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ミステリーゾーン”X”2013年渋谷区秋季シニア大会


渋谷区秋季大会2回戦を前に恒例の写真撮影に応じるミステリーゾーンXのメンバー、下段左からSE光嶋、AK、DG浅井、SS石川。上段左からBC増田、サブホイッスル島田、アロンゾ河原、ハイタワー西野、バーグ後藤、F山本、ビルマ今市。


まだ残暑厳しい9月22日、”約束の地”を目指し旅を続ける「黄昏中年バスケットボールクラブ」ミステリーゾーンXは千代田区シニア大会で優勝経験を誇る難敵、Kクラブと対戦、激闘の末退け2回戦に進出を果たした・・・あれから2ヶ月、今日は短い秋を通り越し早くも初冬の肌寒さを感じる季節となった11月16日(土)、東京、幡ヶ谷に位置する渋谷区スポーツセンターで行われた渋谷区秋季シニア大会2回戦、対FHANTOMSとの試合の模様をお伝えしよう。

11月16日(土)2回戦 対FHANTOMS

第1Qはお互い初顔合わせとあって剣道で言うところの”竹刀の先を当て合いながら相手の技量を推し量る”ワンプレー事にそこから伝わってくるスピードやパワー、技量、そしてプレイスタイル・・・互いの力を探り合う慎重な滑り出しでスタート、しかし開始3分、アスリート能力に優れたクリスティアーノ島田がロングレンジやミドルジャンパーを立て続けにヒット、FHANTOMSが先行、試合の主導権を握るかと思われたがミステリーゾーンXも慌てることなくハイタワー西野のリバウンドショットやSS石川の速攻からのフローターショットなどですぐさま追撃、残り1分を切って8−11と3点差にまで追いつくとQ終了間際にファントムのミスを突いて奪ったボールを左エルボー後方からF山本がロングレンジを射抜いて両者譲らず11-11の同点で第1Qを終える。

第2Qに入りディフェンスのプレッシャーを強めたミステリーゾーンXがSS石川のスティールからのレイアップでこの試合初めてリードを奪うと続いてBC増田のリバウンドから速攻を展開、センターラインをドリブルで突進していたビルマ今市がディフェンダー二人を十分に引き付けてから左サイド3ポイントライン後方で待つAKにベストタイミングでアシストパスを送りロングレンジをクリエイト、さらにはハイタワー西野のパワープレー、SE光嶋の右サイドからベースラインジャンパーで一気に得点差を拡げ”試合は完全にミステリーゾーンXペース・・・”と思われたが好選手を揃え明らかにミステリーゾーンXより若いFHANTOMSは怯むことなく「決して離れることなく付きまとう」”影”のようにミステリーゾーンXを追走、「ファールすれすれ」とも思えるハードなディフェンスでミステリーゾーンXのミスやロストボールを誘発、これをロッキー後藤のスリーやナポレオン宮島、ローラーコースター池のパワープレーに繋げて3連続ゴール、怒涛の反撃を見せて21−22とミステリーゾーンXに1点差まで追い上げ後半の攻勢に繋がるようないわゆる”いい終わり方”でハーフタイムを迎える。

