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2011.11.23 大会2日目
 
第一試合 ブッダ対セガ  41−58
2敗のブッダと1勝1敗のセガの対戦となった大会2日目の第1試合はブッダのスコアリングリーダー、ピエロ西村のバンクスリーで幕を開ける。交通事情で到着が遅れエースのマイティマウス愛宕を欠くスモールラインアップのセガはインサイドのリバウンド争いで苦戦、バター梅津、バラクーダ月村にペイントゾーンを攻められ早くも2−9と大きくリードを許してしまう・・・

しかしながら遅れて会場に到着したマイティマウス愛宕が戦列に加ると様相は一変、ここまでブッダに制空権を握られ圧倒されていたリバウンド争いが優勢に転じチーム本来の攻撃の形を取り戻すとザ、マシン中井が爆発、右コーナーから必殺のミドルジャンパーを連続でヒットさせ反撃の狼煙を上げるとDGとのパス交換から鮮やかなドライビングレイアップを捻じ込み6連続得点、セガに試合の流れを手繰り寄せると試合開始直後からマイティマウス愛宕不在のインサイドのリバウンド争いに奮闘していたセクシーキャットウーマンのんのベースラインからのミドルジャンパー、DG浅井の相手ファールをものともしないメキシカンパンチドライブが炸裂しブッダを圧倒、試合はセガペースで進んでいく・・・

3連敗は何としても避けたいブッダはキャプテン、スッダ杉岡がゴール下のハイエナショットやハイポスト付近からのリトルブカレストショットで応戦、さらには再三バター梅津が恵まれた体格を生かしたインサイドでのパワープレーでファールを貰うもフリースローをことごとく外してしまい流れかけてきた試合の流れを掴むことが出来ない・・・

19−21とセガが2点差まで詰寄って始まった第2Qは「まるでリピート映像を見ているように」またしてもピエロ西村のバンクスリーがヒット、バラクーダ月村のリバウンドショットなどで再びセガを突き放しブッダが勢いを取り戻すかと思われたが相変わらずバター梅津のフリースローが決まらず思うように得点差を拡げることが出来ない・・・

ボーナスショットを外し自らリズムを壊してしまったブッダとは対照的にセガはマイティマウス愛宕、そして堅実さを増したロビン内山が確実にフリースローを決めて遂に同点に追いつく事に成功すると「じわじわと追い上げられこのままズルズルといきそうな気配が漂いはじめた」焦りからかミスが目立ち始めたブッダに対してマイティマウス愛宕のパワープレーが決まり遂に逆転に成功、30−28と2点のリードを奪いハーフタイムを迎える。後半に入ると厳しい試合日程の影響からか両者ミスを連発、共に得点を入れることが出来ない膠着状態が続いていくも最初にペースを掴んだのはセガ、ロビン内山のスティールからの速攻、マイティマウス愛宕のミドルジャンパー、ザ、マシン中井のレイアップと立て続けに得点を重ねて34−29と確実にリードを拡げていく・・・

何とか喰らいついていきたいブッダはここでスジャータヨーコを投入するとこの用兵がズバリヒット!いきなりスティールを決めてチームの得点に繋げると自らもロングレンジスリーを叩き込み再び逆転に35−34と逆転に成功、ここからブッダが流れを掴むかと思われたが今日はバター梅津が大ブレーキ、フリースローの不調が影響したのかゴール下のイージーショットも外してしまいセガを突き放すことが出来ず再び逆転を許してしまう・・・

39−35とセガ4点リードで始まった最終Q、勝利への執念を見せるブッダはターザン押切のフーセンスリー、スッダ杉岡のリトルブカレストショットなどで追撃を試みるもセガはスーパーハンドル笠原のドライビングレイアップやツーフェイス前田のフラワーショットなどで突き放し勝負あり、終わってみればセガが58−41とブッダに圧勝、通算成績を2勝1敗として優勝戦線に踏み止まった。対するブッダは善戦を続けるもバター梅津の不調が響いてこれで開幕3連敗と優勝戦線から完全に脱落、最終試合のネオクラゲ戦での健闘に期待が掛かる。

 
第二試合 キングサンズ対オールディーズ 58−54(OT)
ここ2年、激しい覇権争いを繰り広げてきたキングサンズとオールディーズが全勝同士で対決する「優勝の行方に大きく左右するであろう」大一番とあって注目が集まったこの試合は両者の意地とプライド、そして優勝への熱い気持ちがぶつかり合う激しい戦いとなった。

