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2012大田区バスケットボール秋季大会【決勝トーナメント】


準決勝のブレークス戦に快勝、勝利の雄叫びを挙げる”バターシャ―ク”梅津。予選リーグでは2試合連続での0点と極度の不振に陥り「全てを失いかけていた男」がHAZZ戦で決めた1本のフリースローをきっかけに復活、この日も11得点と及第点の活躍を見せた。


戦力、実績、年齢、身長、そして元JBLプレーヤー・・・圧倒的不利が予想された予選リーグ最終戦でHAZZをまさにチーム名のモチーフとなっている「不思議な物語が、決して不思議ではなくなる世界。空想の力によってのみ知ることのできる謎の世界」そう、まさに”ミステリーゾーン”へ誘い17点のビハインドを背負いながらも見事逆転勝ちで決勝トーナメント進出を果たした黄昏中年バスケ軍団「ミステリーゾーン」。果たして彼らの旅の執着駅は何処にあるのだろうか・・・今回は彼らの決勝トーナメントでの激闘ぶりを紹介していこう。

10月17日(水) 準決勝 対ブレークス

序盤ブレークスの奇襲ともいうべき速攻への対応出来ずに2-9といきなり大きなビハインドを背負ってしまうミステリーゾーン。しかし時間の経過とともに本来チームの持つリズムを取り戻しーBS三野宮がドライブで、F山本が長距離砲で、そして予選最終試合の活躍が認められa.k.a昇格を果たした”バターシャーク”梅津が無骨にインサイドにアタックするー三者三様の持つ攻撃スタイルでブレークス守備網を抉じ開け残り1分でブレークスを逆転、ミステリーゾーンが13−9と4点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入るとミステリーゾーンはさらに攻勢に出る。BS三野宮、そしてベースラインマスターだいきの速攻で次々と得点を重ねると外からは「ここのところアウトサイドシュート」の調子を落としていたF山本がー彼本来の持つ高い放物線を描いた滞空時間の長いロングレンジがーノータッチでネットを射抜くと予選リーグで極度の不振に陥りながらも進退が掛ったHAZZ戦での1本のフリースローから自らの”自信の種”を探し出し本来の姿を取り戻し立ち直った”ミスターZERO”になりかけた男、バターシャーク梅津がパワープレーでブレークスのインサイドにアタック、確実にボーナススローを沈めて得点差を拡げてミステリーゾーンが37−20と大量17点をリードを奪いハーフタイムを迎える。

後半開始早々、気の緩みから連続得点を許してしまうミステリーゾーン。しかしここからシニア世代のプレーヤーがステップアップ、”50歳”のDG浅井が素早くフロントコートにボールを運ぶとオープンスペースで待つ”40歳”のSS石川に、そして”42歳”のF山本にパスを配給するとそれぞれ得意のーSS石川はミドルジャンパーで、そしてF山本はライトウィング付近からのロングレンジを射抜いてー 停滞気味のチームを加速させ再び得点を重ねブレークスを引き離していく・・・

最終Q、ブレークスは反撃を試みるもミスを連発、逆にミステリーゾーンは次戦を見据えて誰も集中力を切らさない。ペイントゾーンを圧倒するリバウンド、厳しいディフェンス、そして最年長AKが自ら示した最後まで諦めない戻り・・・守備から自分達のリズムを作るとSS石川、ベースラインマスターだいき、BS三野宮が次々とネットを揺らし最後は”51歳”のAKがレフトウィングに続いてライトウィングからナチュラルバンクスリーを突き刺し勝負あり、ミステリーゾーンが79-34とブレークスを圧倒、大田区区民大会初参戦した2007年以来6年ぶりに3部決勝戦進出を果たした。果たして栄冠はミステリーゾーンの頭上に輝くのであろうか・・・ミステリーゾーンの旅は続く・・・

10月22日(月) 決勝 対CRUX

51歳のAK、50歳のDG浅井を筆頭にチームロースターの半数以上をシニア世代で構成されている”ミステリーゾーン”と若さと優れた身体能力を生かしてスピード溢れる攻撃を仕掛けてくる若者達との戦いは「究極のテクノロジーと彩り鮮やかなスポンサーカラーが施された現代のF1マシン」と「葉巻型と形容されたクラシカルかつ個性的なフォルムとナショナルカラーに塗られた ー ロータスならブリッティシュグリーン、HONDAならホワイトに真っ赤な日の丸、そしてフェラーリなら勿論真紅のイタリアンレッド ー 60年代のアンティークなフォーミュラー1」がハンディも無しに同じサーキットでGPレースに挑むようなもの・・・そんな決勝の対戦相手は予選リーグで51-74と大差で敗れているCRUX、このところ主要メンバーの流出が続き一時ほどの輝きは失われているとはいえ過去大田区1部リーグを3度制したことがある強豪チームで現在オールディーズに所属するa.k.aキャノンボールしんの前所属先チームとしても知られている。果たして前回対戦で圧倒された相手に対してHAZZ戦で見せたような”不思議な世界が決して不思議ではなくなる世界”【ミステリーゾーン】に誘い栄冠を勝ち取ることが出来るのであろうか・・・

