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Dleague LOOKINSIDE 2019

第124回 ― 31年度Dリーグ秋季大会 戦力分析 ―


【再びリーグの頂点を目指すブッダ】



前回大会、新たなリーグの盟主として、そして“絶対王者”オールディーズが打ち立てた「記録更新は不可能」と見られていた“大会5連覇”に“追いつき、そして追い越す為の権利を継続すべく”未だオールディーズしかその領域に踏み入れた事がないリーグ戦4連覇に挑んだブッダ。

1年前の春季大会ではファイナルアンサーりょうを故障で欠きながらも優勝を成し遂げ“エース”に頼らない術を身に付け3連覇を達成、“如何なる状況でも諦めない”逞しさを加えたチームは前回大会ではファイナルアンサーりょうも戦列に復帰、“優勝は確実か・・・”と予想されていたが彼等の残したリザルトは「2勝3敗 勝点9 最終順位4位」となり王座陥落、周囲は勿論、何よりも“自らの期待を裏切る”形でコートを去ることになった。

来る春季大会では覇権奪還、そして己の真の実力を今一度、リーグに証明する戦いとなる。

今回は想定外とも言える“4位”に終わったブッダの戦いを駆け足で振り返るとともに各部門のチームスタッツや個人成績からチームの現状を明らかにする事で時期大会に向けての課題を明らかにすることで王座復帰への可能性を探っていくことにしよう。

まずは前回大会の戦いぶりを第1試合のファイブファールズ戦から振り返ってみよう。

彼等が3連覇を達成するほんの少し前、2014年から2015年に掛けて彼らと同じく3連覇を達成するもここ数年は下位低迷が続き“−1年前の春季大会でも41-57とブッダにブローアウトされこの初戦に強い気持ちをもって挑んできた− 復活を期すファイブファールズの波状攻撃に晒され大苦戦、第3Qを終えて42-50と8点のリードを許すも最終Qに入るとエース、ファイナルアンサーりょうがデイフェンダーのファールを誘発させる彼のシグネチャームーブ”マリーシアドライブ“を敢行、試合の流れを引き寄せる事に成功すると勝負所でベテラン、スムース和田が”勝負師“の本領を発揮し連続得点、土壇場で試合をひっくり返して66-60で競り勝ち、「大事な初戦を最終Qでの逆転で勝利、大会4連覇に向けてやや手こずりはしたものの勝負強さを発揮した・・・」と思われたが続くキングサンズ戦では第1Qからキングサンズに先行を許し前半、一時二桁のリードを奪われる苦しい展開となも急追に成功、前半は28-32と4点差にまで迫り、「ファイブファールズ戦同様後半での巻き返し」が期待されたがチームの思いとは裏腹にアップテンポな攻撃を仕掛けてくるキングサンズに再び二桁の差にまで引き離されてしまうと前回大会で身に付けた筈の”粘り強さ“を見せることなく60-70と力負け、続くセガ戦では目を覚ましたのか、第3Q開始から怒涛の攻撃を見せて一気にスパーク、67-51で勝利したものの第3戦目となるネオクラゲ戦では第1Qで22-11とネオクラゲにリードを奪うものの大量リードから気が緩んだのか、第2Qに入るとネオクラゲの反撃を許し2点差にまで詰め寄られるものの第3Qで再び引き離しに成功、再び二桁差にまでリードを拡げこのまま逃げ切るか・・と思われたが最終Q、攻撃のギアを挙げ得点差を詰めてくるネオクラゲに遂に同点に追いつかれると終盤の勝負所で突き放され58-65と敗北、2敗目を喫し実質4連覇の可能性が無くなって迎えた最終戦のオールディーズ戦では”大会のフィナーレを飾る最終試合で“王者としての意地”を見せるべく前半を19-20と1点のビハインドを背負うものの互角の鬩ぎあいを見せると最終Q終盤まで“どちらが勝ってもおかしくない“粘り強さを見せるも終了間際にオールディーズに連続得点を許してしまい37-42と敗北、前述のように王座からの陥落はもとよりまさかの2勝3敗 勝点9の4位で大会を終えた。

次に前回大会に於ける1試合当たりの各部門でのチームスタッツの数値を3連覇を達成した30年春季大会と前回の秋季大会と比較して検証してみることにしょう。

【30年秋季大会 4位 2勝3敗 勝点9】平均得点:56.4 D 平均失点:56.4 B 得失点差 ±0 C リバウンド:30.2 @ アシスト:10.6 B スティール:5.0 D 3P成功数:4.0 C(○は順位)