後半に入ると「第2Qの終わり方がそれを予兆していたかのように」試合の様相は一変、シュートまでのフィニッシュはするもののアウトサイド一辺倒な単調なオフェンスに終始、試合の流れが掴めずスコアボードの数字を動かすことが出来ないミステリーゾーンXの虚を突いてFHANTOMSが一気に攻勢に転じ前半から”引き離されそうな場面やここで1本欲しい”いわゆる要所でいいシュートを決めていたクラッチプレーヤー、ナポレオン宮島のパワープレーに続いてロッキー後藤が右ベースライン後方からスリーを射抜くと”明らかにバランスが崩れ始めたミステリーゾーンXの3-2ゾーンをローラーコースター池がパワープレで蹂躙、さらには好調ナポレオン宮島のスロードライビングレイアップも決まり瞬く間に30−22と試合を逆転、8点のリードを奪い試合は完全にFHANTOMSペースに・・・約束の地へ、春季大会まさかの1回戦敗退・・そして・・・・この試合を落とす訳にはいかないミステリーゾーンXはすかさずタイムアウトを要求、シュートが入らず焦りの色が見えるメンバーを落ち着かせると同時にディフェンス強化の為にAKに代えてサブホイッスル島田を投入、すると期待に応えて − どちらかと言えばディフェンダーと言うよりはペリメーター付近からのアウトサイドシュートが得意のオフェンス型のプレーヤー −の47歳がベンチの意図を感じ取りディフェンスで奮闘、相手ミスを誘発、ロストボールに追い込むとこのオフェンス機会を活かしてハイタワー西野がゴール下を捻じ込み反撃の狼煙を上げるとここからミステリーゾーンXがFHANTOMSを一気に追撃、F山本がハイタワー西野の高さのアドバンテージを活かしゴール下にループパスを送り得点を演出、さらには「前半、そしてこのQ開始直後のスパートでパワーを使い果たしのか、明らかに疲労の色が濃く、全体的に足が止まってきた」FHANTOMSの苦しい状況を見透かすようにSS石川が持ち前の俊足とスタミナを活かして −信じられないが彼はこの日の午前中、短い距離ながらマラソンレースを走ってきてからこの試合に参戦している − 連続で速攻を 「1本はスピード溢れるレイアップで、そしてもう一つはペイントゾーン手前で急ストップ、マークするディフェンダーとのスペースを確保、落ち着いて得意のフローターショット」で決めて30-30の同点に追いつくと攻め手を緩めることなくアロンゾ河原のミドルジャンパーや好調SS石川のミドルジャンパーで追加点、34-30と引き離しに掛かるも「そう簡単に試合を諦める雰囲気が全くない」FHANTOMSもすぐさま反撃、ローラーコースター池がチームメイトを鼓舞するような気迫溢れるリバウンドショットに続いてミドルジャンパーを射抜いてすぐさま同点に追いつき、誰もが「このまま同点で終了するのでは・・・」と思われた残り時間20秒、試合の流れを大きく変えたBIGPLAYが・・・既に10得点12リバウンドとインサイドで圧倒的な力を発揮、SS石川と共にミステリーゾーンXのオフェンスを牽引していたハイタワー西野がいつもの彼の戦場、ペイントゾーンに入ることなく右ウィングやや3P後方でボールを受けると躊躇することなくそのままシュートを放つと綺麗な弧を描いたボールはそのままネットに吸い込まれいった −彼がシュートを放った後数秒の間、会場全体は不思議な空気に包ま れていた・・・フロアでプレイしていたチームメイト、そしてFHANTOMSのメンバーは勿論、ベンチメンバーまでも・・・一瞬「何が起きたのか理解出来ない、正にそれは時間が止まってしまった空間”ミステリーゾーン”に誘われていたのかもしれない − このロングレンジシュートで土壇場でミステリーゾーンXが37-34とリードを奪い試合はいよいよ3点差で運命の最終Qを迎える・・・

勝負の最終Q、第3Q終了間際のハイタワー西野のBIGSHOTで勢いを増しバーグ後藤、ハイタワー西野のパワープレーでリードを拡げていくミステリーゾーンXとは対照的に明らかに気落ちしているのが見て取れるFHANTOMSは焦りからかシュートセレクションが悪くなり”個”の力に頼るタフショットを打つようになるがスコアに繋がることなく5分、4分、3分・・・時間だけが無情に過ぎていく・・・それでも最後まで試合を捨てないFHANTOMSはフロントコートから決死のマンツーマンプレスディフェンスを敢行、一縷の望みを賭けてボールを奪いに行くもミステリーゾーンXは慌てることなくパスでかわし最後はアロンゾ河原が止めのゴール下を連続で決めて勝負あり、粘るFHANTOMSを第3Q終了間際のハイタワー西野のビッグプレイを足掛かりに振り切り50−39で下しベスト8進出を果たした。次戦は11月30日(土)、同じく幡ヶ谷 渋谷区スポーツセンターにて王者森本組と並んで優勝候補の一角と予想されていたアイランダーズを54−40で破ったTEAM SWIFTとBEST4進出を賭けて対戦する。チーム結成から早や3年、果たして約束の地に辿り着くことが出来るのか ミステリーゾーンXの旅は続く・・・


TIPP OFFの瞬間、圧倒的な高さを活かしてニュートラルボールをものにするハイタワー西野。試合の流れを引き寄せた第3Q終り間際の3Pに加えて15得点14リバウンドの圧巻のパフォーマンスでこの試合のプレーヤーオブザマッチに輝いた。

エンドラインからボールを入れるビルマ今市。確かな戦術眼によるゲームの”読み”と堅実なプレーで攻守に渡り大きく勝利に貢献、自身のプレーの出来に正確に比例しUPする日本酒の摂取量もチーム参戦以来MAX値を記録した。

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運営・取材協力 中村, 光嶋