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Dleague LOOKINSIDE 2019

第134回 −第9回Dリーグレジェンド大会”春の陣”大会展望・戦力分析−



10月14日(月、体育の日)、JFE川崎水江町体育館で開催される第9回を数える“Dリーグレジェンド大会 秋の陣”の見どころはレジェンド大会史上初となる大会3連覇を成し遂げた王者NTTが自らの持つ記録を塗り替える“4ever”4連覇を達成してさらなる高みへとその階段を登っていくのか、あるいはそれを阻止、リーグを制する者が現れるのかに他ならない。

−ご存知のように− Dリーグレジェンド大会は「12分前後半のゲームとはいえ、1日で4試合を戦い抜かなければならない」シニア世代にとっては過酷なゲームフォーマットで試合を重ねるごとに筋肉は悲鳴をあげ、体力が疲弊していく −その一方で− 歓喜と失望、幸運と不運、怪我やアクシデント、コミュニケーションの重要性、そして友情・・・短い試合時間の中で人生で起こりえる様々な出来事を凝縮するかのような濃密な時間を共に過ごす事でケミストリーや意志疎通はより深まりチームワークやプレーのクオリティが進化を遂げていく“という異なる方向に向かうベクトルが交錯していく中で「戦術的なタイムアウトが認められていない」ローカルルールやいわゆる“止め”ではなく“流し”での試合時間が通常のバスケットボールのゲームとは異なるDリーグレジェンド大会特有のアクセントを醸し出している。

それでは例年同様、下記の表に羅列した過去のDリーグレジェンド大会の覇権の足跡を今一度おさらいしてから「第9回Dリーグレジェンド大会”秋の陣”」の大会の行方を占ってみることにしよう。

大会 優勝 成績 準優勝 成績
AKVカップ ヤマクラゲ 2勝1敗 NTT・ヴィーナス 2勝1敗
第1回大会 NTT 3勝1敗 ワイルドボアーズ 3勝1敗
第2回大会 ワイルドボアーズ 3勝1敗 NTT 3勝1敗
第3回大会 ヤマクラゲ 3勝1敗 ワイルドボアーズ 3勝1敗
第4回大会 ヤマクラゲ 3勝1敗 NTT 3勝1敗
第5回大会 チームヴィーナス 3勝1分 ファイブファールズ 2勝1分1敗
第6回大会 NTT 3勝1敗 ファイブファールズ 2勝2敗
第7回大会 NTT 3勝1敗 ワイルドボアーズ 2勝2敗
第8回大会 NTT 3勝1分 ヤマクラゲ 3勝1敗


−上記の表を見ればおわかりのように− 前身のAKVカップを含めても未だ全勝での優勝を成し遂げたチームが現れていない事が戦力の均衡、そして4試合を戦い抜く事が如何に過酷であるかと示す一つの証明であり、今回もオープニングゲームである「NTT対ファイブファールズ」戦からフィナーレを飾る「ファイブファールズ対チームヴィーナス」戦に至るまで熾烈な戦いが続いていく事だろう。

ここで前回大会の結果を踏まえて第9回大会の覇権争いの行方を占ってみると3勝1分で第8回大会を制覇し今大会で4連覇を目指す王者NTTと3勝1敗で準優勝に輝いたヤマクラゲの“2強”が軸となる争いになると予想されるが3位につけ虎視眈々と初優勝を目指すファイブファールズ、リーグトップクラスの戦力を有するチームヴィーナス、そして前回大会で0勝3敗1分とまさかの最下位に沈み復活を期すワイルドボアーズにも十分に優勝に手が届くメンバーを揃えていて、今大会も最終試合まで激しい覇権争いが繰り広げられていく事だろう。

