Dリーグについて
  あいさつ
活動拠点
チーム紹介
  セガ
ネオクラゲ
オールディーズ
キングサンズ
ブッダ
ファイブファールズ
令和元年度秋季大会
  大会展望
大会直前情報
大会日程
大会結果
個人成績
試合速報
MVP
過去の大会記録
  令和元年度春季大会
平成30年度秋季大会
平成30年度春季大会
平成29年度秋季大会
平成29年度春季大会
平成28年度秋季大会
平成28年度春季大会
>>過去の大会記録
D-Legend
  令和2年度 秋の陣
令和2年度 夏の陣
令和元年度 秋の陣
令和元年度 春の陣
平成31年度 冬の陣
平成30年度 春の陣
>>過去の大会記録
秘密アイテムNew
  SS石川のDリーグスカウター
※PCからの閲覧推奨です
コラム
  23'渋谷区女子シニア35秋
3th フレンドリーシップ50 #2
3th フレンドリーシップ50 #1
23'大田区シニア40春 #2
23'大田区シニア40春 #1
23'渋谷区女子35春 #1
>>過去のCOLUMN
酒場探訪日記
  大衆酒場 鶴亀
焼鶏 鳳
大衆酒場 大鵬
天ぷら 三惚
炭火焼鳥 とりいち
大衆酒場 初音
>>過去の探訪日記
D LIFE
  対談スペシャル
ラムジー武田氏
high flyer氏
スペシャルK氏
ナイトトレイン氏
>>過去のD LIFE
その他
  ダウンロード
問い合わせ
リンク集


ハイライト

2013.6.8 大会最終日
 
第1試合 セガ対ネオクラゲ 56−41
11年前の創設時から現在に至るまであらゆるシーンでリーグに数々の足跡を築き、そして栄光を手にしてきたネオクラゲとセガ。AK対DGの頂上対決、共に交代要員無しでの5人対5人の激しい白兵戦・・・これまで幾重にも及ぶ名勝負を繰り広げてきた”オリジナル2”同士の伝統の一戦は試合開始早々今大会初登場のセガの"LIVING LEGEND" DG浅井がトップオブザキ―からオープニングスリーをクリーンヒットし先制、幸先のいいスタートを切るがその後はリーグの歴史を作ってきた古豪同士のプライド対プライド、そして僅かに残る優勝への可能性を意識したのか重苦しい中で試合が進み両チームともに得点を挙げられない時間帯が続いていくがその均衡を破ったのはネオクラゲ、5分過ぎに今大会インサイドの要としてチームを牽引するベテランセンター、シャワーフリーク武藤が右ローポストからターンアラウンドジャンパーを綺麗に沈めると続いてHG小田川が鋭い出足を生かしてボールを奪取、これをBS三野宮が難なくレイアップで得点し4−3と逆転に成功、するとこのプレーを合図に両者「入れたら入れ返す」撃ち合いの様相に・・・

マスターピースゆうたのブロックショットでチャンスを掴んだセガはマイティマウス愛宕のミドルジャンパーやパワープレー、今大会素晴らしい活躍を見せているスーパーハンドル笠原のロングレンジで得点を重ねていくがネオクラゲも遂にa.k.aを拝命した”マーモセット”しゅんの左サイドからデイフェンダーを綺麗に抜き去るドライブやシャワーフリーク武藤のボーナスプレー、BS三野宮の長距離砲で応酬、両者譲らず一進一退の攻防が続いていくが残り1分を切ってDG浅井がディフェンスを蹴散らすデンジャラスドライブからのキックアウトパスでツーフェイス前田とスーパーハンドル笠原のワイドオープンショットを続け様にお膳立て、セガが20−14と一歩抜け出し第1Qを終える。

第2Qに入ると試合の流れはセガからネオクラゲに傾き始める。開始早々HG小田川のパスを受けたマーモセットしゅんが左ローポストからミドルジャンパーを射抜いて反撃の狼煙を挙げるとBS三野宮、HG小田川、そしてスピーディーロダンゆうまの若手トリオが代わる代わるインサイドをアタック、ボーナススローを獲得、少しづつではあるが確実にセガとの得点差を縮め遂に20−22と射程圏内にセガを捉える事に成功する・・・それに対してネオクラゲの気迫に押され「自分達のリズムを見失っていた」セガは残り4分を切ったところでエース、マイティマウス愛宕がハイポスト付近からミドルジャンパーをヒットしチームに落ち着きを取り戻させるとマスターピースゆうたの速攻やセクシーキャットウーマンのんがポストアップから絶妙なタイミングでパスを送り −今日は至近距離からの強烈無比のバイオレンスパスではない − マイティマウス愛宕とマスターピースゆうたの得点をクリエイト、再びリードを拡げ引き離しに掛るがネオクラゲもすぐさまBS三野宮のドライビングレイアップやa.k.aを授かり好調なプレーを続けるマーモセットしゅんのゴール下で応戦、28−30とセガに2点差まで詰め寄り前半を終える。

