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2012.5.5 大会2日目
 
第一試合 ネオクラゲ対ブッダ 54−45
ここまで共に1勝1敗とこの試合に勝利して何とか優勝戦線に踏みとどまりたい両者の戦いは開幕戦で体調不良に陥り「ベストコンディションには程遠く今日もベンチスタートの予定」だったDICE-Kが先発出場を直訴、するといきなりゴール下でのシュートを捻じ込みAND1プレーを決めるとこれに呼応するかのようにBS三野宮のミドルジャンパー、そして今大会初スタメンのピンクパンサーじゅえりもベンチの期待に応えて右コーナーから高い放物線を描いたロングレンジを見事に射抜いて9−0とスタートダッシュに成功、早くも主導権を握り試合を優位に進めていく・・・

ネオクラゲペースを断ち切りたいブッダは早くもタイムアウトを要求し一呼吸置くとこれが功を奏して反撃開始、今大会初登場のスムーズ和田のミドルジャンパーが決まるとようやく落ち着きを取り戻しバラクーダ月村のリバウンドショットに続いてバター梅津が積極果敢にインサイドにアタック、ボーナススローで繋ぎネオクラゲを追走、11−6とブッダが5点差まで詰め寄り第1Qを終える。

第2Qに入るとネオクラゲが再びスパーク、ベテランSF武藤がコートを蹂躙、速攻でレイアップを沈めると大会初日を体調不良で出場出来なかったゆうまが力強いドライブでファールを誘いAND1プレーを成功させるとBS三野宮のワンオンワンも連続で決まり瞬く間にその差は20−8と二桁に拡げブッダを圧倒、その差を拡げていく・・・なんとか食らい付いていきたいブッダはスムーズ和田、イッコー鎗田がオープンショットをクリエイトするもののターザン押切、デール江花のアウトサイドシュートが決まらずなかなかリズムを掴むことが出来ないでいたが「それならば俺たちが」とばかりにセンターコンビが発奮、バター梅津、そしてバラクーダ月村がペイントゾーンでパワープレーを展開、少しづつであるが差を縮め追撃態勢に入るもののマンマークに付いているターザン押切の一瞬の隙をついてAKが「オフシーズンにかなり練習していた」拡がった3Pラインからさらに後方からのロングレンジシュートを捻じ込みブッダに傾きかけていた試合を流れを断ち切り28−15とネオクラゲが13点にリードを拡げハーフタイムを迎える。

「またネオクラゲの勝ちか・・・」「ブッダはネオクラゲに相性が悪いからなあ・・・」との声が場内から聞こえ出した第3Q,試合は一気に急変する。今や「チームリーダーに成長した」バター梅津がオフェンスリバウンドからのゴール下を捻じ込むとスムーズ和田が得意の左コーナーからのミドルジャンパーを沈め一桁にその差を詰めるとブッダが総攻撃を開始、「疲れからか明らかに足が止まりはじめてきた」ネオクラゲをターザン押切のふーせんショットやバラクーダ月村のシングルアクションショットで猛追、見る見るその差を縮めていくもネオクラゲはSE光嶋が激しくはないものの見るものを欺く巧妙な「ファールすれすれ」のダークカラースティールや「体調不良でプレータイムが制限されているDICE-K」に代わりインサイドでリバウンドに奮闘するSF武藤の46歳のベテラン同級生コンビの頑張りで再び試合の流れを手繰り寄せると今大会ディフェンスでの活躍が目立つしゅんがハイポスト付近からミドルジャンパーを沈めさらにはピンクパンサーじゅえりの絶妙なパスからAKがスリーを射抜いて応戦、38−31の7点のリードで第3Qを終える。