今大会、ここまでシュートスランプ、あるいはコンディション不良の影響からなのかここまで不調に陥っていたバイロン鈴木にに対し「苦しんでいるカズに何とか当りを戻してやろう」との思いからからMP遠藤がワイドオープンでのショットシチューエーションをクリエイト、この先輩からの熱いメッセージの込められたパスを期待に応えてバイロン鈴木が蒲南茶荘クールショット、そしてスリーを連続でヒット!序盤は7−2とオールディーズが優位に試合を進めていく・・・

オールディーズの厳しいディフェンスに苦しめられて思うように得点を挙げられずオフェンスが機能していなかったキングサンズも「己の役割を確実に遂行する」チームになくてはならないプレーヤー、スマートボーイ宮下のバンビショットがヒットしようやくチーム本来のリズムを取り戻すとオフシーズンのトレーニングの成果からか今大会インサイドの要をしてステップアップ、チームの期待に応えて奮闘を続けているダイナマイトキッドあつしがペイントゾーンで連続得点、さらにはF山本のスリーも決まり8−9と1点差まで詰寄るものの気分の高まりがマイナスに作用しダイナマイトキッドあつしが早くも3回目のファールを犯してしまいベンチに下がるとまたしても試合を流れはオールディーズに・・・

伝統の厳しいプレッシャーディフェンスでボールを奪取するとMP遠藤がコートを駆け巡り連続速攻で瞬く間にリードを拡げ第1Qはオールディーズが17−10と7点のリードを奪う。第2Qに入るとここまで徹底的に抑えられていたF山本がようやくスリー、そしてミドルを決めて得点差を縮めるもののオールディーズもすぐさまキケロ武田のでんきくんビリビリショットを皮切りにキングサンズの厚い壁を切り裂くMP遠藤の高速ドライブやバイロン鈴木の蒲南茶荘クールショットでさぐさま反撃、29−20とオールディーズがリードを拡げて前半を終える。

後半に入るとメンバーを大幅に入替えセカンドユニットを投入し余裕の構えをみせるオールディーズに対して9点のビハインドを背負い早い時間帯で追いついていきたいキングサンズは好調スマートボーイ宮下のバンビショットで反撃の狼煙を挙げるとゴルゴ藤樹のドライビングレイアップやダイナマイトキッドあつしのせんとくんフックで猛追を開始、オールディーズの背中を追い始めると「ここ数年チームのバックアップPGとして成長を遂げていた」と思われていたイリーガルシート鹿野が1本のパスミスをキングサンズに得点に繋げられた事に動揺したのかパスミスを連発、試合の流れは完全にキングサンズに傾きダイナマイトキッドあつしのハイポストからのドライブで3点差に詰寄るとここからRPGノブナガがスパーク、ミドル、そして速攻でこの試合初めてオールディーズからリードを奪うとさらには右45度付近からロングレンジシュートを叩き込み40−36とリードを拡げるもこのままズルズルと後退するわけにはいかないオールディーズもMP遠藤が気持ちのこもったブザービータースリーを叩き込み両方の手で天を指差すお得意のMPアクションポーズを披露、第3Qは40−39とキングサンズがわずか1点のリードを奪い試合はいよいよ最終Qへ・・・

両チームともに焦りと疲労、そして緊迫した試合展開のプレッシャーからかミスが続出し得点を入れることが出来ない膠着状態が続いていたが残り5分を過ぎてF山本のスリーが決まり試合が動き出すとゴルゴ藤樹が力強いドライブで得たFTを確実に決めて6点差に・・・

しかしオールディーズはすぐさまMP遠藤のMP3、そしてスワン佐々木がスワンスリーを連続でヒットしすぐさま同点に追いつくと続けさまにドライビングレイアップを捻じ込み48−46と再逆転に成功、さらにはキケロ武田にF山本が痛恨のファールを犯してしまいFTを獲得、残り1分を切ってキングサンズは絶体絶命の窮地に追い込まれてしまう・・・

しかしこのプレッシャーの掛かるショットをキケロ武田が2本とも落としてしまうとキングサンズがダイナマイトあつしのFTを挟んでゴルゴ藤樹がドライビングレイアップを捻じ込み再び49−48と逆転に成功するもMP遠藤が冷静にミドルを沈めてお返し、土壇場でまたしてもオールディーズが50−49と逆転に成功する。残り30秒を切って再び窮地に追い込まれたキングサンズにまたしてもドラマが起きる・・・