後半に入ると「ほぼベストメンバーの陣容」が揃ったセガと今大会2勝1敗の成績以上にリーグにインパクトを与えた「進化したネオクラゲバスケットボール」を支えたDICE-K、アロンゾ河原、ペーパーバック小森のセンター陣とユーティリティプレーヤーとして攻守にいい活躍を見せていたカルロ小杉、そして直前の区民大会で負傷、欠場を余儀なくされたAK・・・主要メンバーを欠いてこの試合に臨まなければならなくなったネオクラゲとの「総合力」の差が「目にも入らない程の小さな綻びがやがて手の施しようがなくなるくらいの大きさなるように時間を刻むごとに得点差となって拡がっていく・・・

「第4試合に予定されているファイブファールズ戦での体力面の問題、アンダー30ルールで第4Qは出場出来ないマーモセットしゅん・・・そして47歳の年齢を考えるとこのQでインサイドの要として奮闘を続けているシャワーフリーク武藤を一度ベンチに下げざる得ない」ネオクラゲのインサイドのサイズ不足を突いてセガが一気に攻勢に出る! マスターピースゆうた、マイティマウス愛宕、そしてボーンファイター西川が代わる代わるパワープレーを仕掛けて手薄なペイントゾーンを強襲、さらには収縮したゾーンを嘲笑うかのようにSS石川のフロータ―ショット、そしてセクシーキャットウーマンのんのベースラインショットが容赦なく突き刺さり得点がピタリと止まったネオクラゲを一気に突き離していく・・・何とか喰らいついていきたいネオクラゲはマーモセットしゅんのゴール下やスピーディーロダンゆうまのドライビングレイアップで応戦するもセガが46−36と10点差にリードを拡げ試合は勝負の第4Qを迎える。

ロースコアな展開では大き過ぎる「10点のビハインド」を背負い最終Qを迎えたネオクラゲは「苦しい場面でこそワイドオープンを作れ」との指示がベンチから聞こえてくるが勝利を欲する熱い情熱、そして自らの力でチームの運命を切り開かんとする強い気持ちがそれを上回りフロアにいる5人のプレーヤーが代わる代わるゴールにアタックを続けるがその熱い思いとは裏腹に放たれたボールはネットを揺らす事が出来ない・・・対するセガは「前がかりになりオフェンスに気持ちが集中してしまっている」ネオクラゲディフェンスの間隙を突いてマイティマウス愛宕がインサイドを、そしてアウトサイドからはSS石川とマスターピースゆうたがバランスよく得点を重ねて勝負あり、セガが粘るネオクラゲを後半一気に突き離し56−41で快勝、大会2勝目(2敗)を挙げ優勝戦線に踏み止まった。敗れたネオクラゲも同じく2勝2敗となり後ほど行われる今日の第4試合で勝ち越しを懸けてファイブファールズと対戦することとなった。

 
第2試合 オールディーズ対ファイブファールズ 50−54
ついさっきまで波打ち際で無邪気に遊んでいた子供達の足跡を瞬く間に消し去ってしまう波のように”両軍から放たれる緊迫した空気”によって既に第1試合の余韻は消え去っている −勝利と敗北 栄光と挫折 達成感と虚脱感・・・この試合が勝者と敗者に相反する結果が齎せるであろうことを十分すぎるほど理解している両チームの選手がやや緊張感が匂う顔色でウォームUPをこなしていく・・・時折笑顔を振りまく選手も見かけるがそれは自らの緊張した姿を隠さんとする姿であろうことは外から見つめる我々にも −この大一番に挑む真剣な眼差しを見れば一目瞭然 − 容易に判断が出来る。 眩しいほど鮮やかな輝きを放つイエローのユニホームに身を包んだファイブファールズとリーグに君臨し続ける”絶対王者”としての証として身に纏ってきた栄光のホワイト&グリーンのジャージー −今日は見慣れた白色がどことなくなく寂しげな色に見えるーのオールディーズとの試合は序盤から今大会初登場の”アナザーワールド”たくがスパーク、巧みなフェイクでディフェンダーをかわしたドライブインを皮切りにロングレンジにミドルジャンパーと7連続得点、さらにはゴール下に切れ込んできたハリウッド雄介への矢のようなアシストパスを送りファイブファールズのオフェンスを牽引、早くも試合の主導権を握り試合を優位に進めていく・・・