最終Q,勝利への執念を見せるブッダはデール江花のミドルジャンパー、続くバラクーダ月村のゴール下で3点差まで詰寄りついにネオクラゲを射程圏内に捉えるとここからは両者「気持ち対気持ち」の白兵戦の様相、ブッダはバター梅津が、ネオクラゲはSF武藤、そしてDICE-Kがペイントゾーンで激しい肉弾戦を展開、一歩も引かない激闘が続いていく・・・残り3分、どちらに勝利の女神が微笑むか全くわからない展開で遂に試合を決めるビッグプレーが・・・スムーズ和田のシュートチェックをフェイクでかわしたAKがステップバックスリーを左コーナーから捻じ込むと場内からは大歓声が・・・このシュートで再び得点差を拡げたネオクラゲはSF武藤がフリースローを確実に沈め安全圏とも言える8点差にリードを拡げると僚友SE光嶋が右ベースライン付近から止めのミドルジャンパーを右コーナー付近から射抜いて勝負あり、永年チームを支えてきたベテラントリオが試合を締めて粘るブッダを55−45で振り切り通算成績を2勝1敗として優勝争いに踏みとどまった。最後まで粘りを見せたもののブッダはこれで1勝2敗となり優勝戦線から脱落、勝率5割を掛けて第3試合でキングサンズと対戦することになった。
 
第二試合 セガ対オールディーズ  55−69
ブッダ、そして優勝を争うライバルと目されていたキングサンズを共に20点差以上を付けて優勝争いのトップを快走するオールディーズはこの日も破壊力抜群のオフェンスが試合開始直後から爆発、ベイビーガソル三寺が右コーナー付近からファースタッチでスリーを射抜くとMP遠藤がトラジッションの早いスピィーディーなオフェンスをクリエイト、自らジャンパーそしてドライブでセガのディフェンス網を切り裂くと同時に「常に攻撃時には速攻を狙いゴールを目指して走りこんでくる」キケロ武田の連続一反木綿シュートを演出、早くもセガを圧倒、試合を優位に進めていく・・・大会直前の負傷によりインサイドの核であるマイティマウス愛宕を欠くセガは「本来チームが持つインサイドアウトのバスケットボール」を展開出来ず苦しい試合展開が続くもマイティマウス愛宕の穴を埋めるべくエクザイル江波戸、そしてSS石川がステップアップ、ミドルジャンパーやインサイドへの果敢なアタックでボーナススローを獲得、さらには「齢50を過ぎてスリーポイントシュートに目覚めた」DG浅井がトップオブザキーからロングレンジを射抜き遠く離れたオールディーズの背中を追送、13−23と一時15点差まで開いた得点差を10点差まで追い上げ第1Qを終える。

「さあ0対0からの気持ちで!気を抜くとやられるよ!」と二桁の点差が開こうがオールディーズは攻撃の手を緩めない。第2Q開始早々、MP遠藤、そしてキャノンボールしんの連続スリーでセガにワンツーパンチを浴びせるとこれを合図にスワン佐々木のミドルジャンパーやカリビアンジョーカー山下のレイアップなどで再びセガを引き離しに掛りその差を見る見る拡げていく・・・対するセガもザ、マシン中井の右コーナーからのミドルジャンパーやSS石川のフロータ―ショットやDGのスリーで追撃を試みるもインサイドでの得点をことごとく封じられてしまい思うように得点が伸びていかない・・・逆にオールディーズはここぞとばかりにスワン佐々木、キャノンボールしんがペイントゾーンでの攻撃を仕掛け確実に得点を重ね42−29と第1Qよりさらにリードを拡げてハーフタイムを迎える。

MP遠藤が仕掛けるスピード感溢れるオールディーズの怒涛の攻撃により「ディフェンスでの対応」に追われ体力面、そして精神面での疲労の色が見えてきたセガはいつものチームバスケットが崩れシュートセレクションの悪化がチームに伝染、全くゴールが決まらないどころか自分達が本来持っているリズムまで見失ってしまい「ダメダメ、そうじゃないよ」「何でそこで打つの!」「早いよ!」「あー」「そこじゃないだろう!」といつもは聞こえる「励まし」の言葉が聞こえず「チームの和」に亀裂が入りはじめるとディフェンスも崩壊、集中力を失いリバウンドでの粘りがなくなるとボールを素早くフロントコートまで運ぶ事が徹底しているオールディーズの速攻を簡単に許してしまいキケロ武田が巻き戻されたビデオテープを見ているように何度も同じようなイージーレイアップを沈めさらにはアウトサイドからはキャノンボールしんの高い弾道の長距離砲が次々とネットを揺らしその差を拡げていく・・・それでも何とか喰らいついていきたいセガはDG浅井のロングレンジやツーフェイス前田のフラワーショットで追撃を開始、さらには今大会好調のセクシーキャットウーマンのんが右サイドからドライブで果敢にアタック、ボーナススローをきっちり決めて遥か遠く離れてしまったオールディーズの背中を再び追い始めていく・・・