5ファールを犯し退場したキケロ武田に代わってコートに立ったロッキーチャック松矢がはやる気持ちを抑えられずにスマートボーイ宮下に痛恨のファールを犯してしまい、土壇場でキングサンズに勝ち越しのチャンスが・・・しかしスマートボーイ宮下は1本しか決められず残り20秒を切って50−50の同点でオールディーズのオフェンス、勿論チームの運命を抱いてボールを保持するのはMP遠藤・・・

彼が自信を持って選択したプレーは自らのドリブルフェイクからのドライブイン・・・リーグのトッププレーヤーである彼がレイアップに持ち込む瞬間、ディフェンダーと交錯したように見えたがホイッスルは鳴ることなくキングサンズボールに・・・しかし「宮!宮!宮!ボールを!・・・」と逆サイドのスリーポイントライン外側で叫ぶF山本の声が聞こえていたのかいなかったのかは定かではないがスマートボーイ宮下は逆転の思いを乗せてスリーを放つも惜しくもリムに嫌われタイムアップ、50−50と両者譲らず試合は今大会初のオーバータイムに突入する・・・

オーバータイムに入るとキングサンズは徹底的にゴルゴ藤樹にボールを集めインサイドへアタック、フリースローで確実に得点を重ねていくもオールディーズはロッキーチャック松矢のベースラインからのミドルジャンパー、MP遠藤のドライブで残り1分を切って再び逆転に成功、このままオールディーズが押し切るかと思われた・・・

しかしここでオールディーズデイフェンスの集中力の途切れた僅かな隙を突いてF山本が値千金のスリーを突き刺し56−54と再び逆転して勝負あり、ファールゲームで最後まで勝利への執念を見せたオールディーズに対し確実にフリースローを決めたキングサンズがリーグ史上に残るであろうオーバータイムの激戦を58−54で制して大会3連勝、1年ぶりの優勝に向けて大きく前進した。敗れたオールディーズはこれで2勝1敗となり自力優勝の可能性は消滅、このあと行われる「第4試合のセガ対キングサンズでセガが勝ち、最終試合でのネオクラゲ戦に勝利を収める」以外優勝の可能性は無くなった。

 
第三試合 ブッダ対ネオクラゲ 73−39
大会初日に共に連敗を喫し出遅れた両チームの戦いはチーム目標を「今大会の優勝から来季に繋がる試合に」切り替えた気合十分のネオクラゲが試合開始からスパーク、BS三野宮のミドルジャンパーを皮切りにシャワーフリーク武藤、DICE-K、しゅう、そしてヤオチン・・・

怒涛の攻撃でブッダゴールに襲いかかり次から次へと得点を重ねさらには厳しいディフェンスでブッダオフェンスを完全に封じ込め23−5と早くも大きなリードを奪い第1Qを終える。第2Qに入りようやく落ち着きを取り戻したブッダはデール江花のミドルやバター梅津のリバウンドショット、ピエロ西村の連続ミドルで反撃を試みるもネオクラゲの勢いは止まらない。シャワーフリーク武藤のターンアラウンドジャンパーを皮切りにBS三野宮のドライブ、ヤオチンの予測不能のアクロバチックショットが飛び出しなどで次々に得点を重ね39−15とダブルスコア以上の差を付けハーフタイムを迎える。

24点のリードで始まった後半に入ってもネオクラゲは一切攻撃の、そして守備での手を緩めようとはしない。45歳のSE光嶋が、シャワーフリーク武藤が、46歳のヤオチンが、そして50歳のAKが「まるで公式戦で初めて出場機会を得た高校一年生のように足を動かしボールを奪い、リバウンドを?ぎ取りブッダのチャンスを摘んでいくとこのベテランメンバーの気合のディフェンスに触発されたかのようにしゅう、ゆうま、カルロ小杉、DICE-K、そしてBS三野宮が積極的にシュートを放ちさらにリードを拡げていく・・・

