン内山を投入、すると持ち前の執拗なディフェンスからネオクラゲのミスを誘発させチームにボールを手繰り寄せる事に成功させると“闘将“DG浅井がミドルジャンパーを連続ヒット!プラス1ルールで32−22と10点差にまで詰め寄るもそのあとが続かずマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕不在で手薄なインサイドを突いてくるネオクラゲのベテランセンター、アロンゾ河原、そしてペーパーバック小森に連続得点を許してしまい、さらにはスピーディーロダンゆうま、BS三野宮にも速攻でレイアップを決められ再びその差を拡げられてしまう・・・

42-24と「1Q8分制のDリーグ」では“逆転は絶望的”とも思える18点差で始まった最終Q、「如何なる点差であろうとも、たとえ絶望的な状況であろうとも可能性がある限り最後まで絶対に諦めない」“セガバスケットボール魂が宿る戦士達はQ開始から猛反撃を開始、大量リードから「やや集中力を欠き雑なプレーが散見し始めた」ネオクラゲの気の緩みを突いてベテラン、ボーンファイター西川が気合いの入ったリバウンドでボールを繋ぐとSS石川が速攻からのフローターショットや連続ミドルジャンパーなどで続け様に6点を奪取、試合の流れを手繰り寄せるとこれに呼応するかのようにスーパーハンドル笠原が左ウィング後方付近から彼独特のよくスピンの効いた高い放物線を描いたロングレンジを連続で射抜いて残り36-47と11点差に詰め寄るとネオクラゲはリズムを失い得点を挙げることが出来ずに試合の主導権は完全にセガペースに・・・

さらに残り1分、DG浅井が執念のミドルジャンパーで39−47と8点差にまで詰め寄られてしまい以前なら「本職ポイントガード不在から必要以上に慌ててしまい勝利を取り逃がしてしまう」試合が度々散見したネオクラゲだが昨年からチームに加わったハードゲイ小田川がきっちりゲームをコントロール、インサイドのサイズのミスマッチを突いてアロンゾ河原、ペーパーバック小森、DICE-Kにボールを集めてセガのペイントゾーンを攻略、ボーナススローを絡めながら連続得点、再びその差を拡げると最後は右ベースライン沿いからAKがこの試合4本目となるスリーを射抜いて勝負あり、ネオクラゲが55-39でセガに快勝、昨春大会から続く連敗を7でストップ、再スタートを切った。一方、大会前「優勝候補の一角」と目されていたセガは最後までよく奮闘を見せたが“攻守の要”を担うマイティマウス愛宕、マスターピースゆうたの2枚看板を欠いたのが最後まで響いた。

 
第3試合 キングサンズ対オールディーズ 74-65
キングサンズは身長190センチを誇るインサイドの要のハイタワー西野を、オールディーズは絶対的エース、ミスターパーフェクト遠藤と共に中軸プレーヤーを欠いての戦いとなったキングサンズ対オールディーズの試合は開始早々チームの“斬込隊長“ベースラインマスターだいきが右エルボー付近からミドルジャンパーをヒットさせるもオールディーズもすぐさまベイビーガソル三寺がロングレンジをファーストタッチで叩き込み応戦、すると今後はお返しとばかりにF山本が左ウィング後方からスリーを捻じ込むとその後はお互いに −それはあたかも剣道の”つばぜり合い“のように 相手の動きを封じる、あるいは攻撃の形を作らせない− ディフェンシブな戦いが続き両者中々電光掲示板のスコアを動かすことが出来ない膠着状態が続いていく・・・

この均衡を破ったのは新たにチームに加わった“1番から4番までのポジションをこなせる多様性と高い順応能力でチームを繋ぎ合せる、あるいは潤滑油的な役割を果たすa.k,a”インターフェース“ノブナガが執拗なディフェンスでベイビーガソル三寺のバッドパスを誘発させるとボールをスティールしたベースラインマスターだいきがイージーレイアップで得点、さらにはF山本が1本目と同じように左ウィング後方からスリーを叩き込み序盤はキングサンズペースで試合が進んでいく・・・

対するオールディーズはハイタワー西野、ゴルゴ藤樹不在の手薄のインサイドを意図的に攻める作戦なのか、執拗にペイントゾーンでのパワープレーを敢行、BIG X西川、ミリオンダラー浅田がボーナススローを絡めながら着実に得点を重ね先行するキングサンズとの得点差を縮めていく・・・