39−62と「逆転するのは絶望的」とも言える23点差を付けられ始まった最終Q,一時は「死んだ」と思われたセガが再び息を吹き返す。「まだまだ行ける!」「ここからだよ!」「最後まで諦めないでやろうよ!」第3Qに聞こえていたチームメイトへの批判めいた言葉がいつしか「励ましや希望の言葉」に代わるとチームは本来持つリズムを取り戻し大量リードから集中力を失い得点がピタリと止まったオールディーズに対してDG浅井が、SS石川が、エクザイル江波戸が、のんが、コニーがSH笠原が、ザ、マシン中井が、そしてロビン内山が懸命になってディフェンスでボールを奪い次から次へとネットを揺らし20点、18点、16点と得点差を縮めていく・・・しかし防戦一方だったオールディーズもベイビーガソル三寺が止めとばかりにこの試合4本目となるロングレンジを叩き込み勝負あり、オールディーズが粘るセガを寄せ付けず69−55と快勝、3勝無敗とトップを堅守、優勝に大きく前進した。対するセガはエース、マイティマウス愛宕の欠場や度重なる故障者続出が響いて元気無く開幕3連敗、最終戦でのキングサンズ戦で前回大会準優勝チームの意地を見せて欲しい。

 
第三試合 ブッダ対キングサンズ 47−70
前回の対戦で優勝を飾ったキングサンズを土俵際まで追い込んだブッダの戦いぶりに注目が集まる今日の第3試合は序盤ブッダがターザン押切の連続ゴールで先制するとキングサンズもゴルゴ藤樹のミドルジャンパーやF山本の珍しいカットインなどで応戦、両者互角の応酬が続いていく・・・出来る事なら時計の針を戻したい・・・秋季大会での「51−51からの残り30秒の攻防」で単なる一つの勝ち星を失っただけではなくチームにとって最も必要な”自信”というツールを身につけることが出来なかった”悔い”が未だ心の奥底で燻り続けているブッダは若きリーダー、バター梅津が積極的にインサイドにアタック!ハイポスト付近からシュートフェイクを入れてからのバタードライブを捻じ込みリードを奪うもののキングサンズも今大会からチームに加入したベースラインマスターだいきのレイアップとミドルジャンパーで逆転、再び試合の流れをチームに手繰り寄せると「ゴルゴ藤樹、ダイナマイトキッドあつしがシュートは決まらないもののインサイドへの攻撃を繰り返していたこと」でブッダディフェンスがインサイドを警戒するあまり手薄となったアウトサイドをF山本が「そんなにノーマークにしていいのかな・・・」と続けざまに2本のロングレンジを叩き込み一気に得点差を拡げてキングサンズが18−10とブッダに8点のリードをつけて第1Qを終える。

第2Q開始直前、「これから、これからだ!」「もう諦めるのかよ! いくぜ!」「秋の借りを返すんだろ!」とハドルで気合を注入しコートに飛び出していったブッダはスムーズ和田とイッコ―鎗田の連続得点でキングサンズに傾きかけていた試合の流れを手繰り寄せるとここから一気に得点ラッシュ!「8点のリードで慢心したのかオフェンスが”雑”になって得点がピタリを止まってしまった」キングサンズに対してデール江花やターザン押切のミドルジャンパー、さらには好調バター梅津が気迫のオフェンスで次々にボールをゴールに捻じ込み見る見る得点差を縮めていく・・・ブッダの波状攻撃で我を失ったキングサンズもベースラインマスターだいき、ゴルゴ藤樹のミドルで応戦するもアシストがつくような”流れの中”での得点ではなく単発、あるいは個人能力でどうにかこうにか得点を加えているだけでチームにオフェンスのリズムが生まれず逆に”失うもののない強み”に攻め立てられる”追われるものの焦り”からか試合開始直後からファールを連発、インサイドプレーヤーはファールトラブルを抱えてしまいブッダに次から次へとボーナススローをプレゼント、遂に26−29とブッダにまさかの逆転を許してしまいハーフタイムを迎える。

