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Dleague LOOKINSIDE 2012

第33回 ー”セガは底辺から頂きへ駆け上がることが出来るのかー

ちょうど1年前、得失点差でキングサンズに及ばず優勝を逃したものの「5度目の栄冠はそう遠くない未来に彼らの元に訪れるもの・・・」と予想されていたセガ。しかしながらそれは人生と言う旅路に思いもしない事態が突如として起きるように主力選手の相次ぐ故障、離脱・・・チームに数々の災難が降りかかり掴みかけていた「栄光」は遠のきやがてそれは「敗北」に名を変え屈辱的とも言える連続最下位を受け入れることを余儀なくされてしまう・・・今回は秋季大会での復活を目指す古豪セガの現状を分析、問題点を探していくことにする。

このコラムで何度か指摘をしているがこのチームにとってカギとなるのは何よりも「健康」だ。ここ2年、チームは相次ぐ主力メンバーの怪我による離脱でチームのベストパフォーマンスを示す事が出来ずこれが連続最下位に代表される低迷の根源になっていたのは明らかだ。しかしながらDG浅井、マイティマウス愛宕(共に肉離れ)スーパーハンドル笠原(アキレス腱断裂)、そしてSS石川(足首靭帯損傷)の主要メンバーの故障も癒え既にトップフォームを取り戻し覇権奪還へ向けて順調に調整を進めてきているようだ。とりわけここ数年では最高の仕上がりを見せるDG浅井、そしてSS石川のベテランコンビには各チームは十分な警戒を要することになるだろう。シニア世代とはいえ”闘将”DG浅井は50歳を過ぎ今尚リーグ有数のPGの一人であり、そして今シーズン本格的にシニアデビューを果たした40歳のSS石川はアンダー選手を含めてもリーグトップクラスのアスリートであること、そして何よりも”リーグで最も経験を持ち合わせているプレーヤー達であること”を忘れると対戦チームは大きな代償を支払わせられることになるだろう。

そして春季大会、そしてワンデートーナメント2012の雪辱に燃える”ペイントゾーンのブルドーザー”マイティマウス愛宕、中軸選手が欠いた中で獅子奮迅の活躍を見せたオールラウンダーの”裏エース”エクザイル江波戸、アキレス腱断裂の重傷から驚異の回復力でコートに戻ってきたスーパーハンドル笠原、リバウンドとルーズボールをひたすら追い続け、そして必殺のフラワーショットで対戦相手を奈落の底に突き落とすチームのスィーパー、ツーフェイス前田、日々のフットワークは欠かさず試合に備える”永遠のカレッジスタイルプレーヤー”ロビン内山、ミドルレンジからの正確なショットが武器のザ、マシン中井、タイトなディフェンスとコーナーからのロングレンジショットを兼ね備えるコニーあや、ポストアップ、恐れず飛び込むリバウンド、そしてベースライン沿いややマイナス付近、いわゆる”のんゾーン”からのミドルレンジが武器のセクシーキャットウーマンのん、そして永らく欠場が続くものの未だリーグ通算得点記録保持する”幻のロングレンジシューター”プリンス釣崎と勝利と敗北、そして栄光と辛酸・・・数々の経験を持つベテランメンバーが揃っているので前回や前々回のような大崩れすることは考えにくく今回は上位チームを脅かしさらなる上を目指して大会に臨んでくるだろう。

しかし静かに打ち寄せる波が多くの時間を掛けて少しづつ岩肌を削りやがて大きく姿を変えていくようにチームには時の経過と共に”変化の時”が訪れようとしている・・・永らくプレーをしていないと見られるかつてコートを走り回ったアスリートプレーヤーのボーンファイター西川、そしてリーグ屈指の3Pスナイパーのリトルカンフー角田の二人の欠場は濃厚、さらにはここにきて数名の選手の欠場との情報も飛び込んできてチームはまたしても十分なバックアップメンバーを持たずに過酷なリーグ戦に挑まなくてはならないだろう。また主要メンバーの多くは10年前のリーグ創設時からプレーしているベテランメンバーが多く在籍、高齢化が確実に進行している為「運動能力に優れたプレーヤーが揃っている」とは言え体力面での一抹の不安を抱えるので各選手のコンディションを把握したきめの細かいメンバーチェンジやタイムアウトを有効に使う繊細なベンチワークも過酷なリーグ戦を勝ち抜いていく為には必要不可欠だろう。

セガはこれまでリーグに大きな足跡を残してきた。創成期にリーグを席巻したプリンス釣崎、初の連続優勝、屈辱の連敗記録更新・・そして連続最下位・・・栄光と低迷を繰り返しながらも前に進もうとするその姿は「決して平坦でない人の人生、あるいは戦後の日本の歩み」に重ね合わせられるように思えるのは決して筆者だけではないだろう。”破壊からの再生”そして”絶望の淵から這い上がること”は第二次世界大戦後、「民主主義諸国のロールモデル」として西ドイツとともに驚異的な経済発展を遂げ復興を果たし、そして今、昨年東北地方を襲った東日本大震災の国難から立ち直ろうとしている日本の歴史を振り返ればそれは我々が想像するより驚くべき早く達成され、そして歴史は繰り返されるものなのだ・・・チームに根付く「最後まで絶対諦めない」セガバスケットボール魂、そしてリーグ随一と言えるアンセルフィッシュな美しい「パッシングバスケットボール」、そして健康を取り戻した選手達、そして度重なるアクシデントや圧し掛かるハンディを力に変えてしまう豊かな経験・・・底辺から頂きへ、一気に駆け上がる為に必要な全てのツールを取り揃えた古豪セガが秋季大会で再びリーグの頂点に返り咲いても何の不思議もないだろう。


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