最終Q、ようやく自分達本来のリズムを取り戻したブッダはバター梅津がペイントゾーンで奮闘、フリースローで得点を挙げるとアウトサイドからはピエロ西村、デール江花がミドルジャンパーをヒット、さらにはターザン押切がフーセンスリーを射抜いて遥か遠く離れたネオクラゲの背中を追い始めるも「試合前のミーティング効果からか大きく得点差が開いた状況ながら集中力が全く途切れない」ネオクラゲはシャワーフリーク武藤やヤオチンのリバウンドショット、そして初日とは別人のように切れ味鋭いドライブと確率が高いミドルジャンパーで得点を量産し続けるBS三野宮の反撃に合い得点差を縮めることが出来ない・・・

それでも最後まで諦めずに攻撃してくるブッダはバター梅津のドライビングレイアップやスッダ杉岡のミドルショットで粘るもAKにこの試合4本目となるとどめのスリーを叩き込まれ勝負あり、ネオクラゲがブッダを試合開始直後から終始圧倒、73−39と圧巻の試合内容で大会1勝目を挙げて通算成績を1勝2敗とし初日とは「全く別のチーム」のような破壊的な強さを披露した。

対するブッダはネオクラゲとは対照的に初日のキングサンズ戦、オールディーズ戦での惜敗のショックを引きずっているのかこの日第1試合のセガ戦に続きネオクラゲ戦も完敗、4戦全敗でリーグ戦を終了、リーグ戦を通じて強豪チームと互角に戦える潜在能力は示したものの終盤でのゲームコントロール、精神面でのスタミナ、シュートセレクション、そしてベンチワーク・・・次期大会にに向けて多くの課題が浮き彫りとなった。

 
第四試合 セガ対キングサンズ 59−51
今日の第2試合で宿敵オールディーズをオーバータイムの末に下し3戦全勝と優勝に大きく前進したキングサンズはほぼ優勝を手中にした安堵感からかUP中から笑みをこぼすメンバーの姿が複数見受けられる余裕の構えで試合に臨む・・・

対するセガは大会直前の怪我でエース、SS石川を欠きながらも抜群のチームワークでこれをカバー、ここまで2勝1敗と優勝戦線に踏み止まりこのキングサンズ戦の結果次第では優勝の可能性も残されているとあって試合前からDG浅井から「わかってるんだろうなあ あぁー スクリーンアウトをしっかりして全員でリバウンドを取りに行くんだ いいな 集中しろ! いくぞ!」激しい激が飛ぶ。

そんな対照的な表情を見せた両チームの試合は明らかに気合の差が表れる・・・立ち上がり、チーム最年長のDG浅井がキングサンズの司令塔、F山本をお株を奪うようなトップオブザキーからのスリー、そして右コーナーからミドルジャンパーを連続でヒットさせ5−0とリード、早くもアドレナリンが出まくっているDG浅井は右拳が高々と挙げるお得意のガッツポーズを披露、セガがスタートダッシュに成功する。

しかしながらキングサンズもすぐさま反撃開始、F山本のゴール下、ゴルゴ藤樹のドライブインで得点を重ね、さらには「チームのエースであるマイティマウス愛宕をファールトラブルに追い込む」作戦なのか執拗にインサイドにボールを集めゴルゴ藤樹、そしてダイナマイトキッドあつしがパワープレーを仕掛けてくる圧力にマイティマウス愛宕がまんまと術中にはまり、続けさまに3ファールを犯しやむなくベンチへ・・・

快調な滑り出しから一転、一気に雲行きが怪しくなってきたセガだが代わりにコートに入ってきたセクシーキャットウーマンのんが身体を張ったディフェンスでキングサンズのオフェンスに応戦、第1Qは共に譲らず9−9のイーブンで終える。

第2Qに入るとSH笠原、DG浅井の連続得点でセガがリードを奪うもこれまでは若き頃のコービーブライアントのように「ややもすると強引なワンオンワンを多用、力ずくで得点を挙げていく」云わば”個”の能力のみでプレーしていたが今大会はここまでF山本についでチーム2位のアシストを記録し「明らかにプレースタイルが変わりオフェンスのバリエーションが拡がった」ゴルゴ藤樹に、そして3Pライン後方にポジションを取るF山本に「セガディフェンスが二人のキープレーヤーを警戒する」間隙をついてスマートボーイ宮下が立て続けにオープンショットを確実に沈め逆転に成功するとここのところ「見た目の華やかさはあるが確実性にかける必殺技のバックアタックショット」を封印、安定性を身につけてきたハイフライヤーイチローのミドルジャンパーがヒットし得点差を拡げていく・・・