対するオールディーズはバッドパス、バイオレーション・・・王者らしからぬミスを連続で犯しなかなか「試合に入る」ことが出来ないでいたがキャノンボールしんが個人技で打開、ミドルジャンパー、そしてドリブルペネトレイトからボーナススローで反撃を開始するもいつもは正確無比に決まるミスターパーフェクト遠藤のペリメーターショットがリングに嫌われ自分たちのリズムが掴めない。するとファイブファールズが二次攻撃を開始、再びアナザーワールドたくがオールディーズのディフェンスが自らの攻撃に「必要以上の警戒」をしていることを逆手にとってインサイド、そして切れ込んでくるスーパーボールあきらに絶妙のタイミングでパスを供給、さらにリードを拡げるがここでダンディカズが「見えざる目に見つめられている・・・気のせいか、誰かに自分のプレーを採点されているような気がして硬くなってしまって・・・」イージーレイアップ、そしてノーマークのゴール下を立て続けに外し追加点を逃すとオールディーズはすかさずキャノンボールしん、そしてスワン佐々木がパワードライブで得点し終了間際で得点差を縮め9−16の7点差に詰め寄り第1Qを終える。

ーもっと点差を離されても仕方なかったー 本来のリズムを失い迷走状態に陥っていたオールディーズはQが変わったここで反撃のきっかけを掴みたいところだがベイビーガソルのロングレンジ、そしてミスターパーフェクト遠藤のミドルジャンパーは未だリングを通過することはなくまたしても試合の流れはファイブファールズに傾きアナザーワールドたくが自らのドライブ、そしてマイクロビーンズ遠藤の連続得点をクリエイトし遂に21−11と二桁差にリードを拡げることに成功、さらに波状攻撃を続けるが「思わぬ大量リードからかオフェンスが雑になりミスを連発、自らオールディーズとの差を拡げる機会の逃してしまうとここでようやくミスターパーフェクト遠藤がボーナススローを獲得、初得点を挙げるとオールディーズは意識的にインサイド、そしてドリブルペネトレイトを敢行、キャノンボールしん、スワン佐々木、そして再びミスターパーフェクト遠藤がリングにアタック、アメリカンフットボールのランプレーに如く「少しづつだが確実に」得点差を縮めて18−23と5点差まで詰め寄ることに成功する。オールディーズに試合の主導権を握られ無得点の時間帯がしばらく続いたファイブファールズだが残り3分を切って再びアナザーワールドたくがまさに異次元のプレーで攻撃を演出、この日イージーミスを連発、「完全にブレーキになっていた」ダンディカズの連続得点をアシスト、さらには自らインサイドに切れ込みシュートと見せかけディフェンスを欺く”タメ”を作って走りこんできたボードマスターまっきーにラストパス、さらにはデイフェンダーを幻惑するムーブ、そして高い放物線を描きながらノータッチでネットを揺らすロングレンジ・・・その圧巻のオフェンスの前に得点差は見る見る拡がり再び二桁に・・・対するオールディーズはミスターパーフェクト遠藤、そしてキャノンボールしんのガードコンビが繰り出すドライブ攻撃で何とか追走を続けるがベイビーガソル三寺、バイロン鈴木、そしてミリオンダラー浅田の「毎試合コンスタントにスコアが残せる」中軸選手がフィールドゴールはおろかフリースローさえも獲得出来ない大不振に陥り得点を伸ばすことが出来ずファイブファールズが39−25と大量14点のリードを奪いハーフタイムを迎える。

思いもよらない14点のリードを奪われたオールディーズはリズムを失いもがき苦しんでいるチームの状況を変えるべくハーフタイムで選手各々がそれぞれの想いをぶつけ合い罵声が飛び交うほどの激しいチームミーティングを実施、「前人未到の3連覇を成し遂げた王者としてのプライド」を発揮すべく後半に挑む。するとファイブファールズのバッドパスから掴んだチャンスをキャノンボールしんがミドルジャンパーを射抜いて反撃の狼煙を上げると「眠っていた状態だった」オールディーズ自慢のハイパーオフェンスが爆発!ここまでシュートを外しまくり極度の不振に陥っていたベイビーガソル三寺、そしてミリオンダラー浅田のミドルジャンパーがようやくヒット!さらにここが「1試合に何度か訪れる勝負のヤマ」と読んだミスターパーフェクト遠藤が自ら力強いドライブでボールをゴールに捻じ込遂に38−46と「最大16点差まで開いた」得点差を再び一桁差まで詰め寄ることに成功する・・・対するファイブファールズは「アナザーワールドたくへの依存度」が強まりすぎたのか、オフェンスが単調となり前半のような小気味いいリズムのバスケットボールが展開出来ない。それでもスーパーボールあきら、ブラックタイガー山川がゴール下で奮闘し得点を重ね応戦、再びオールディーズを引き離しに掛かるもここで意地を見せたのがキケロ武田、残り1分を切ってオフェンスリバウンドからの落ち葉拾いショットを決めてファイブファールズに傾きかけた試合の流れを断ち切ることに成功すると続けさまに”ボールストーカー”とも揶揄されるタイトなディフェンスからルンバ北山からボールを奪いスティールに成功、レイアップを沈め46−40と6点差に詰め寄ることに成功する・・・しかし誰もがこれで第3Q終了を思われた残り9秒、ミリオンダラー浅田のミスからチャンスを掴んアナザーワールドたくが左エルボー付近からブザービーターのミドルジャンパーをヒット、ファイブファールズがQ終了間際に48−40と再び得点差を8点に拡げていよいよ試合は勝負の最終Qへ突入する・・・