この試合キングサンズは −F山本、RPGノブナガ、ベースラインマスターだいき、インターフェースノブナガ、そして高橋水芭蕉のガードもしくはフォワードポジションでプレーする選手をスターターに起用・・・実際には「センターポジションでプレイ出来る選手が全て欠場した為の苦肉の策なのだが・・・」−これはNBA王者MIAMI HEATが実践する本職のセンターポジションの選手を置かない“ポジションレス“バスケットに奇しくも符号、果たしてキングサンズの”ポジションレスバスケット“がこの試合で如何なる効果を発揮したかどうかは推し量る事は出来ないが− F山本とインターフェースノブナガが司令塔の役割を交互にスイッチすることでオールディーズのプレッシャーディフェンスを回避、またリバウンドでは分が悪い分、巧みなスクリーンプレーや素早いパスワークによってアウトサイドのオープンショットシチュエーションを創出、これをRPGノブナガ、ベースラインマスターだいき、そしてF山本が高確率でシュートを射抜いて第1Qは16-12とキングサンズがオールディーズから4点のリードを奪って終了する。

第2Qに入ってもキングサンズのオフェンスは引き続き好調、ベースラインマスターだいきのミドルジャンパーに続いてRPGノブナガ、F山本の長距離砲が続け様に決まり、今一つリズムに乗る事が出来ないオールディーズとの差を拡げ早くもその差は二桁に・・・

早い時間に追いついておきたいオールディーズはキャノンボールしん、ミリオンダラー浅田との連携プレーからノーマークとなったa.k.aをラムジーから“ジェニファー”に変更したジェニファー武田が連続得点、ようやく試合の流れをキングサンズから引き寄せたかと思われたがそのあとが続かずなかなかリズムに乗る事が出来ない・・・

すると残り3分、キングサンズの勢いを加速させるBIGPLAYが・・・途中出場を果たしたルーキー、a.k.a“レモンスカッシュ”つうが見事なディフェンスを披露、チームに活力を齎すとリバウンドからの速攻で右サイドラインを巨体を揺らしながら疾走するプリングルスてるがまさかの“サワークリームオニオンリバースレイアップシュート”を捻じ込むと場内からはどよめきと大歓声が湧き起りキングサンズはこれに乗じて観客を味方につけてさらにスパーク、インターフェースノブナガがクロスオーバードリブルでディフェンダーを振り切り連続得点、さらにリードを拡げていく・・・

対するオールディーズは試合開始からオープンシチュエーションをクリエイトするもののフィニッシュの精度を欠き得点が伸びていかない現状に痺れを切らしたのかミスターパーフェクト遠藤に代わり司令塔のポジションを務めるキャノンボールしんが果敢にインサイドにドライブを敢行、ボーナスプレーを織り交ぜながら繋ぐと残り1分を切ってBIGX西川のリバウンドショット、さらには右ウィング付近からバイロン鈴木の蒲南茶荘クールショットがヒット、オールディーズが28-36と一時は二桁以上に拡がってしまったキングサンズとの得点差を8点差にまで縮めてハーフタイムを迎える。

後半に入ってもキングサンズの勢いは持続、前述のセンターを配置しない“ポジションレスバスケット”が思いの外機能、素早いパス交換からシュートチャンスやディフェンダーとのミスマッチを突いたアイソレーションを創出、ベースラインマスターだいきのミドルジャンパーに続いてインターフェースノブナガが巧みなフェイントモーションからジェニファー武田を振り切りステップバックジャンパーをヒット、得点を重ねるとオールディーズもすかさずキャノンボールしんのドライビングレイアップやバイロン鈴木のクイックリリースジャンパーで追撃するも全般的にシュート確率が悪く、何とかキングサンズに喰らいついていくもののいつもの“オールディーズらしさ、そしてチーム全体で戦っている一体感”を感じる事が出来ない状況が続いていく・・・

するとキングサンズは“永遠の0“チームのジョーカー、高橋水芭蕉がベイビーガソル三寺越しに左エルボーやや後方からミドルジャンパーをクリーンヒットしチームに勢いを齎すと「この試合がリーグのデビュー戦とは思えない」ほどの落ち着きと素晴らしいプレーを披露しているインターフェースノブナガが連続ジャンパーをヒットし遂に50-33と17点差にまでリードが拡がっていく・・・