しかしながらマイティマウス愛宕がに加入以来、コートに出ている五人がボールをシェア、バランスいいオフェンス」を展開するチームに変貌しつつあるセガは今大会好調なプレーを続けるザ、マシン中井のミドルジャンパーで応戦、離されることなく喰らいついていく・・・

25−21とキングサンズが4点リードで始まった第3Q、開始早々のファールトラブルで「眠っていたに等しい」マイティマウス愛宕が”ここからが勝負所”とコートイン、すぐさまブルドーザードライブで得点を挙げて反撃の狼煙を上げるとツーフェイス前田のリバウンドからのフラワーショット、SH笠原のロングレンジが続けさまにヒットし28−25と逆転に成功、再び試合の流れを呼び戻すことに成功するもキングサンズもすぐさま反撃を開始、一時はスターティングメンバーに名を連ね「第3の男」と言われながらもここのところ低迷、ベンチメンバーに甘んじているスノーマンてるが意地の連続スリーを叩き込み再び逆転に成功、その後も両者の勝利への執念とプライドが真っ向からぶつかる激しい攻防が続き試合は37−37の同点でいよいよ勝負の最終Qへ・・・

リーグ史上最も過酷な日程に加えて消化ゲームなど存在しない激戦に続く激戦・・・両者共に疲労の色濃い中で始まった最終Qで明暗を別けたのは共に大会イメージキャラクターを務めたマイティマウス愛宕とダイナマイトキッドあつし、マイティマウス愛宕が自らゴールを、そしてインサイドで身体を張ってくさびとなりアウトサイドシューターへパスを供給、セガオフェンスを加速させる”源”になっていたのとは対照的にダイナマイトキッドあつしは息が詰まるような僅差の戦いが続く接戦の中、ゴール下のイージーショットを外す「記録には残らない」TOを連発、試合の流れは完全にセガに傾きキングサンズの得点はピタッととまってしまい2点、4点・・・

とじわじわと離されてしまいさらにはSH笠原に華麗なフォームから放たれた高い放物線を描いたロングレンジスリーを連続で射抜かれついにその差は二桁に・・・追い込められたキングサンズは「いざとなったら強いのは女・・・」とばかりにピンクアイバーソン、そしてミントキャンディーを同時に起用、チームの命運を二人のロングレンジシュートに託す・・・

14点差まで拡がった絶体絶命の状況の中、まずは右サイドからピンクアイバーソンが期待に応えてロングレンジシュートを叩き込み10点差に迫ると3Pスペシャリスト、ミントキャンディーがファーストショットで左コーナーからスリーを射抜いて6点差に・・・

さらにセガディフェンスがロングレンジシュートを警戒するあまり犯してしまったボーナススローを2本確実に沈め4点差に詰寄るものの反撃もここまで、ファールゲームに持ち込み最後まで勝利への執念を見せるキングサンズに対して落ち着いてフリースローを決めて得点差を拡げたセガが59−51とキングサンズを振り切り3勝1敗としキングサンズと並ぶも得失点差で上回ることが出来ず現時点で暫定2位となり惜しくも優勝を逃した。敗れたキングサンズは同じく3勝1敗得失点差+10点で全日程を終了、最終試合のネオクラゲ対オールディーズ戦の結果を待つことになった。
 
第五試合 ネオクラゲ対オールディーズ 65−56
今日の第2試合でキングサンズにOTの末に敗北を喫し「もう優勝の目はほとんど無くなった」と思われていたオールディーズだが目の前でセガがキングサンズを破り優勝ラインが3勝1敗に下がったことを受けて再び優勝の可能性が浮上したことで「元気なく床にへたり込んでいたメンバーの目は輝き俄然やる気を出し始めてヒートアップ、「おお、これはいける」「ネオなら勝てるよ」「キングは+10点、うちは現時点で+42点、1点差でもいいから勝てば優勝か、よし!」と絶望の淵から突如として差し込んできた希望の光を受けてウォームアップにも力が入る。

対するネオクラゲも大会初日の思いも寄らぬ2連敗の結果を受けて緊急ミーティングを召集、「来年に繋げるべくいい形で今年を締めよう」との気持ちで残り2試合に望むとことをメンバー全員で確認、ミーティング直後に行われたブッダ戦に快勝、2連勝で締めるべく軽快な動きでUPをこなしていく・・・

