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Dleague LOOKINSIDE 2013

第50回 −ネオクラゲは未来へと続く扉を開く事が出来るのか−

前回大会開幕戦、鮮やかなロイヤルブルーに伝統のチームカラーのオレンジを配したニューヨークニックス風の真新しいユニホームに身を包んだ“新生”ネオクラゲは優勝候補の一角である強豪キングサンズを43-39で撃破、いきなりリーグに衝撃を与えると続く大会2日目のオールディーズ戦では試合開始から終始互角の戦いを演じ第3Qで一気に攻勢に出て4連覇達成を狙う王者を圧倒、43-33と10点のリードを奪い最終Qを迎え「キングサンズに続いてオールディーズも・・・」をも飲み込むかと思われたが“絶対王者”の執念の反撃に合い土壇場で53-50と逆転負けを喫するも「古豪復活」を思わせる見事な戦いぶりを披露、久しぶりに優勝戦線に絡んでくると思われたのだが・・・ここからチームはブッダ戦には勝利するものの最終日に突如失速、ファイブファールズ、そしてセガに連敗、終わってみればここ2年の“定位置”とも言える4位で大会を終えた。今回は2011年春季大会での優勝以来覇権争いに加わることなく低迷が続いているネオクラゲの現状を分析、大会へ向けての課題を探ると共に今、チームとって「何が必要なのか」を前回大会の彼らの戦いを振り返りながら探していくことにしよう。

現在のチームは52歳の最年長のAKを始めとする7名の40歳を超えたシニアメンバーと6名の若手メンバーが所属、リーグで「最も平均年齢の高いクラブ」として知られていて若手の持つスピードや運動能力とベテランの持つ豊富な経験が如何に高次元で融合出来るかがチームの浮沈のカギを握っている。前述のように2011年春季大会ではチームは見事なハーモニーを奏で7年ぶり3度目の優勝を遂げるとともにBS三野宮(得点)、DICE-K(リバウンド)、シャワーフリーク武藤【注:今期からa.k.a“青大将”に降格が決定】(ブロック)そしてAK(3P)と4名が個人タイトルを獲得、着実に成長を遂げる若者達の台頭と共に「第二次黄金時代」到来かと思われたが秋季大会からは再び失速、ここ2年優勝争いに加われていないのが実情で前回大会もチーム総得点(226P、1位はオールディーズ:320P)3P成功数(5本、1位はファイブファールズ:20本)はリーグ最低を記録、また2P成功数もファイブファールズを僅かに上回る85本の5位にとどまり豊富なタレントを擁する割には得点力が乏しい事が覇権争いに加われない大きな要因の一つであることは明白で、この春にBS三野宮、スピーディロダンゆうま、そしてペーパーバック小森を始めとする攻撃力を最大限に引き出す為にチームのホームタウン、糀谷出身の生粋のポイントガード、a.k.a“ハードゲイ”小田川を迎え入れると前述のように「キングサンズとブッダから勝利を収めオールディーズを土壇場まで追い詰める」確かな進歩をリーグに示したものの結果的には“優勝争いに加わる訳でも、最下位の屈辱にも晒される事のない”無味無臭とも言える“定位置”である4位のポジションから未だ抜け出す事が出来ないでいるのが現実だ。

しかしながらチームに明るい話題もない訳ではない。大会直前での区民大会で膝を負傷しほぼ全試合欠場を余儀なくされたAKに代わりアウトサイドから見事なミドルジャンパーを射抜いて素晴らしいシーズンを過したSE光嶋、伏兵としての威力を存分に発揮した不確実なオールラウンドプレーヤー、カルロ小杉、中軸プレーヤーに成長しつつある若きセンター、マーモセットしゅん、復帰から1年、リバウンドやブロックショットなど主にディフェンス面で見事バックアップセンターとしての重責を果たしたかつてのチームのエース、アロンゾ河原、そして短いプレイタイムながら冷静沈着状況判断と正確なショットで途中出場ながら試合の流れを引き寄せるプレーでチームに貢献したピンクパンサーじゅえりとチームは少しづつではあるがその潜在能力をアップデート、また同じ得点でも単独での得点よりはチームにリズムを齎すパスを経由した得点のが遥かにチームに好影響を及ぼすことやデイフェンスでの戻り、スクリーンアウト、ルーズボール、ハンズアップ、そして精神面での健康、日々の連絡や練習に臨む姿勢・・・数値に表れない事や取り組む姿勢、そして日常での行動が如何に大切であるか、そしてそれが如何に勝利に貢献することに気付いたチームは4度目の栄冠を目指しゆっくりとしかし確実にその歩を進めている。

永らくチームを統率してきたAKからBS三野宮にキャプテンの座を譲れて早や2年の時が経過、26年続いたサー、アレックスファーガソンの栄光の時代からデビッドモイーズ体制にスイッチしたものの今一つ歯車が噛み合わず開幕から低迷を続けているマンチェスターユナイテッド同様、チームは深い森の中に迷い込み正しい道を探るべく今もがき苦しんでいて少しばかり長い過渡期の中に身を置いている。

優勝争いに加われない現実、拡がる世代間ギャップ、忍び寄る仕事での重責、多忙による練習参加回数の減少、個々温度差のあるチームへの想い、そしてモチベーション・・・様々な問題に直面している彼らにとって今必要なもには「継続力」、すなわち困難に直面しても逃げださない勇気と最後まで諦めない姿勢に他ならない。今大会でネオクラゲが優勝するのは難しいかもしれないが決して彼らが頂点に登りつめる脚力や精神力を持ち合わせていないとは言い切れない。例え優勝候補の強豪であろうとも彼らを侮ると取り返しのつかない代償を支払うことになると筆者は予測する。


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