「まさか・・・」場内がざわめき始めた第3Q,試合は大きく動く。ブッダに逆転された事で目を覚ましたキングサンズが積極的なディフェンスを展開、高い位置でスティールを奪うとこれをスマートボーイ宮下とベースラインマスターだいきが代わる代わるレイアップを沈めて再び逆転に成功、試合の流れを引き戻す事に成功するとこれに呼応するかのようにインサイドでも今大会「いい仕事をしている」ハルクまことやゴルゴ藤樹、そしてファールがかさんでいるハイタワー西野、ダイナマイトキッドあつしがファールコールを恐れず気迫のディフェンスを見せてブッダのフィールドゴールを阻止するとここまで「ボーナススローをきっちり沈めていた」バター梅津のフリースローが悉くリングに嫌われてしまい全く入らなくなる。投球前、フリースローサークル内でシュートフォームを繰り返し「普段通り」のリズムを必死に呼び戻そうとするが「誰にも邪魔されない筈」のシュートは「焦燥」、「疲労、「重圧」・・・内なる敵の見えざる力が33歳の若者の心を押しつぶし悪戯癖のあるボールはゴールを決して潜ろうとはしない・・・そして緊迫した僅差での戦いがやがて4点、5点、6点・・・10点と「せっかく訪れた幸運を自ら手放してしまうが如く」少しづつ離れていってしまいさらにはチーム全体の集中力の低下から自らのオフェンス時に「対戦相手にボールをプレゼント」するようなイージーミスを連発、これを難なくベースラインマスターだいきにレイアップで運ばれてしまいなんとこのQ,5−21とキングサンズに攻守で圧倒され34−47と逆に13点の大量リードを奪われてしまう・・・

最終Q,何とか攻勢に転じたいブッダだが「その逸る気持ちを嘲笑う」ようにキングサンズはピンクアイバーソンが巧みなレイアップに続いてボースハンドからスリーを叩き込み一気に7点を加えて遂にその差は20点差の大台に・・・それでも気持ちを切らさず最後まで諦めないブッダはデール江花のミドルやターザン押切のふーせんショット、イッコー槍田のクイックリリースジャンパーなどで反撃を試みるがキングサンズもF山本のロングレンジやベースラインマスターだいきのミドルジャンパーで応戦、最後は「簡単なシュートは外し難易度が高いシュートは入れてくる」ベテラン、ハイフライヤーイチローのモモンガバンクショットとスノーマンてるのゴール下でのハイエナショットで息の根を止められ勝負あり、一時は逆転を許したものの終わってみればキングサンズが70−47とブッダに快勝、通算成績2勝1敗としトップを走るオールディーズを星一つの差で追走、第4試合のオールディーズ対ネオクラゲ戦での結果如何ではあるが優勝の可能性を残して優勝戦線に踏み止まった。対するブッダは大会初日、ハーキュリー坂井が加わり「未来への可能性」は示したものの1勝3敗でフィニッシュ、次期大会での巻き返しに期待したい。

 
第四試合 オールディーズ対ネオクラゲ 67−50
昨年開催された「東日本大震災チャリティートーナメント2011」以来、リーグ戦としては23年度秋季大会以来1年半ぶりとなる優勝を目指すオールディーズは試合開始早々スワン佐々木のミドルジャンパーで先制、さらには「未だペイントゾーンでのシュート確率はリーグNO.1」の BIGX西川のシュートが連続で決まるとベンチからは大ベテランの大活躍に大歓声が沸き起こり序盤はオールティ―ズペースで試合が進んでいく・・・喰らいついていきたいネオクラゲは「チームの未来」を担うであろう若手がステップアップ、体調不良を顧みず出場を直訴したDICE-Kがフェイドアウェイショットを捻じ込むと今大会ようやくリーグにも慣れ積極的にシュートを放つようになったしゅんがハイポスト付近からミドルジャンパーを沈めるとBS三野宮が立続けにジャンパーをヒット!さらには突然の高熱で大会初日の欠場を余儀なくなれたゆうまがリングに向かってドライブを繰り返し第1Qは15−13とオールディーズが2点のリードを奪うものの両者ほぼ互角の立ち上がりを見せる。