両者それぞれの思惑を抱いて始まった試合は序盤からネオクラゲがスパーク、「初日のキングサンズ戦で第1Qでファールトラブルになって何もしないうちに退場してしまって・・責任を感じていました」と語っていたシャワーフリーク武藤が高い打点からのターンアラウンドジャンパーを立て続けにヒット!さらにはBS三野宮が切れ味鋭いドライブインで先制攻撃に成功、リードを奪い試合を優位に進めていく・・・

消えかかっていた「優勝」の二文字が再び目の前に現れやや堅くなっていたせいか序盤は全くシュートが決められないでいたオールディーズも時間の経過とともに反撃を開始、MP遠藤からの鋭いパスを受けてキケロ武田が垂直一反木綿シュートを決めるとMP遠藤が連続でステップバックショットを射抜いてオフェンスを牽引し次第に試合はオールディーズペースで進んでいく・・・

14−16と2点差まで詰寄って始まった第2Q,オールディーズはロッキーチャック松矢のミドルジャンパーに続いてMP遠藤、バイロン鈴木の慶應師弟コンビの連続得点で逆転に成功、「このままオールディーズペースで試合が進んでいくか・・・」と思われたがここで試合の流れを変えるビッグプレーが・・・

大将同士のAKとMP遠藤がネオクラゲゴール付近でまさに白兵戦を思わせる双方倒れ込みながらの激しいルーズボール争いを展開、50男がド根性で掻き出し味方に繋いだボールを受けてネオクラゲオフェンスが爆発、BS三野宮が右45度付近から連続でスリーを叩き込むと今度はディフェンスが混乱しワイドオープンとなったAKが左コーナーからロングレンジスリーを射抜いて「たまたまヘルプディフェンスで来ただけで・・・

僕が悪い訳では・・・」と嘆くキケロ武田にAK44アクションをヒット!この試合最大となる7点差となりオールディーズはたまらずタイムアウトを要求、場内は大歓声に包まれる・・・しかしタイムアウト明けのファーストプレーで「コートでやられた事はコートで返すのが僕のバスケットボール哲学です。」と言わんばかりにMP遠藤がトップオブザキーからMP3、さらには高速ドライビングレイアップのおまけ付きでやり返すとスワン佐々木、バイロン鈴木もミドルショットで追従、両者譲らず31−31のイーブンでハーフタイムを迎える。

大会最終日の最終試合、まさにメインイベントと言うに相応しい熾烈な戦いを見せる中始まった第3Q、まずは先手を取ったのはネオクラゲ、この試合好調のシャワーフリーク武藤、そしてDICE-Kがインサイドで得点を重ねペースを掴むとエース、BS三野宮が右ベースライン付近からミドルジャンパーをヒットしリードを37−31とリードを拡げる事に成功するとさらには伏兵カルロ小杉のスリーも飛び出し一気にスパート、50−40と遂に二桁の10点差に・・・

対するオールディーズは「キングサンズ戦でのOTの死闘」の疲れからかシュートが全く入らない・・・ベイビーガソル三寺が、バイロン鈴木が、スワン佐々木が、そしてMP遠藤も積極的にゴールにアタックするがことごとくリムに嫌われてしまう・・・

52−40とネオクラゲ12点リードで始まった最終Q、早い時間帯で追いつきたいオールディーズがMP遠藤のリードを受けて「プレッシャーディフェンスでボールを奪い時間を掛けずにシュートを狙うオフェンス」を展開、MP遠藤自らのドライブインやミドルジャンパー、キケロ武田のリバウンドシュートなどで追撃を図り詰寄るもののネオクラゲはSE光嶋、カルロ小杉、BS三野宮のスリーガードで時間をたっぷり使ったボール回しとヤオチンとDICE-Kが確実にディフェンスリバウンドを拾ってオールディーズにつけ入る隙を与えず勝負あり、ネオクラゲが粘るオールディーズを65−56で下して快勝、初日の2連敗から立ち直り2勝2敗でフィニッシュ、来季に繋がるいい形で今年度の最終試合を締めた。

この結果を受け3勝1敗と並んだもののキングサンズが得失点差でセガを上回り優勝、エースSS石川を欠いた穴をチームワークでカバーしたセガが準優勝、2勝2敗でやはり並んだオールディーズとネオクラゲが得失点差でそれぞれ3位と4位に、大会を通じて高いポテンシャルを示したものの結果的には4戦全敗に終わったブッダが最下位となった。
 



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