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Dleague LOOKINSIDE 2018

第114回 ― 30年度Dリーグ秋季大会 戦力分析 ―


【キングサンズは再び輝きを取り戻せる事が出来るのか】



−陽はまた昇る− 前回大会、リーグ史上最多となる6人のルーキーを一挙に加入させ生まれ変わった“新生”キングサンズ。

“1分4敗 勝点6”という彼等の最終成績を示す無機質な数字からは決して推し量れない素晴らしいパフォーマンスを披露、ライバルチームを脅かすとともにチームの歴史に新たな一歩を踏み出した。

今回は5度のリーグ優勝を成し遂げ2008年から2010年にかけて一時代を築いたもののその後はリーグ優勝はおろか覇権争いにも加わる事なく下位低迷を続けるキングサンズの前回大会の戦いぶりを振り返るとともに様々な角度からチームを分析、次期大会での課題を一緒に考えていくことにしよう。

まずは前回大会での足跡を辿ってみることにしよう。

大会初戦のオールディーズ戦では54-63で敗れはしたものの強豪に対して一歩も引かない試合運びで大健闘、すると続く前回大会準優勝をあと一歩のところまで追い詰め57-57とイーブンに持ち込みまずまずのスタートを見せると王者ブッダ戦ではリードチェンジを繰り返す試合終盤まで僅差の鬩ぎあいを見せるも51-54と惜敗、続くネオクラゲ戦では大量リードを奪われるものの最後まで諦める事なく猛追、63-69と6点差にまで追い詰めるも惜敗、最終戦では“チームの勢い、モチベーションの差が出たのかファイブファールズに44-56で完敗、1分4敗ながらファイブファールズ戦以外は全て一桁差と全てのライバルチームに対して一歩も引かない素晴らしいパフォーマンスを披露、リーグに大きな爪痕を残しコートを後にした。

次に前回大会に於ける1試合当たりの各部門でのチームスタッツの数値を確認してみることにしょう。

【30年春季大会 5位 1分4敗 勝点 6】平均得点:53.8 B 平均失点:59.8 D 得失点差 -6 D リバウンド:20.2 E アシスト:10.4 C スティール:1.8 E 3P成功数:5.6 @(○は順位)

−ここに並んでいる数値から感じ取れるのは− 平均得点はまずまず、ロングレンジからの攻撃をリーグトップクラスながらリバウンドとデイフェンスに難がある・・・という 姿が浮かんでくるのではないだろうか・・・

彼等は速攻からオープンスリー、隙あればアイソレーションを仕掛けるスピィーディー且つスペクタクルなバスケットボールを展開するがその一方で経験と高さを誇るリーグトップクラスので3人のセンター、−ハイタワー西野、バーグ後藤、そしてセンセーション吉武− を十分に活かしている・・・とは言い難く、−得点上位者はほぼガードポジション、あるいはアウトサイドシューターが名を連ねていて毎試合リバウンドに奮闘していたバーグ後藤は8点、ハイタワー西野に至ってはたったの3点を記録したに過ぎない− スピィーディーな攻撃の中に時より異なるリズムによるアクセントを −即ち彼らを活かしたインサイドにおけるパワープレー − チームのバランスを崩す事なく如何に織り交ぜられるか否かが上位進出のカギを握っているのではないだろうか・・・

また6人の新人が加わりチームが再び輝きを取り戻すスタートラインに立った事は喜ばしい限りだがリーグの登録上限の20人近くにまで増えたロースターの中で選手各々のモチベーションを持続、如何にプレイタイムをシェアしながらチームの力を最大限に引き出す緻密なベンチワークも必要になってくるだろう。

ここで再び栄光を取り戻すべくスタートを切ったチームのメンバーを確認しておこう。

スピードのあるドライブとロングレンジシュートが武器の今やチームのエース格となったインベーダーのぶ、スリーを警戒するディフェンダーの間合いを計り緩急をつけたドライブで得点を重ねるユニバーサルジョイントのぶなが、正確無比なミドルジャンパーが武器のベテランの領域にはいってきたベースラインマスターだいき、これに機動力とパワーを兼ね備えたバーグ後藤と190センチを超える高さを誇るハイタワー西野の二人のセンタープレーヤーがチームのコアを形成するものと予想され、これに前回大会“新人に課せられたプレー出来るのは最大2つのQまで”の制限を受けながらも得点ランキング5位に食い込みその実力の片鱗を垣間見せたa.k.aディーバ“ワンダーウーマン”めぐ、切れ味鋭いドライブが武器のアパッチ田中、オールラウンドプレーヤーのキッチン繁田、力強いリバウンドとバンクシュートを持つダイソン中野、一撃必殺のスリーを忍ばせる“危険な女”夜桜ナオ、そしてリーグのスターになるキャラクターを持つコンボガードのピスタチオ松山も前回大会同様チームのローテーションメンバーに加わることが予想され、これにムードメーカーのレモンスカッシュつう、ゲームを支配する事が出来るセンタープレーヤーのセンセーション吉武、これに堅実なプレーが持ち味のハルクまこと、ロングレンジが武器のスノーマン“ロシアンタンク”てる、抜群のスタミナでコートを走る抜けるスマートボーイ宮下、予測不能のベテランリバウンダー、“ハイフライヤー“イチロー、二人のロングレンジシューター、ハッシュタグのぶながとF山本、見事なゲームメイクを魅せるピンクアイバーソン、そして”永遠の意外性“高橋水芭蕉の栄光と辛酸の時代を知りチームの“炎”を消す事なく繋げてきたベテランメンバーがこれまでと異なる役割を受け入れてバックアップメンバーとして生まれ変わったチームを見守る事だろう。

たとえ“あと一歩でジャイアントキリングを起こしそうになったり、強豪チームに一歩も引く事なく互角な戦いを見せたとしても −スターティンググリッド最後尾に位置する非力なチームのF1マシンがトップチームのメルセデスやフェラーリをオーバーテイクするシーンはまず起こらないし2017-18シーズンのNBAプレイオフでもウェスタンカンファレンス8位のミネソタティンバーウルブスはトップシードのヒューストンロケッツから1勝を、イースタンカンファレンスではやはり8位のワシントンウィザーズがトロントラプターズから2勝を挙げて鋭い爪痕は残したもののそれぞれ1回戦で姿を消している− 勝負の世界ではそれほど頻繁に”番狂わせ“は起こらない現実を鑑みると彼らを優勝候補に挙げる事は考え難い・・・

しかしながら彼らを軽視、周到な準備を怠ったまま彼らを試合に望めば取り返しのつかない代償 −それは即ち敗北を意味する− を支払うことになるだろう。


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