第2Qに入るとオールディーズがスパート、MP遠藤のパスを受けて今大会初登場のバイロン鈴木がクイックリリースからの蒲南茶荘クールショットをヒットするとスワン佐々木のドライブ、さらには海外転勤が決まり「Dリーグの公式戦はこの試合が最後になるかもしれない」イリーガルシート鹿野がセンチメンタルジャーニードライブを捻じ込み「単発でのショットが続きチームとしてのリズムでバスケットが出来ていない」ネオクラゲを引き離しに掛りその差はあっという間に二桁に・・・それでも離されずについていきたいネオクラゲはBS三野宮やゆうまがインサイドに果敢にアタック、収縮したディフェンスの間隙を突いてカルロ小杉とピンクパンサーじゅえりがミドルジャンパーをヒット!離れていくオールディーズの背中を追っていくが残り30秒を切ったところでベイビーガソル三寺にミドルを、そして”最後の晴れ舞台”からかいつになく”集中”出来ていたイリーガルシート鹿野が何とブザービーターショットを決めて追いすがるネオクラゲに「得点面、そして精神的」にも堪える大きな一撃を見舞い32−24とオールディーズが8点とリードを拡げてハーフタイムを迎える。

第3Qに入ると試合の様相は一変、珍しく白いユニホームで試合に臨んだネオクラゲが躍動、チーム加入以来、「オフェンス面よりむしろディフェンス面での活躍」が目立っていたしゅんが積極的にシュートを放ち得点を挙げると「意外性の男」カルロ小杉のラッキースリーが突き刺さり「二桁近いリードでプレーに緊張感がなくなり」ミスを連発、ピタリと得点が止まったオールディーズを遂に視界に捉えることに成功するとSF武藤が左サイドから右サイドに切れ込みボースハンドでボールの勢いを殺す必殺技「卓袱台返しドライブ」を捻じ込み遂に2点差まで詰め寄り46歳のベテランプレーヤーの活躍に場内からは大歓声が沸き起こる・・・「この流れではネオクラゲが逆転か・・・」と思われたがここで立ちはだかったのはベイビーガソル三寺、会場中が「ネオクラゲ寄り」になり”完全にアウェイ化した”川崎マリエン体育館の雰囲気をゆったりとしたシュートフォームから繰り出すロングレンジシュートで切り裂きチームメイトに反撃の狼煙を上げたことを伝えると「ここまで鳴りを潜めていた」ミスターパーフェクト遠藤がスパーク!、高速ドライブでのAND1プレーにステップバックジャンパーで自ら得点を挙げると共にスワン佐々木、キケロ武田、そしてバイロン鈴木に的確なアシストパスを供給、再びネオクラゲを突き放し48−37と11点にリードを拡げ第3Qを終える。

勝負の最終Q,「早い時間帯で追い付き相手の焦りを誘い逆転」を狙いたいネオクラゲに対してオールディーズは開始早々から総攻撃を開始、キケロ武田のでんき君ビリビリショットに続いてイロン鈴木の蒲南茶荘クールショット、そしてベイビーガソル三寺がこの日2本目となるスリーを立て続けて7−0のランに成功、得点差を55−37と18点差に拡げネオクラゲの出鼻を挫き試合を優位に進めていく・・・対するネオクラゲは「何とか追い付きたい・・・」気持ちが空回り、焦りからか強引なワンオンワンや流れの無い中での単発シュートが多くなりチームにリズムが生まれない・・・疲労の色濃いAKやSE光嶋のベテランコンビがオールディーズのハードチェックを受けてシュートすら放てない閉塞感が漂う状況の中、それでも何とか突破口をとDICE-K, カルロ小杉、BS三野宮の若手が躍動、絶望的な点差を付けられようとも諦めることなく追撃を続けていくも残念ながらここで試合終了を告げるブザーが鳴り響きオールディーズが67−50とネオクラゲに快勝、昨年秋季大会でのリベンジを果たすとともに4戦全勝で24年度春季大会を制し見事5度目の優勝(リーグ戦4回、トーナメント1回)に輝いた。対する昨年度の春季大会のチャンピオンチーム、ネオクラゲは大会を通じて欠場者や故障者に泣かされたとはいえそれ以前に「昨春出来ていたチーム本来の持っているバスケットスタイル」を見失い大会を通じて不安定な戦いに終始、2勝2敗の暫定3位で全日程を終了した。