何とか喰らいついていきたいオールディーズだが相変わらずアウトサイドからのシュート確率が悪く得点差が思うように縮まらずフラストレーションの溜まったキャノンボールしんはレフリーの判定に不満を爆発、苛立ちを隠せぬまま勝負は最終Qへ・・・

55-43とキングサンズが12点のリードを奪って始まった最終Q、崖っぷちに追い込まれたオールディーズはキャノンボールしんの火の玉ドライブを皮切りに猛反撃を開始、ミリオンダラー浅田の連続パワープレーやミドルジャンパー、さらにはサクラのロングレンジに続いてこの日シュートタッチがあまりよくなかったバイロン鈴木のクールスリーがヒット、残り3分を残して65-57と8点差にまで詰め寄る事に成功する。

しかし既に24秒ぎりぎりまで時間を使いながらの余裕を持ったオフェンスを展開しいているキングサンズは「ボールを奪いに前掛りになっている」オールディーズのディフェンスと終了間際のファールゲームにしっかり対応、フリースローを冷静に静めて勝負あり、二人のルーキーとベンチメンバーを含め見事なチームバスケットを展開した“新生”キングサンズが74-65で王者オールディーズに快勝、3年ぶりの王座奪還に名乗りを上げた。

敗れたオールディーズはミスターパーフェクト遠藤、ベテラン、スワン佐々木の不在が響いたのか「いつものスピード感や“試合や勝負に対するアグレシップな姿勢”そしてディフェンディグチャンピオンとしてのプライド」が見る者に伝わる事無く完敗、2日目以降の巻き返しに期待したい。

 
第4試合 セガ対ブッダ 43−62
試合は開始早々ブッダが“マイティマウス愛宕、マスターピースゆうたを欠き、ポストアップからのインサイド、あるいは「個」の力で対戦相手をいとも簡単に凌駕してしまう”「正にチームの核となる存在」が不在で安定性を欠くセガに対してファイナルアンサーりょうがチームを牽引、挨拶代わりにドライビングレイアップを捻じ込むと続いてはイッコー鎗田に見事なアシストパスを送り得点を演出、さらにはデール江花のゴール下やバター梅津のリバウンドショットなどで9-0とスタートダッシュに成功、序盤はブッダがセガを圧倒する展開で試合は進んでいく・・・

対するセガはこの日先発出場したボーンファイター西川が渾身のリバウンドやドライブを敢行するものの二人のエースを欠きオフェンスでのポイントを作れず苦戦が続いていたがようやく3分過ぎ、DG浅井のパスを受けてセクシーキャットウーマンのんが左ベースライン沿いからミドルジャンパーをヒットしスコアボードを動かすと続けさまにツーフェイス前田のフラワーショットが炸裂!さらにはスーパーハンドル笠原がストリートムーブからドライブを捻じ込み反撃、残り3分を切って7−11にまでスコアを戻す事に成功するもブッダもすぐさま応戦、バター梅津のターンショットに続いてファイナルアンサーりょうが右サイドからディフェンダーのファールを誘発する豪快なドライビングレイアップを捻じ込みボーナススローも成功させるAND1プレーで再びセガを突き放し第1Qは16-7とブッダがセガに9点のリードを奪い終了する。

第2Qに入ってもブッダの勢いは止まらない。チームのオフェンスを牽引するファイナルアンサーりょうが第1Qに続いてこのQも躍動、いきなり左ベースライン沿いからロングレンジを射抜いてチームに“GO“のシグナルを送るとここから”戻りや連係面での綻びが生じているセガのディフェンスを突いてデール江花、そして自らが代わる代わるドライブを成功、さらにはスムース和田のボーナススローやゴール下も決まり早くもその差は二桁に・・・

試合開始から劣勢が続くものの少ないチャンスを活かしツーフェイス前田、セクシーキャットウーマンのんがミドルジャンパーを射抜いて12−27にまで戻した時、体育館入口付近からセガのユニホームを纏った二人の若者が駆け込んでくる姿が・・・そう、それは他大会と重なり合流が遅れていたマイティマウス愛宕、マスターピースゆうたがようやく到着、すると劣勢が続き苦悶の表情を浮かべていたチームメイト達の表情が二人がチームに合流した安堵感からか、すぐさま明るい笑顔に変わっていく・・・