「予選リーグで圧倒しているCRUXが最初から攻勢に出てくる・・」と予想された試合はミステリーゾーンの前回の2-3のゾーンから3-2にスイッチしたディフェンスが予想以上に機能、CRUXの武器であるアウトサイドからのシュートを封じ込めインサイドではマイティマウス愛宕とバターシャーク梅津がきっちりリバウンドを取り好調DG浅井が小気味よくパスをさばいてオープンショットを演出、これをベースラインマスターだいき、ペーパーバック小森が確実に決めて得点を重ね試合を優位に進め序盤は「ミステリーゾーンが先行しCRUXがその背中を追う」意外な展開で試合は進み14-11とミステリーゾーンが3点のリードを奪い第1Qを終える。

しかし身体が温まってきた第2Qに入ると実力に勝るCRUXが攻勢に転じ#7チェックメイト塚田の連続スリーや#17"マサムネ丹治のドライブ、そしてインサイドでの息の合ったコンビプレーで逆転、しかしミステリーゾーンも負けじと応戦、AK、DG浅井、そしてビルマ今市・・・ベテランメンバーの気迫溢れるディフェンスで再びリズムを掴むとバターシャーク梅津のゴール下やマイティマウス愛宕のパワードライブやSS石川のフリースローで喰らいついていくがF山本、AKが執拗なマークを受けて長距離砲を射抜くことが出来ずにじわじわと離され逆にCRUXに24-31と7点のビハインドを許しハーフタイムを迎える。

後半に入ると来季よりファイブファールズへの移籍が決まっているBS三野宮が合流、ベースラインマスターだいきとの息の合ったプレーで速攻を演出するとライトウィングからミドルジャンパーをヒット、3年間過ごしたミステリーゾーンに”サヨナラ”を告げるラストゲームに賭ける気迫と集中力がベンチにまで伝わってくる見事なプレーで追撃を開始、さらには遂にF山本の”伝家の宝刀”ロングレンジスリーがネットを揺らしCRUXを捉えることに成功するもここからCRUXが −あたかもDRS(Drag Reduction System)を使ってオーバーテイクをするが如くa.k.a"デップ"高木の3連続スリー、そして名刀を思わせる切れ味鋭いドライブでゾーンを切り裂くa.k.a"マサムネ"丹治のペネトレイトで一気にミステリーゾーンを抜き去りその差は瞬く間に二桁に・・・これ以上離されたくないミステリーゾーンはここでタイムアウトを要求、「HAZZには17点差付けられても逆転勝ちしたんだ」「まだまだ行ける!」「ここからだ!」と気合を注入、ベースラインマスターだいきの連続ミドルやSS石川やバターシャーク梅津のフリースローでしぶとく食い下がりいよいよ勝負は最終Qへ・・・

最後まで試合を捨てないミステリーゾーンは好調ベースラインマスターだいきの連続ゴールやBS三野宮のドライブ、マイティマウス愛宕のパワープレーで追撃、再び「ミステリーゾーン」”が起きることを信じて執拗に背中を追い続けるが最終Qになってもスピードが落ちないCRUXのオフェンスに対応しきれずディフェンスの戻りが遅れ気味になって出来た空いたスペースを#17マサムネ丹治に連続でドライブを捻じ込まれ勝負あり、CRUXが66-52で追いすがるミステリーゾーンを振り切り見事大田区民大会3部優勝を果たした。 敗れたミステリーゾーンは2007年結成時の3部、そして2部連続準優勝に続く3度目の準優勝を飾りまた一つ最高の仲間たちと成し得た忘れられない思い出を増やして”2度目、そして3度目の青春を謳歌するドン,キホーテな男たち”の2012年大田区秋季大会は幕を閉じた。


SS石川のフリースローを見つめながらコートに立つチームのレジェンド 50歳の#12 DG浅井(左)と51歳の#44 AK。この日も攻守に年齢を感じさせないプレーを披露した。彼らにとって「50歳は一つの区切り」と思われていたが二人の背中から発せられる気迫とオーラからそれは単なる通過点だということがこの試合で証明された。

通算三度目の準優勝を飾りチームの歴史にまた一つ小さな勲章を加え記念撮影に応じるミステリーゾーンメンバー。前列左からバターシャーク梅津、BS三野宮、AK、DG浅井。後列左からSS石川、マイティマウス愛宕、F山本、ベースラインマスターだいき。指図される訳でもなく自ら正座の体勢をとったバターシャーク梅津の行動から今日の彼のプレーの出来栄えは容易に想像がつくだろう・・・

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