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Dleague LOOKINSIDE 2017

第98回 ― 29年度Dリーグ秋季大会 戦力分析A ―


【大会連覇に挑むブッダ】


前回大会、幾多の辛酸を乗り越え遂に悲願の初優勝を成し遂げたブッダ。

今大会では −追う立場から追われる立場へ− ライバル達の挑戦に受けて立ち、大会連覇を目指す戦いとなる。

まずは前回大会での彼等の「優勝への軌跡」を振り返ってみる事にしよう。

大会初戦となったオールディーズとの壮絶な打ち合いを94-88を僅差で制し覇権奪回を目論む“絶対王者”を撃破、UPSETを演じると続くネオクラゲ戦ではシュートの不調とファールトラブルに苦しみながらも59-55で競り勝つとセガには試合開始直後から自慢のハイパーオフェンスが爆発、107-68と快勝、開幕3連勝を飾り一躍リーグ戦の首位に躍り出ると迎えた大会最終日、−この試合に勝ったチームが優勝となる−同じく3連勝と首位を並走するファイブファールズとの優勝を懸けた“大一番”に挑むと過去3度の優勝を誇るファイブファールズを見事68-56と撃破し4連勝、瞬く間にリーグの頂に登り詰めた。

しかしながら「優勝を決めた」気の緩みがあったのか、既に優勝圏外に去っていた最終試合となったキングサンズ戦では61-69とまさかの敗戦と“やや詰めの甘さ”は気になるものの、前々回大会の大会棄権という、“言うならばどん底”からリーグ優勝を達成したのは彼等のプレーを進化も去ることながら精神面での成長によって成し得たものだろう。

ここで大会連覇に挑むチャンピオンチームのメンバーをご紹介しておこう。

チームの中軸を務めるのは高い次元でのオールラウンドなプレーを披露、ARP賞(オールラウンドプレーヤー)を獲得、そのa.k.aの名に恥じない“答え”を導き出したチームのエース、ファイナルアンサーりょう、SGからPGに本格的にポジションをチェンジ、見事アシスト王のタイトルを獲得したブーメラン野崎、堅実なプレーとリバウンド、正確なペリメーターショットを併せ持つスリーピー亀井、そしてチームに加わった3人のルーキー、精密な長距離砲を武器にファイナルアンサーりょう(94得点:得点ランク2位)に続いて91点を奪取、得点ランク3位に食い込みその卓越した攻撃力をリーグに知らしめたa.k.a“ラプター”鈴木、ラプター鈴木と並び9本の3Pを射抜くと共に司令塔として見事なゲームメイクを披露したa.k.a“ダッフィー”鯉沼、リバウンドとハッスルプレーでチームのエナジーを齎したa.k.a“ボンゴ”内田、前回大会は欠場したもののクイックネスとキレのあるミドルジャンパーが持ち味のリトルウエストブルック古川、これに持ち前のリバウンドの強さに加えてここのところプレーの判断力が飛躍的に向上、確実性を向上させているセンター、“チームの全てを知る男“バター梅津、オールラウンドなプレーと統率力で若いチームを引っ張るチームリーダー、スムース和田、定評のあるリバウンドと意表を突くミドルジャンパーが武器のバラクーダ月村のベテランが −時には中軸として、またある時には後ろから見守る者として− チームを支えている。

次に前回大会のチームスタッツを解析すると、1試合当たりの平均得点は77.8P(2位)、ここから平均失点67.2P(3位)を差し引いた得失点差はリーグ最多の+10.6Pとオールディーズの+7.8Pを大きく引き離し、】その他3P成功数(6.2本)、スティール(6.2本、2位)とやはり優勝チームに相応しい数値を記録、そして一番の驚きはオールディーズの12.8本を大きく引き離す1試合当たり18.2本を記録したアシストだ・・・

これだけボールをチームでシェア、そして得点ランクベスト10以内の3人の選手(ファイナルアンサーりょう、ラプター鈴木、スリーピー亀井)を擁し、チームとして1試合平均6本以上の3Pを成功させている・・・これは対戦相手にとって“悪夢”としか言いようがなく、場合によってはラプター鈴木を4番ポジションでプレーさせれば現在のNBAで主流になりつつある“スモールボール”あるいは“ストレッチ4”と呼ばれる戦術も可能でこれは“どこからでも得点が狙える多彩な攻撃力”、“経験と実力を併せ持つリザーブメンバーを有している”事と並んで彼等の大きなアドバンテージの一つとなっている。

そんな圧倒的な攻撃力を誇る彼等にも“死角”は存在する。

それはこのコラムの第96回「大会展望」で指摘した「総合力」そして「兵站力」に若干の不安要素があるのではないだろうか・・・

彼等は若く、ライバル達を凌駕するスピードと卓越した技術を持ち合わせているのかもしれない・・・しかしながら彼等の歴史を振り返り、その足跡を辿っていくと「不安定」、そして人数不足、怪我やアクシデント、突然の病・・・これまで彼らに降りかかった悲劇のキーワードが消せない記憶のようにまとわりついてくる・・・

前回大会は8名で乗り切り優勝を果たしているものの、欠場者や故障者が出てしまうとチーム力は一気に低下、不測の事態を招く危険が孕んでいる。

発表された秋季大会の組み合わせを確認すると大会2日目に組まれているダブルヘッダー、彼等は第1試合でセガの挑戦を受けたあと、1試合を挟んで第3試合で“フレッシュな”ネオクラゲと闘わなければならない・・・そしてファイブファールズ、そしてオールディーズとの覇権争いに必ずや加わってくるであろう強豪チームとの連戦が組まれている最終日の戦いを如何に乗り切れるか否かが彼等が大会連覇を達成する為の大きなヤマ場となるだろう。


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