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Dleague LOOKINSIDE 2015

第68回 ― 2014年シーズンを振り返る ―

26年度秋季大会はその座から引きずり落とさんと襲いかかってきたライバル達の挑戦を抜群のチームワークと日々積み重ねてきた結束力で跳ね除けたファイブファールズが春季大会に続いて連覇を達成、新時代の幕開けを自らの力で証明して幕を閉じた。今回は2014年シーズンの総括と2015年シーズンの覇権の行方と世界情勢を合わせ考えながら予測していくと同時に13年目を迎えるリーグの現状を俯瞰的な立場で分析、課題を探っていくとともに「これからのあるべき姿、そして進むべき方向」について一緒に考えていく事にしよう。

ベルリンの壁が崩壊し永らく続いた東西冷戦が終わりを告げた時に −ようやく真の平和への道が記された −と世界中の多くの人々が期待を抱いた1989年11月10日から約25年の時がたった 今、世界中の国々はこれまで経験したことがないような激しい潮の中に飲み込まれようとしている。

それは2011年の「アラブの春」以降、いやそれは・・・ひょっとすると2001年のアメリカを襲った同時多発テロ以降なのかもしれない・・・ −共に禁断の領域に土足で足を踏み入れてしまったアルカイーダとアメリカによって− 世界は緩やかながらも歯止めが効かない負のスパイラルに突入、それはここ数年叫ばれている「唯一のスーパーパワー」として永年世界に君臨していたアメリカの弱体化により世界の秩序の乱れは一気に加速、昨年はイリーガル、そして正当な手順を踏んだものも合わせて「これまでの国境を変えようとする、あるいは支配領域を拡げようとする」動きが活発化、ロシアのウクライナ・クリミア半島の併合手続きの強行、シリア、イラクで急速に支配地域を拡大、勢力を強めているイスラム国、ベトナム、フィリピンとの領有権問題で南シナ海で強硬姿勢を崩そうとはしない中国、そしてそれぞれ、英国、スペインからの独立を問う住民投票を行ったスコットランドとカタルーニャ地方・・・これに加えて前述のアルカイーダやナイジェリアのボコハラムなどのイスラム過激派組織による相次ぐテロ事件の勃発、また世界各地を襲ったハリケーンや台風、津波、土砂災害、大地震、突然の火山の噴火、そして多くの人命を奪ったエボラ出血熱などの天災や疫病、韓国「セウォル号」沈没事故や相次ぐ食品偽装問題などの人災・・・それは自らの利益や経済活動を優先するあまりに本来最も大切にしなければいけないモラルや正義そして愛や友情、想いやりの心をおざなりにしお互いの立場の理解し認め合う努力を、そして自然環境への配慮を怠ってきた人類に対する天界からの戒めのようにも映る・・・

一昨年、そして昨年以上に激動が続く世界情勢ほどではないが2014年のDリーグは5連覇を続けていた「絶対王者」オールディーズが遂に春季大会で王座から陥落すると代わって王座に就いたファイブファールズが秋季大会でも持ち前の粘り強さと抜群のチームワークを武器に連覇を達成、新たな時代の一歩を踏み出した。これに加えて王座から陥落したとは言え未だに高い戦闘力を維持しているオールディーズ、昨年加わった新戦力が実力を発揮するとともに既存メンバーとの融合も進み年間を通じて最後まで覇権争いに加わったキングサンズ、秋季大会の開幕戦でキングサンズに惜敗、出足で躓いたものその後持ち直し潜在能力の高さを証明したセガの4チームが春季大会、あるいは秋季大会で優勝争いに加わっていた事実を考えるとここ数年、下位低迷が続くブッダ、そしてネオクラゲに”劇的な変化”が、もしくは飛躍的なチーム力の向上が起こらない限り来年度はこの4チームによる覇権争いが繰り広げられる事になるだろう。

そして前述のように以前長いトンネルから抜け出せていないブッダ、そして最下位に沈んだネオクラゲの下位2チームは −それぞれ恒常的なメンバー不足やチーム運営の根本的な建て直し、リーダーシップや若手メンバーとベテランとの融合等のチームが抱える課題に対し克服すべく努力は継続して行っているものの未だ問題の解決に至っておらず時折上位チームを脅かす、あるいは僅差の争いにまで持ち込むシーンはあるものの”リーグに存在する上位4チームとの間を隔てる目には映る事はない国境線”を打ち破るまでには至っておらず昨シーズンに引き続きチームが抱えている様々な課題の解決に向けての継続的な努力をしていかなければならないだろう。

2015年、創設から13年目を迎えるリーグは昨年に引き続き選手の高齢化や体育館の安定確保、参加チームの戦力均衡化や新規選手の受入基準、年々向上していく競技レベルの問題と併せて年々失われつつある”リーグに参加する誰もがバスケットボールと言うスポーツを楽しめる”かつて持ち合わせていたローカルリーグに存在する魅力的な部分の再構築やリーグがこれまで積み重ねてきた様々なオリジナルコンテンツを如何に継続させていくか等、異なるベクトルに向かう問題に対して解決策を講じなければいけない難しい岐路に立たされている・・・

しかしながら「Dリーグ」は12年前のリーグ創設以来あらゆる困難な問題に直面しながらも相互理解や友情、正義、自己犠牲、思いやり、そして智慧の力で乗り越えてきた歴史を持ち合わせている。

かつて幕末の志士、中岡慎太郎は「志とは、目先の貴賤で動かされるようなものではない」と論じていた・・・リーグ創設時に造られた“真剣に楽しく“”フェアプレイ“そして キープスマイル”の基本理念と2011年に新たに加わった「Dleague as one」”Dリーグは一つ”の4本の理念を今一度よく読んで、そして併せ考えて欲しい・・・Dリーグに求められているものは果たして“何“なのか、現在リーグが抱えている問題を解決するヒントが、そして「これからのあるべき姿、そして進むべき方向」が示されている筈だ・・・


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