それでは最後に各チームの前回大会の成績及び戦力分析を記しておこう。

【チームヴィーナス】前回大会成績 1勝3敗 4位  平均得点32.5 A 平均失点 42.0 C 得失点差 -4.5 C

190センチの高さを誇るガリバー岡野、3ポイントシュートに磨きをかけストレッチ5へとさらなる進化を遂げつつあるバター梅津、そして如何なる状況であろうともいとも簡単に高確率でシュートを決めてくるBIGX西川と異なる個性を持つセンタープレーヤーを誇るインサイドと膝靭帯断裂から完全復活を果たしたスピンマスターさくら、ロングレンジシューターのスマイリー潮田、勝負強さが光るキャプテン、ヴィーナス野崎と揃うアウトサイド、攻守に渡って活躍が期待されるオールラウンダー、ベイビーガソル三寺、堅実なプレーが持ち味のディラン植松、そして幾多の経験を誇るクレバー斎藤がチームをサポートする役割を担い、王者NTTと比較しても勝るとも劣らない戦力を有するチームヴィーナス。

これまで“チーム唯一のアキレス腱”と言われて久しい司令塔のポジションも先に開催された令和元年度Dリーグ秋季大会に於いてスマイリーアサシンかおる、ミスターパーフェクト遠藤が欠場を余儀なくされたチーム事情はあったものの大幅にプレータイムが増加、“絶対王者”オールディーズの先発ガードとして見事にその責務を果たしリーグに参戦以来個人的には「最高のシーズン」を過ごし“旬の時を迎えている”イリーガルシート“ダッジロール”鹿野、そして9月に開催された大田区秋季大会では1部リーグに所属するオールディーズのスターターとして持ち前の力強いリバウンドに加えてオフェンスでも若干18歳の期待のルーキー、”バンエクセル“RIKUの繰り出すアシストパスから得点を量産、予選リーグながら20点オーバーを記録するハイパフォーマンスを披露、さらに試合後には「キャリアハイ?いえいえ、20点以上なんてこれまでに何度も記録していますし、僕の実力はこんなもんじゃありませんよ」との強気のコメントを残し、ナチュラルポジションであるフォワードでのプレーに加えてゲームメイクにも意欲を示す“絶好調の“キケロ”ハーデン“武田と揃い、第5回大会以来2年ぶりとなる2度目の優勝に向けて布陣は整った。

しかしながら“秀でた戦力を十二分に引き出せるか否か”はやはり司令塔のゲームメイクに懸かっている事を鑑みればイリーガルシート鹿野、そしてキケロ武田の“タケカノコンビ“の出来がチームの命運を握っていると言っても過言ではないだろう。

【ワイルドボアーズ】前回大会成績 0勝3敗1分 5位 平均得点29.25 D 平均失点44.75 D 得失点差 -15.5 D

前回大会では“決して苦手意識はない”筈のヤマクラゲに70-32で大敗、完膚なきまでに叩きのめされてしまうと続くファイブファールズ戦も30-40と一蹴され2連敗、続くNTT 戦では26-26と王者をあと一歩のところまで追い詰める見事なパフォーマンスを披露するも最終戦のチームヴィーナスには29-43と完敗、0勝3敗1分と不本意な成績に甘んじる形で大会を終えたワイルドボアーズ。

来たる次期大会では復活を期すと共に第2回大会以来となる優勝を目指す戦いとなる。

チームの主力を担うオールラウンドプレーヤー、スムース和田の欠場は大きな痛手だがチームには高い得点能力とディフェンス力を併せ持つアイスマン力也、ロングレンジシューターのオートマグ瀧澤、司令塔を務めるジャスティス海老澤、豊富な運動量を誇るゾフィー岩越、豪快なドライブが武器のバッファロー加賀美、意表を突くフェイントモーションから得点を量産する“ミスターインスタントオフェンス”ロードランナー本間、一発のロングレンジシュートで試合の流れを変える事が出来る“インフルエンサー”パンチョ山下、そして力強いリバウンドとポストアップから絶妙なパスを繰り出しアシストを量産するベイブレード巻、高いリバウンド能力とアウトサイドシュートを兼ね備えるキングジョー岩越、堅実なプレーが持ち味のハッピーハンフリー高橋と揃うインサイド、さらにはラスカル嶋川、リボン加賀美、リリー葛西、ラムジー柳田、リトルニキータりらで構成されるプラスワンアドバンテージを持つご存知“ワイルドボアーズシスターズ”がアウトサイドからの攻撃を担う事になるだろう。

