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ヤマクラゲシニアツアー2021春 #2
2021年大田区春季シニア大会、大会2日目、対SCRAPS戦の前に恒例の記念撮影に応じるヤマクラゲメンバー、前列左から“クイーンアルマジロ”めぐ、“ハリケーン”つっちー、“レディアサシン”めぐりん、“ジャッジ”小林、 “DG”浅井、後列左からヤマクラゲデビューとなる“ダイナマイトキッド”あつし、5月上旬に心臓のカテーテル・アブレーション手術を終えて早くも3試合目を迎える“令和の鉄人”ドレクスラージョーダン“末次、会場到着前、自前のビニール傘を落とし、柄のカーブの部分が綺麗に折れる珍現象を体験した”アイスピック“フィデルカストロ”西川、持病の痛風が悪化、右足親指付近が膨れ上がり歩行困難となりこの試合はコンディション不良で欠場、サポート役に回ったAK、SS石川、ナイト足達
6月5日の大会第1日目の吉田薬局戦、第3Qを終えて9点のリードを奪いそのまま逃げ切るか・・・と思われたがその二桁近い得点差の安心感からか雑なプレーが散見“やや集中力を欠き始めていた”ヤマクラゲの前に吉田薬局のスーパーレジェンド、BIGX西川がその行手に立ちはだかる・・・
“鉄板”とも揶揄されるその正確無比のミドルジャンパーを4本連続で決める圧巻のプレーを披露、残り1分を切って38-39と1点差の僅差の争いに持ち込む事に成功するとここで吉田薬局はこの試合でシニアデビューを飾った40歳の期待のルーキー、オールラウンドプレーヤーのa.k.a“シュークリーム”霞元の右手にチームの命運を託すもゲーム終盤のいわゆる“勝負所”の重圧や緊張感、あるいはベンチにどっかりと鎮座する大先輩方から放たれる期待と命令が複雑に織り交ざった熱くも、冷たくもある視線が彼の身体を硬直させてしまったのか、渾身の思いを込めた彼のドライビングレイアップ、ワイドオープンミドルジャンパー、そしてラストショットとなった左ウイングからのスリーは悉くリングに嫌われてしまいそのままタイムアップ、41-40と1点差ながら2年ぶりとなる試合を勝利で飾ったヤマクラゲ。
今回は春季大会 大会2日目の6月19日(土)同じく大森スポーツセンターで行われたSCRAPSとの激闘の模様をお届けしよう。
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第2戦【6月19日(土) ヤマクラゲ対SCRAPS】
DG浅井、ナイト足達、SS石川、ダイナマイトキッドあつし、そしてレディアサシンめぐりんの5人でスタートしたヤマクラゲは序盤から若さ、体格、スピード、パワー、インテンシティー・・・全てに勝るSCRAPSの攻撃を何とか凌ぐと3分過ぎ、SS石川が左ウイング、そして同じく左ベースライン沿いから続け様にミドルジャンパーをヒット、反撃の狼煙をあげて5-5の同点に追いつくとここで右サイドでパスを受けたクイーンアルマジロめぐが本人曰く「全くフェイントを仕掛けた意識はないんです・・・」という“目線で、そしてシュートモーションに移行する一連の動きのナチュラルモーションで180センチを優に超す筋肉隆々のディフェンダーを翻弄、鮮やかなアルマジロジャンパーをベースライン沿いからヒット、7-5と逆転に成功、さらにはSS石川のボーナススロー、ダイナマイトキッドあつしのリバウンドショットで10−5と一時5点のリードを奪うも自力に勝るSCRAPSはすぐさま反転攻勢、ミドルジャンパー、そしてロングレンジを立て続けにヒット、瞬く間に10-10の同点に追いつくと残り2分、ヤマクラゲも負けじとジャッジ小林がロングレンジをドレクスラージョーダン末次がミドルジャンパーを放つもリングに嫌われると残り1分を切ったところで”集中力がやや散漫となったのか“立て続けにバッドパスを連発、SCRAPSがそれを見逃すはずもなく、難なくスティールに成功、そのままレイアップに持ち込まれてしまいSCRAPSに4点のリードを許す形で第1Qを終える。
第2Qに入るとSCRAPSは攻撃のギアをシフトアップ、バッドマウス武藤、ペーパーバック小森、アロンゾ河原のインサイドプレーヤーを欠いているヤマクラゲの手薄なインサイドにボールを集つめ次々とパワープレーで得点を重ねリードを拡げていく・・・
何とか離されずに食らいついていきたいヤマクラゲは“闘将”DG浅井がトップオブザキーやや右のポジションからロングレンジをヒット、反撃を開始するか・・・と思われたがその後が続かず、逆にバッドパスやロストボールを連発、シュートまで持ち込む事が出来ない苦しい時間帯が続くとさらにSCRAPSに速攻からイージーレイアップを続け様に決められさらにリードを拡げられてしまう・・・
しかし残り時間4分、ダイナマイトキッドあつしがドライビングレイアップ、DG浅井がミドルジャンパーをヒットし応戦、17-41と24点差にまで詰め寄りハーフタイムを迎える。
後半、少しづつでも得点差を縮めていきたいヤマクラゲはSS石川が右ベースライン沿いからミドルジャンパーを、DG浅井が右サイドからドライビングレイアップを仕掛けてディフェンダーのファールを誘発、ボーナススローを沈めると続いてダイナマイトキッドあつしがチームメイトの放ったアウトサイドシュートの軌道が大幅に外れているのをいち早く察知、ボールの予測落下地点に素早くポジションを取りダイレクトにボールをキャッチ、ゴール下を難なく沈めて反撃、さらに続けとばかりにレディアサシンめぐりんがロングレンジを、アイスピック“フィデルカストロ”西川が左ベースライン沿いからミドルジャンパーを放つもネットを揺らす事は出来ずに全くスコアボードを動かす事が出来なくなると、その焦りからか再びバッドパスを連発、“まるで第2Q前半の再生映像の如く”再びSCRAPSにイージーショットを許してしまい大量失点、22-63と41点までリードを拡げられて第3Qを終える。
41点差と“既に勝負を決した”感のある中で始まった最終Q、ヤマクラゲは戦いの爪痕を残すべくクイーンアルマジロめぐ、レディアサシンめぐりんを同時起用するWめぐフォーメーションを仕掛けるもこの時間帯になってもアウトサイドシュートの警戒を緩めないSCRAPSのタイトなディフェンスにレディアサシンめぐりんの放つ必殺のスリー、そして交代でコートに入ったハリケーンつっちーも積極果敢にミドルジャンパーを放つも惜しくもリムに嫌われネットを揺らす事が出来ない・・・
しかし残り4分、DG浅井がディフェンダーの僅かな隙を突いたピンポイントパスで、ジャッジ小林がノールックパスからダイナマイトキッドあつしのイージーバスケットをアシスト、さらにはナイト足達のミドルジャンパーもヒットするもここでタイムアップ、SCRAPSに30-83で完敗、通算成績1勝1敗で2021年度大田区シニア春季大会を終えた。
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好調なオフェンスの相乗効果か、ディフェンスでチームメイトに指示を出すクイーンアルマジロめぐ。試合直後に内転筋を痛めたとは思えない活躍を披露した。
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第2Q中盤、若さ、体格、インテンシティー・・・全てに上回るSCRAPSに対して必死のディフェンスを見せるヤマクラゲ。
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