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2015年渋谷区シニア春季大会 1回戦
恒例の写真撮影に応じるミステリーゾーンXのメンバー、前列左からビルマ今市、ジョーダンドレクスラー末次、AK、DG浅井、SE光嶋、後列左よりバッドマウス武藤、バーグ後藤、ハイタワー西野、ペーパーバック小森、アロンゾ河原、F山本
ほぼ2年前、−正確を期せば一昨年の4月30日に− この同じ恵比寿に位置する「ひがし健康プラザ」の体育館で今日の対戦相手「RYOMA」に逆転負けを喫し渋谷区に参戦以来初の1回戦敗退を余儀なくされたミステリーゾーンX。結成から既に4年が経過、彼等の目指す「約束の地」には近づくどころか日を重ねる事に遥か彼方に離れていくようにも映る・・・ それでも男達は−もしかするとそこに辿りつく事は永遠に出来ないのかもしれないが− 目的地へと向かう列車の車窓から見える景色を楽しむかのように「約束の地」への“旅”の歩みを止めようとはしない・・・ 今回は2015 年渋谷区シニア春季大会1回戦 昨年に引き続いての対戦になった「RYOMA」との激闘の模様をお伝えしよう。
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5月10日(日)1回戦 対RYOMA
前回の対戦時の8名とは陣容が違い13名とほぼフルメンバーが揃ったミステリーゾーンXは開始早々ハイタワー”totalworkout”西野が14キロの減量に成功した威力を発揮、インサイドで華麗なスピンターンショットを決めて先制すると続いてアウトサイドからはF山本のロングレンジ、インサイドではバーグ後藤のパワープレーが決まり7−0と幸先のいいスタートを切るとさらにはSE光嶋のドライブからのショートジャンパーやSS石川のボーナスプレーも決まり順調にリードを拡げていく・・・それに対して2年前とは全く顔ぶれが異なるミステリーゾーンXの猛攻の前に序盤から圧倒されていたRYOMAだが開始3分を過ぎるとようやく落ち着きを取り戻し前回の対戦で猛威を奮ったa.k.aベイビーフェイス岡本がしなやかなシュートフォームからアウトサイドからミドルジャンパーを立て続けにヒット、反撃を開始、得点差を縮めていくもその後が続かない。するとミステリーゾーンXは5分過ぎに交代出場でコートに入ったリザーブメンバーが躍動、DG浅井が小気味良いパスワークでボールを素早く動かしジョーダンドレクスラー末次のミドルジャンパー、アロンゾ河原のゴール下をクリエイト、さらにはDG浅井が自らショルダーフェイクモーションでディフェンダーを欺きいぶし銀のドライブを捻じ込みミステリーゾーンXが19-9とRYOMAを圧倒、早くも二桁のリードを奪って第1Qを終える。
第2Qに入ると −大量リードを奪うと油断してしまうのか− 雑な攻めが目立ちボールそのものへの集中力、そして肝心なディフェンスが疎かになって得点の止まりだしたステリーゾーンXの隙を突いてRYOMAが反撃を開始、ベイビーフェイス岡本、さらには
かつてクリスウェバー、ジャーレンローズ、ジュワンハワードを擁し全米を席巻したミシガン大学のFAB5を彷彿させるオーバーサイズのパンツを着用するa.k.aバギー中島がロングレンジを連発、さらには疎かになっていたスクリーンアウトの隙を突かれオフェンスリバウンドを奪われ見る見る得点差を縮められていくも残り4分、この試合好調のDG浅井がコートに戻るとリズムを取り戻しボールコレクター増田、SS石川の連続ドライブ、さらにはハイタワー西野のゴール下で反撃、ややリードを縮められたものの27−19と8点のリードでハーフタイムを迎える。
前半を終え決してベストパフォーマンスを発揮しているとは言えないRYOMAに対して −何度も二桁差に、所謂「勝負を諦めさせる、あるいは精神的なダメージを与える一つの目安」ともいえる10点差に− 何度も拡げるチャンスがありながらもその都度自ら逃している試合展開にAKより後半から「マンツーマンディフェンスの変更、そしてキープレーヤーであるベイビーフェイス岡本、バギー中島への徹底マーク、そして再度リバウンドやニュートラルボールに集中」するように指示が下され始まった第3Q、SS石川が連続スティールから速攻を捻じ込みリードを拡げようやく試合の主導権を握ったと思われたがその後が続かずオフェンスが停滞、再びリズムを失ってしまうとすかさずRYOMAが反転攻勢、ミステリーゾーンXの昂る気持ちを見透かしたようにベイビーフェイス岡本、バギー中島が巧妙なフェイクモーションから続け様にボーナススローを獲得、きっちりと沈め息を吹き返えすとさらには二人のキープレーヤーに気を取られているミステリーゾーンXの虚を突いて#10板橋、#50野村がゴール下でボールを捻じ込み遂に31−32と逆転に成功、「昨年の悪夢の再現になってしまうのか・・・」と思われたがここでミステリーゾーンXは“チームの良心”ビルマ今市が値千金のビルマラングーンドライブを捻じ込み再び33-32と逆転に成功、チームに勇気を与えると続いてSS石川のフローターショット、さらにはアロンゾ河原がリバウンドショットを捻じ込み37-31と再びリードを拡げ試合はいよいよ勝負の最終Qへ・・・
6点リードで始まった第4Q、ミステリーゾーンXはDG浅井、SS石川の連続ミドルジャンパー、さらにはバーグ後藤がペイントゾーンでのパワープレーでリードを拡げていくもののRYOMAも諦めることなくバギー中島の連続長距離砲やベイビーフェイス岡本のミドルジャンパーで追いすがるもミステリーゾーンXはこの試合リバウンド好調のバッドマウス武藤がドライビングレイアップを捻じ込むと続いてボールコレクター増田とペーパーバック小森が“定石通り”インサイドでパワープレーを敢行し追いすがるRYOMAのファールを誘発、ボーナスショットを確実に沈めて勝負あり、ミステリーゾーンXが最後まで諦めることなく挑んできたRYOMAを52-46で振り切り2回戦進出を決めるとともに2年前のリベンジを果たした。
「約束の地を目指して」ミステリーゾーンXの旅は続く・・・
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右サイドから豪快なドライブを決めるDG浅井。攻守に渡る見事なプレーでチームを勝利に導いた。
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オフバランスの態勢からシュートを放つSS石川。チーム最多の12得点を記録した攻撃面もさることながら勝負所での2のスティールを含めディフェンス面での活躍が光った。
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