他の4チームとは異なり50歳以上のメンバーが在籍しない為、プラスワンアドバンテージでの観点からはいささかの不利は否めないものの、−逆に言い換えれば− 他の4チームが既に失いつつある体力、スピード、そして反射神経等のアドバンテージは大きな武器となることは疑いようがなく、“前半からアップテンポな攻撃を仕掛けて対戦相手の体力を消耗させ、後半開始から息つく時間を与える事なく攻守両面でさらにシフトアップ、一気に畳みかけ決着をつけてしまう“ゲームプランを全ての試合で実行する事が出来れば間違いなく覇権争いに加わってくるだろう。

【ファイブファールズ】前回大会成績 2勝2敗 3位 平均得点36.0 B 平均失点34.25 B 得失点差 +1.75 B

前回大会では大会初戦で王者NTTを相手に試合開始から僅差の鬩ぎあいを展開、あと一歩のところまで追い詰めるも39-43と惜しくも競り負けるもワイルドボアーズには40-30、チームヴィーナスには40-34で勝利、ヤマクラゲには25-30と競り負けてしまったものの2勝2敗の3位でフィニッシュしたファイブファールズ。

来たる第9回大会では行く手にたちはだかる宿敵、NTT、そしてヤマクラゲの壁を乗り越える戦いとなる。

チームの司令塔を務める“燃える男”パッション児玉、抜群のシュートタッチから得点を量産するキャラハン“ダーティハリー”瀬戸口、そしてスマート粟津、コルレオーネ鈴木をウイングに配置、これにパルテノン祖父江、ジェラルド下橋、トマホーク小山、リベロ大園、ブラックサンダー竹村と揃う“FAB50”恐るべき50歳軍団と堅実なインサイドプレーと3ポイントシュートを併せ持つダイアナ恒川、トップ付近から正確無比なロングレンジシュートを射抜くマリー丸尾、機動力の部分でやや難のあるチームを抜群の運動量でカバーするムードメーカー、ティンカーベルきらの“bankgirls”とお馴染みのメンバーで構成されるリーグ最大となるプラス1アドバンテージプレーヤーの存在も相まって今大会でも対戦相手を多いに悩ます事になるだろう。

しかしながらチームが現在の立ち位置 −即ち、あと一歩で優勝に手が届くポジションで燻り続けている− 現状を打破、4点差で敗れたNTT、そしてあと5点が届かなかったヤマクラゲをオーバーテイク、さらなる上のステージを目指すのであればアウトサイドからの攻撃をレベルアップ、シュート確率を向上させることが出来るか否かに懸かっている事を最後に記しておこう。

【NTT】 前回大会成績 3勝1分 優勝 平均得点35.75 B 平均失点27.75 @ 得失点差 +8 A

司令塔を務めるDG浅井と得点力と機動力を併せ持つリムプロテクター、バーグ後藤がチームの根幹となる強固なセンターラインを形成、ウイングにはセクシーキャットウーマンのん、コニーあや、ザイチェフ藤田、プリンス釣埼と経験と実績を誇る優れたアウトサイドシューターを配置、さらには汗を掻く事を厭わない豊富な運動量を誇るデリバリー杉村、勝負強さが光るオールラウンドプレーヤーのナイト足達、ミスが少ない堅実なプレーが持ち味のパーシー山川、数値には表れないスクリーンやディフェンスの戻りでチームを支えるアナリスト大津、そして必殺のフラワーショットで対戦相手を奈落の底に突き落とす“気配を消しながら相手ペイントゾーンに侵入するNTTのステルス戦闘機”ツーフェイス“フェブリク錠10mg”前田のベテランメンバーが脇を固める王者NTT。

リーグ史上初となる4連覇、そして5度目の優勝を目指すディフェンディングチャンピオンの最大の強みはオフェンスよりも −先に挙げた数値が示すように− 2大会連続でリーグ最少失点を記録した強固なディフェンスにある。