残り5分、軽いウォームアップを終えた彼らが揃ってコートに入るとマスターピースゆうたがいきなり左ベースライン沿いからミドルジャンパーをヒット!続いてこれに呼応するようにマイティマウス愛宕がパワードライブでボーナススローを獲得し得点、さらにはスーパーハンドル笠原のスリーもヒット!このままセガが反転攻勢に出ると思われたが「既に他大会で試合を消化してきた疲労やネオクラゲ戦での欠場やこの試合途中合流が余儀なくされたことが招いたであろう敗北、劣勢に追い込まれてしまっているチームへの責任感、そして得点への、勝利への焦り・・・」彼らは2人共にチームへの責任感と逸る気持ちがそのままプレーに反映、リズムに乗る事が出来ずにことごとくシュートを外してしまい逆にブッダの反撃を許し、バター梅津の連続パワープレー、デール江花のミドルジャンパー、バラクーダ月村のボーナスショットなどで突き放されてしまい結局18-34とブッダにさらに得点差を拡げられて前半戦を終える。

後半に入ると珍しいスムース和田の連続ミスに乗じてセガが反撃、ツーフェイス前田のフラワーショットに続いてDG浅井がメキシカンパンチドライブでボーナススローを獲得、チームに試合の流れを引き寄せるも“いつもは決まる”マスターピースゆうたのドリブルからのストップジャンパー、あるはロングレンジがことごとくリングに嫌われてしまいネットを揺らすことが出来ない・・・

逆に二桁の大量リードを保ち余裕のあるブッダはボールを良く回しバランスの取れたオフェンスを展開、ファイナルアンサーりょう、デール江花、スムース和田がアウトサイドやドライブで、ペイントゾーンではバター梅津が身体を張ってリバウンドに奮闘、ゴール下を捻じ込みセガに付け入る隙を与えずさらにリードを拡げると残り3分、このQ途中出場していたナターシャ優子が左ベースライン沿いからミドルジャンパーをクリーンヒット!さらにはデール江花とバター梅津が代わる代わるドライブを決めてブッダがセガを圧倒、48-27 とさらに得点差を拡げて第3Qを終える。

21点差で始まった最終Q、ブッダはそれでも攻撃の手を緩めずスムース和田のパワープレー、イッコー鎗田のミドルジャンパーで連続得点、リードを拡げていくも“もはや勝利が望めない絶望的な状況に追い込まれようとも己の戦った証である爪痕は残す”−最後まで絶対の諦めない−チームフィロソフィーをその歴史と戦いを通じて築き上げてきたセガは試合半ばで手を緩めたり、ゲームを投げ出したりはしない・・・

まるで「ここからだ!」とのメッセージをチームメイトに知らせるようにチーム最年長52歳の“闘将”DG浅井がミドルジャンパーをヒットさせるとこれに目を覚ましたのかマイティマウス愛宕が持ち前のパワーを発揮、ブッダのペイントゾーンを蹂躙した3連続ゴールで追撃、さらには短いプレータイムの中で得点を量産出来る“miss インスタントオフェンス”コニーあやがプラス1スリーを右サイドから捻じ込み得点差を一気に縮めていくもブッダもバラクーダ月村のシングルアクションショットやスムース和田のミドルジャンパーなどで応戦、そして最後はナターシャ優子に止めのボーナススローを決められ勝負あり、ブッダが62-43でセガに快勝、大会初勝利を挙げると共に通算成績を1勝1敗の五分に戻した。対するセガはチームの両翼を担うマイティマウス愛宕、マスターピースゆうたが途中合流するもののブッダに流れていた試合の主導権を引き戻す事が出来ずにこれで2連敗と目標としていた覇権奪回に早くも黄色信号が灯った。

 
第5試合 ネオクラゲ対ファイブファールズ 43-55
試合は大会前「抜群の仕上がり」と好調が伝えられていたDICE-Kがリバウンドに奮闘、パワープレーを続け様に捩じ込みさらにはボーナススローもきっちり沈めて5-0とネオクラゲがスタートダッシュに成功するもファイブファールズもアナザーワールドたくのパスを受けてスーパーボールあきら、トリックスターだいごが連続得点を挙げてすぐさま5-4と追走、両者譲らず互角の試合展開が続いていく・・・