【30年春季大会 優勝 4勝1敗 勝点13】平均得点:50.5 D 平均失点:42.8 @ 得失点差 +7.2 A リバウンド:36.0 @ アシスト:11.2 B スティール:3.6 E 3P成功数:4.6 A(○は順位)


3連覇を達成した30年春季大会と前回大会とではリバウンド、アシストを始めとする各部門のチームスタッツに大きな変動は見られないものの、」平均得点は6点近く上昇しているものの”チームのストロングポイント“であったディフェンス力を示す平均失点は13点以上も悪化、その結果得失点差も+7.2から±0と大幅にダウン、これではリーグ制覇は難しく、まずはディフェンスの再構築に取り組まなければならないだろう。

次に敗北を喫したキングサンズ戦、ネオクラゲ戦、オールディーズ戦の戦いぶりを今一度振り返ってみると“後半途中まで僅差の戦いを続けるも終盤で突き放され粘れず敗北を喫する”同じようなパターンで敗れているのでこれは先に記したディフェンスの再構築と同様、早急に改善しなければいけない最重要課題で“3連覇を達成した時に身に付けた筈だった”粘り強さ“を今一度思い起こす必要があるだろう。

また大会を通じてスコアラーのラプター鈴木を欠き、またインサイドの要であるスリーピー亀井が最終日しか出場出来なかった事があらゆる部分でマイナスに作用した事は容易に想像出来るが 前回大会でミスターパーフェクト遠藤、バイロン鈴木、ザ、ネイチャー“スイスアーミーナイフ”小笠原の3人の中軸選手を欠きながらも“天王山”と見られていたネオクラゲとの激戦を制し優勝に繋げたオールディーズ、そして前回大会でエース、ファイナルアンサーりょうを欠きながらも優勝を飾った自らに照らし合わせても“一歩後退”した感は否めない。

 −失ったものを取り返す− 即ち“王座奪還”を成し遂げる為にはこれまで以上の“熱量”を持って来る春季大会に挑まなければならないだろう。

それではここでチームのロースターを確認しておこう。

故障明けの大会とはいえ自らのトップフォームからは程遠い出来に終わり、エースの仕事、即ち“チームを優勝に導く事が出来るか”真価が問われるファイナルアンサーりょう、堅実なプレイメイクとロングレンジシュートを兼ね備えるチームの司令塔、リトルプロフェッサー濃沼、かつてリーグの3P王のタイトルを獲得したフィーリングを取り戻したのか、不調のファイナルアンサーりょうに代わり3Pを量産、チームトップとなる10本を記録、チームの新たな攻撃オプションとなると同時にアシスト王のタイトルを獲得、次期大会では更なる活躍が期待されているブーメラン野崎、ペイントゾーンの守護神としてリバウンドとディフェンスに奮闘、ミドルジャンパーの精度も向上させてきているバター梅津、柔らかいタッチから繰り出すペリメーターからの高確率のショットと力強いリバウンドが武器のスリーピー亀井、ファイナルアンサーりょうと並ぶ得点力と勝負強さを兼ね備えるラプター鈴木、前回大会では大幅にプレータイムが増加、己に託された仕事は確実に遂行する頼りになるビッグマン“ブッダの良心”ボンゴ内田、定評のあるリバウンドと意表を突くミドルジャンパーが武器のベテラン、バラクーダ月村、1年前、2本のアウトサイドシュートでオールディーズを奈落の底に突き落としたクラッチシューター、バッカス青田、そして2度に渡りMVPを受賞したベテランオールラウンダー、スムース和田と覇権奪回を目指すチームのメンバーの変更は無い。 

来る春季大会、前回欠場したアウトサイドからの攻撃を担うラプター鈴木、最終日のみの出場となったスリーピー亀井が戦列に復帰、アシスト王のタイトルを獲得してゲームメイク、そして3Pシューターとして“覚醒”したブーメラン野崎、そして自らの真の実力を証明する為にコートに戻ってくるエース、ファイナルアンサーりょうの存在を併せ鑑みれば彼等が前回大会のように“4位”のポジションに留まる事は想像し難く、また3連覇を達成していた頃の彼等の最大の強みであった“チームワーク”“アンセルフィッシュなプレー”そして“粘り強さ”によってライバルチームに競り勝ってきた無類の「勝負強さ」が再び発揮する事が出来れば、ブッダは間違いなく優勝争いに加わってくる事だろう。


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