前回大会では −この試合に勝った方が優勝− 正に天下分け目の大一番となったヤマクラゲとの決戦ではそれまで圧倒的な攻撃力で3連勝を飾り、試合前の下馬評では「王者NTTよりむしろ優位に見られていた」ヤマクラゲのオフェンスをタイトなマンツーマンディフェンスで封殺、32-17と思わぬ大差をつけてブローアウト、快勝を飾った事は記憶に新しい事だろう。

決して相性がいいとはいえないワイルドボアーズ、大型選手が揃いリバウンド争いで苦戦が予想されるチームヴィーナス、前回大会、僅差での争いとなったファイブファールズ、そして前回大会のリベンジを果たすべくコートに戻ってくるヤマクラゲ・・・

今大会も優勝に最も近い位置にポジションを取り、リーグ4連覇の可能性は高いと見るが先に挙げた“その座から引きずり降ろさんと牙を剥いてくる”ライバルチームとの戦いに勝利することは大会連覇を続けている彼等といえども決して容易いミッションでは無いだろう。

【ヤマクラゲ】前回大会成績 3勝1敗:準優勝 平均得点43.5 @ 平均失点33.25 A 得失点差 +10.25 @

−これまでの鬱憤を晴らすかのように− ここのところ連敗を喫していたワイルドボアーズと70-32とブローアウト、白星発進を飾ると続くチームヴィーナスを57-44、苦手意識があるファイブファールズも30-25で下し開幕3連勝、他を圧倒する攻撃力で優勝に王手を掛けるも王者NTTが仕掛けるタイトなマンツーマンディフェンスの前に猛威を振るってきたオフェンスが沈黙、17-32と完敗を喫し準優勝に甘んじたヤマクラゲ。

来たる第9回大会ではNTTの4連覇を阻止、2年半ぶり通算3度目となる優勝を目指す戦いとなる。

−残念ながら− チーム最年長のAK、予測不能のムーブから得点を量産する“フライングチャイニーズ”ヤオチン、女子中学生チームのコンディショニングコーチとして“マッサージ技術の向上に日々注力を注いでいる“とまことしやかに噂されているホイッスル“セクハラマッサージ”島田、完全復活を果たした曲者ガードのロビン内山、ロングレンジシュートのスペシャリスト、レデイアサシンめぐりん、必殺のディフェンスでボールを奪う“クイーンアルマジロ”めぐ、そして3年ぶりに復帰を果たしたブラックマーメイド優子は欠場だが、ここのところ積極的な攻撃参加が光るユーティリティプレーヤーの“溶けるジェントルマン”ビルマ今市、足首の故障を抱えるものの抜群の運動量でチームを支えるオールラウンダーのSS石川、“韋駄天”の名に恥じないスピードで一気にコートを駆け上がる“アイスピック”フィデルカストロ“西川、ここのところミドルシュートの精度を向上させている酔いどれソルジャー、ストロングゼロ”リーチマイケル“末次、”今が人生で最高の時を迎えているのか”好調なプレーが続く”永遠の意外性“高橋水芭蕉、永らく苦しんだ五十肩と膝靱帯の故障からようやく回復、トップフォームを取り戻しつつあるバッドマウス武藤、同じく肩の故障が癒えつつあるハリケーンつっちー、春先の内臓疾患から復活を期すダンディカズ、”問答無用の仕事人“ペーパーバッグ”ビースト“小森、そして今大会キャプテンを務める”頼りにならないオールラウンドプレーヤー“カルロ小杉と各ポジションにバランスよくプレーヤーを配置、10名体制で大会に挑んでくる事が予想されている。

−先に記した数値から判断するならば−平均得点、そして得失点差で王者NTTよりも秀でた数値を記録、今大会も必ずや優勝争いに加わってくると予想されるが前回大会で露呈してしまったマンツーマンディフェンスを仕掛けられた時の脆弱性を如何に改善、前回大会よりもステップアップする事が出来か否かが彼等が再びリーグの頂に辿り着く為の重要なカギとなるだろう。


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