 
第五試合 キングサンズ対セガ 79−44
前回大会の優勝チームのキングサンズと準優勝チームのセガの対戦とあって「本来ならば優勝を決める大一番」になってもおかしくないカードだが一試合前に行われた第4試合でオールディーズが早々と優勝を決めてしまったとあって「消化試合」の感が否めないが「ファイブファールズを新たに加えた6チーム体制」の移行が決定している中でキングサンズは次期大会を見据えて新布陣のテストと第2シード獲得とに向けて、セガは大会1勝、そして「マイティマウス愛宕を欠いた状況での戦い方を模索する」意味も含んで始まった両者の戦いは出だしからゴルゴ藤樹、ダイナマイトキッドあつしが優勝を逃した憂さを晴らすように代わる代わるボールをネットに揺らし試合を優位に進めていく・・・大会を通じて「マイティマウス愛宕を欠き全てのゲームプランに狂いが生じてしまった」セガはそれでもチームに根付いている「如何なる状況下におかれても最後まで絶対に諦めない」セガバスケットボール魂で反撃開始、ツーフェイス前田のフラワーショットとSS石川のフローターショット、SH笠原の巧妙なドリブルフェイクからのジャンパーなどで得点を重ねるも「ほぼベストの布陣」で試合に臨んだキングサンズに19−10と早くも9点のリードを奪われ苦しい立ち上がりで第1Qを終える。

第2Qに入ってもキングサンズの勢いは止まらない。ハイフライヤーイチローのゴール下とF山本のロングレンジでさらにセガを引き離しに掛るとインサイドではハイタワー西野がその高さを活かしてリバウンドを圧倒、制空権を握りディフェンス面ではセガにペイントゾーンでの得点を許さずオフェンス面でも次々にオフェンスリバウンドを奪取、イージーバスケットで得点を挙げてさらに得点差を拡げていく・・・何とか喰らいついていきたいセガは「高さはあるものの攻守の切り替えにやや難がある」キングサンズの弱点を突いてエクザイル江波戸とSS石川が早い展開からペイントゾーンやや外側からミドルジャンパーを代わる代わる決めて追撃、遠く離れたキングサンズの背中を追い始めるもキングサンズもすぐさま今大会覚醒したハルクまことのリバウンドショットやアグレシップにシュートを狙ってくるピンクアイバーソンのスリーなどですぐさま応戦、43−22と早くもセガから21点の大量リードを奪いハーフタイムを迎える。

ハーフタイムで21点差と「逆転するのはほぼ不可能」とも言える状況の中、セガはそれでも試合を捨てようとはしない。SS石川、DG浅井、そして左手薬指を初日に脱臼、テコセンターでの懸命の治療で強行出場を果たしたプリンス釣崎が遥かに離れてしまったキングサンズに対してドライブで、ミドルジャンパーで、そしてスリーで懸命に追撃、得点を重ねていくも「余裕の試合展開」となったキングサンズは全く慌てる素振りもなくベースラインマスターだいき、スマートボーイ宮下、そしてスノーマンてるが集中力を失い甘くなっているセガディフェンスを突いて得点を重ねその差はさらに開いていく・・・

56−35と31点の大差がついて始まった最終Q、大量リードの余裕の試合展開からかキングサンズは「次期大会からファイブファールズへの移籍が決定的なダイナマイトキッドあつしを除いたベースラインマスターだいき、そしてスマートボーイ宮下、ハイフライヤーイチロー、F山本、ゴルゴ藤樹、ハルクまこと、ピンクアイバーソンそしてハイタワー西野の来季を見据えた新布陣でのローテーションをテスト、オフェンスでは23点を奪いディフェンス面でも「桜花の如く散る」のを覚悟し攻撃を仕掛けてくるセガを9点に押さえる上々の出来で試合を締めてキングサンズが79−44と35点の大差を付けてセガに圧勝し3勝1敗とし準優勝を飾り秋季大会での第2シードを確定させてフィニッシュ、セガはエースのマイティマウス愛宕の穴を大会期間中に埋めることが出来ず、また故障者が続出して本来の力を発揮できずに不本意な4連敗で大会を終了、次期大会での復活に期待したい。この結果最終順位は優勝:オールディーズ 準優勝:キングサンズ 3位 ネオクラゲ 4位 ブッダ 5位 セガ となり24年度春季大会は幕を閉じた。

 



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