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大田区バスケットボール選手権大会レポート
〜3月1日(火) オールディーズ対糀谷会〜

THE DERBY MATCH



もうすぐティップオフ、白いユニホームが糀谷会、 紺地にイエローの文字が栄えるユニホームはオールディーズ、かつてクリスウェバー、ジュワンハワード、ジェイレンローズなどを擁し全米中を沸かせたミシガン大学を彷彿させるカラーだ。


同じ町を本拠に置くチームの戦いをダービーマッチと呼び世界の各地で見る者を熱狂させる。JリーグではFC東京対東京ベルディ1969の対決を東京ダービー、ミラノのサンシーロスタジアムで行なわれる永遠のライバル同士の戦い、セリエAのインテルミラノ対ACミランのミラノダービー、そしてアルプスを越えてフランスからドーバー海峡を渡りイングランドに目を向ければ170回を超える対戦の歴史を持つマージーサイドダービー、リバプール対エバートンFCなどどれも素晴らしい戦いを我々に見せてくれている。

3月1日大森スポーツセンターで行なわれた大田区選手権大会2回戦、オールディーズ対糀谷会は共に糀谷地区周辺を本拠とするライバル同士、まさにダービーマッチと呼ぶに相応しい素晴らしい試合となった。 ホットチョリソー三野宮、スワン佐々木を擁するオールディーズは今ではすっかり1部に定着、昨秋の大会ではベスト4進出、大田区優勝も決して手の届かないものではなくなってきている。対する糀谷会は3年前からメンバーを若手に刷新、かつて糀谷会を支えた多くのベテラン達はチームを去り、糀谷会のシーラカンスコンビ、AK43、コンダクター富坂の二人が若いチームを正しい方向に進めるべく手助けをしている状態だ。


激しいリバウンド争いを見せる両チーム。リバウンドだけを見ればサイズで劣る糀谷会はオールディーズに対してなかなかの踏ん張りを見せる。


試合は序盤、ストリート仕込みのペネトレイトを警戒する糀谷会のディフェンスをあざけ笑うかのようにホットチョリソーがスリーを2本連続ヒット!しかし糀谷会も最近成長著しいザコ五十嵐がスリーをトップオブザキーから見事に決めて、スタメン起用に答える。オールディーズはホットチョリソーが止まらない。3本目、4本目とスリーの雨を降らせ糀谷ベンチに溜め息をつかせれば、スマイリーアサシン、(微笑みの暗殺者)ベイビーフェイスカオルもスリー、そしてペネトレイトでゾーンを切り裂き得点を重ねていき優勢に試合を進める。

しかし糀谷会も粘る。バシのスリー、エイジの攻守に渡る効果的なプレー、ゆうまのミドルなどで何とかオールディーズに5、6点差で喰らいついていき前半は終了、しかし後半に入ると糀谷会が息を吹き返す。この日インサイドで粘り強い働きを見せていたDAISE-Kが連続得点、一気に差を詰め、遂に2点差に!しかし大事な所で糀谷会はタ-ンオーバーを犯し同点にすることが出来ない。ここでオールディーズにスーパープレイが飛び出した。


タイムアウトで若い糀谷会メンバーに指示を出すコンダクター富坂。プレーしてるよりも熱かった!


インサイドで粘り強いプレーを見せていたコートの座頭市、長野の仕込杖ブロックが好調DAISE-Kを見事にブロック、糀谷会に傾きかけていた流れをオールディーズに引き寄せた。ここからオールディーズは反撃に転じ、キャプテン、ゴールデンボンバー青柳のリバウンド、今日は羽根を休めてインサイドのパワープレーに専念するスワン佐々木が闘志溢れるプレーでチームを奮いたたす。糀谷会も諦めることなく反撃するが結局6点差 68対62でオールディーズが糀谷会に貫禄勝ち、糀谷ダービーを制した。

1954年のこの日に行なわれた太平洋、ビキニ環礁でのアメリカによる水爆実験のようにホットチョリソーが大爆発、合計7本のスリーを糀谷ゴールに突き刺した。またオールディーズの思い切りのいいプレー、多くの経験から得た的確な判断、少ないミスそして確実なシュート力は糀谷会にはまだまだ不足している部分であり、その実力差は点数以上のものがあるだろう。糀谷会はこの敗戦で平成16年度の大会は全て敗戦、3連敗でシーズンを終えた。しかし敗戦によって糀谷会には多くの勝利の種子が植えつけられているはずだ。敗戦から得た多くの経験を情熱に変えて将来、多くの勝利を手にすべく明日から再スタートを切る。沈んだ太陽は必ずまた昇る。少し時間を要するかもしれないが糀谷会は必ずまた多くの勝利を得る日が来るだろう。

*BIKINI DAY ビキニデー 1954(昭和29)年3月1日、太平洋のビキニ環礁でアメリカが水爆実験を行ない、附近を航行していたまぐろ漁船「第5福竜丸」の乗組員が被爆した。この日は世界各地で反核集会等が行なわれる。覚えておこう。

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