ネオクラゲ以外の5チームが優勝の可能性を残し最終日の決戦を迎えるDリーグ史上最大の混戦の様相を呈している第6回大会。希望的観測も考慮に入れつつ現実を直視しながら優勝の行方を占ってみよう。
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一回戦 ネオクラゲ対オールディーズ |
第1試合でネオクラゲと対戦するオールディーズは現在4位ながら僅かながら優勝する可能性を残している。その条件とはセガが大量失点をしてペンキーズに負け、なおかつペンキーズを得失点差で上回る場合のみ栄冠を勝ち取る条件を満たす事が出来る。ただし相当な点差をつけてネオクラゲに勝たなくてはいけない・・・・
ここで歴史の扉を開いてみるみる事にしよう。ネオクラゲは過去3年間のDリーグで26試合を戦いセガ((19勝7敗)に次ぐ通算17勝9敗の成績を残している。その9敗のうち10点差以上で敗れたのはたったの2回、20点差以上で敗れた事は一度もないのだ・・・・とは言え急激な衰えを隠せないかつてのチャンピオンを一蹴する力をオールディーズは持ちあわせているはずだ。 果たしてオールディーズは高いようで低いハードルを飛び越え王座につく権利を獲得することが出来るであろうか?
[前回の対戦] ネオクラゲ 39-31 オールディーズ
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二回戦 ナムコ対36ERS |
現在2勝2敗同士のこの両チームも対戦相手に大差で勝利した場合のみチャンピオンになれる権利を獲得出来る。 しかし両者の対戦はこれまでナムコの3勝2敗、第1回大会(53-28でナムコの勝利)以外はどちらが勝つにせよ僅差(7点差以内)の戦いを繰り広げてきてきるのでこの試合で一方的な勝利を挙げる事を予想することは難しい。
しかしバスケットボールの世界では多くの奇跡的な勝利が現実に起きている。1980年のNBAファイナル 第6戦、ジャバーを負傷で欠いたレイカーズが新人マジックジョンソンの大活躍により勝利を挙げNBAチャンピオンに輝いた事や95年のイースタンカンファレンス準決勝で今年6月に引退したレジーミラーが8,9秒で8得点を挙げてニックスに奇跡的な大逆転勝ちをもたらした事、そしてDリーグでも第1回大会でセガが「ネオクラゲに17点差で勝たなければ優勝出来ない」条件下でネオクラゲを粉砕、奇跡的な勝利を挙げて最終日で大逆転優勝を成し遂げている・・・・
次にミラクルを起こすのはプロフェッサー藤田率いるナムコなのか、それともボールコレクター増田率いる36ERSなのか。「その戦いに僅かでも優勝の可能性がある限り」両チーム共にゲームセットの瞬間まで激しい戦いを繰り広げる事であろう。
[前回の対戦] ナムコ 45-41 36ERS
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三回戦 ペンキーズ対セガ 前回の対戦 |
下の成績表を見ればわかるように1敗したとはいえ得失点差でプラス42点、対ペンキーズ戦過去3戦全勝と相性もよく圧倒的な有利なセガ。しかしながらこの大事な最終戦、チームのNO、1スコアラープリンス釣崎(1試合平均14、7P)と攻守にオールラウンドな活躍を見せてきたエクザイル江波戸(同 11、5P)が欠場、苦戦が予想される。
セガはたとえこの試合に敗れたとしても20点差以上離されなければペンキーズに対しては得失点差で上回れることが出来る為、優勝の可能性はかなり高いがオールディーズやナムコ、36ERSが大差で相手に勝利を収めてしまうと優勝を持っていかれる可能性もあり油断は出来ない。対するペンキーズは二人の新加入選手、CS林とF植松の出場は勝利への絶対条件、二人抜きの試合と入る時では1試合平均の得点力が20点以上と(32、0点と53、5点)かなり違ってきてしまう・・・
彼等二人はあたかも「タクシー運転手の勤務シフトのように1勤1休」でDリーグに参加している為 、12日は参戦して来る可能性が高い。 セガが逃げ切るのかペンキーズが奇跡を起こすのか、それとも大外からオールディーズ、ナムコ、36ERSがまくってくるのか 第6回大会の優勝の行方は最後までわからない。
[前回の対戦] ペンキーズ 47-69 セガ
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勝 |
負 |
得点 |
失点 |
得失差 |
1 |
セガ |
3 |
1 |
248 |
206 |
42 |
2 |
ペンキーズ |
2 |
2 |
171 |
168 |
3 |
3 |
ナムコ |
2 |
2 |
199 |
201 |
-2 |
4 |
オールディーズ |
2 |
2 |
177 |
182 |
-5 |
5 |
36ERS |
2 |
2 |
161 |
183 |
-22 |
6 |
ネオクラゲ |
1 |
3 |
156 |
172 |
-16 |
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