しかし残り4分、自力に勝るファイブファールズはアナザーワールドたくのロングレンジに続いてルンバ北川がミドルジャンパーがヒット!さらには“モード”に入りつつあるアナザーワールドたくが巧妙なフェイントモーションでディフェンダーを翻弄、ミドルジャンパーを連続で射抜いてリードを拡げていくもネオクラゲもこの試合好調な滑り出しを見せたDICE-Kを軸にインサイドプレーヤー達が奮闘、DICE-Kのリバウンドショットに続いてゲレーロしゅんがミドルジャンパーをヒット、順調に得点を重ね先行するファイブファールズを追走するがセガ戦で猛威を奮ったスピーディーロダンゆうまとAKが厳しいマークを受けて沈黙、時折放つワイドオープンショットもリングに嫌われてしまいネットを揺らす事が出来ずに第1Qは17-15とファイブファールズがネオクラゲに2点のリードを奪い終了する。

第2Qに入るとスーパーボールあきらのミドルジャンパーに続いてアナザーワールドたくがロングレンジを一閃、22-17とファイブファールズが引き離しに掛かるもネオクラゲもBS三野宮のドライビングレイアップやカルロ小杉、アロンゾ河原のリバウンドショットで応戦、僅差の勝負が続いていくが両軍ともにミスが目立ち始め、さらには −ファイブファールズは何でもないゴール下やレイアップなどのクリアバスケットをまるで連鎖するように外してしまい、一方のネオクラゲもせっかくクリエイトしたワイドオープンショットを悉く外してしまいスコアボードを動かす事が出来ない空虚な時間が流れていってしまう・・・

しかしこの膠着状態から一歩早く抜け出したのはファイブファールズ、アナザーワールドたくがこのQ、2本目のスリーを右ウィング後方から叩き込むと続いてダンディカズがステップアップ、インサイドのパワープレーと正確なアウトサイドシュートを織り交ぜながら9ポイントを連続で奪取、勢いの止まったネオクラゲを突き離し34-23とファイブファールズが11点のリードを奪いハーフタイムを迎える。

第3Qに入り「早い時間帯でファイブファールズを射程距離内に捉えておきたいネオクラゲだが以前としてスピーディーロダンゆうまとAKが厳しいマークに会い沈黙、DICE-K、ペーパーバック小森、そしてゲレーロしゅんが何とかリバウンドシュートを捻じ込み繋いでいくがなかなか自分達のバスケットボールをさせて貰えずリズムに乗れない状態が続いていく・・・

対するファイブファールズもダブルヘッダーの2試合目の疲労からか、シュートの精度が落ちてしまいギアが上がらないネオクラゲを突き離す事が出来ないでいたが残り4分、ルンバ北山、スーパーボールあきらの連続得点で再び試合の流れを引き寄せるとアナザーワールドたくが再び躍動、自らのドライビングレイアップに続いてブラックタイガー山川の得点を演出する見事なアシストパスを送り44-30とリードを拡げ試合は勝負の最終Qへ・・・

出来るだけ早い時間帯に追いつきたいネオクラゲだがその逸る気持ちを見透かされるようにハリウッド雄介にリバウンドシュートを許してしまいさらに得点差を拡げられてしまうがすぐさまBS三野宮が続け様にドライブを敢行しボーナススローを獲得、これを確実に沈めて試合の流れを引き寄せるとこの試合好調のDICE-Kがリバウンドを捻じ込み連続得点、さらには「ほぼ2試合フル出場した疲労からか両足を攣りながらも懸命なプレーを続けていた」ハードゲイ小田川のパスを受けたピンクパンサーじゅえりがプラス1スリーをヒットするも反撃もここまで、最後はダインディカズのミドルジャンパーに続いてダイナマイトキッドあつしに止めとなるリバウンドショットを決められ勝負あり、ファイブファールズが55-43でネオクラゲに快勝、悲願のリーグ初制覇に向けて最高の滑り出しを見せた。対するネオクラゲは第1Qこそファイブファールズに対して互角の戦いぶりを見せたがセガ戦で勝利の原動力となり活躍したスピーディーロダンゆうまとAKが無得点に抑えられ完敗、1勝1敗のイーブンで大会第1日目を終えた。




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運営・取材協力 中村, 光嶋