「ディフェンスから、ディフェンス!」会場に響き渡るミスターパーフェクト遠藤の大きな声を合図に始まった最終Q、最初にリズムを掴んだのはオールディーズ、両者疲労と緊張からかミスを連発、無得点の時間帯が続いていたがこの均衡を破るように右ベースラインからクイックリリースで放たれたバイロン鈴木の南蒲茶荘クールショットがネットを揺らすと続けさまにミリオンダラー浅田のパワープレーも決まり遂に44−48と遂に4点差にまで差を詰めると試合は完全にオールディーズペースに・・・すると「残り3分、ここからが本当の勝負」とばかりここでミスターパーフェクト遠藤がアナザーワールドたくから渾身のスティールを決めて遂に48−48の同点に追いつきここで両手人差し指を天に向けるMPポーズを披露、最大16点差をつけられながらも土壇場で遂に同点に追いついたディフェンディングチャンピオンの粘り強さに場内からは大歓声が沸き起こる・・・

「またオールディーズの逆転勝ちかな」「秋季大会も確かこんな感じでオールディーズが最後まくったんだよな」「やっぱり強いよ・・・」との声が聞こえてきた残り2分、試合にはまだドラマが残されていた・・・偉大なチャンピオンの逆襲の前に前半で見せた自信溢れるプレーや相手に向かう気持ちが失われそうになっていくファイブファールズを救ったのはやはり”別世界からやってきた男”アナザーワールドたくだった・・・「オールディーズのディフェンダーの全ての目が、ーそして会場にいる全ての人の目も勿論 − アナザーワールドたくに向けられている中、巧妙なペネトレイトでディフェンダーを交わし誰もがそのままアタックすると思われた瞬間、切れ込んできたボードマスターまっきー に絶妙のタイミングでパスを送り勝ち越しとなる得点を演出、50−48と一歩抜け出すとここでオールディーズは焦りからかオフェンスを立て続けに失敗、チャンスを逸するとアナザーワールドたくに決定的となるミドルジャンパーを射抜かれ勝負あり、ファイブファールズが最後まで勝利への執念を見せたオールディーズを54−50で振り切り2勝2敗とし今日の第3試合以降の結果次第ではあるが優勝戦線に踏みとどまった。対するオールディーズは昨年から続く連勝を遂に15で止められこれで3勝1敗、優勝はファイブファールズと同様第3試合以降の結果次第となり万が一最終戦のキングサンズ戦に敗れてしまうと「3勝2敗で3チームが並び得失点差での優勝争い」に巻き込まれる可能性が浮上してほぼ手中に収めていたと思われた優勝に微かに暗雲がたれてこめてきた。 最終戦で王者のプライドを賭けた熱闘に期待したい。

 
第3試合 セガ対ブッダ 56−45
共にここまで2勝2敗とこの試合に勝ち越しと僅かに残る優勝の可能性を残してリーグ戦を終えたいセガ対ブッダの今日の第3試合は新加入ながら既に中軸選手としての風格が漂うマスターピースゆうたがステップバックミドルジャンパーを左サイドからヒット!さらには今大会ここまで練習不足が影響してか不安定なプレーが目立っていたSS石川がステップアップ、マイティマウス愛宕のミドルジャンパーをクリエイトすると自らのアスリート能力を活かしてスティールに成功しボールを奪取、これをなんなくレイアップで沈めてセガが幸先のいいスタートを切る。 対する「チーム創設以来の勝率5割以上」を是が非でも達成したいブッダは序盤オフェンスのミスが続きリズムを掴めないでいたが試合開始2分を過ぎたところでピエロ西村のティアドロップもどきのシュートが決まり反撃を開始すると続いて試合を重ねるごとに「既にチームのエース」的存在感を醸し出しているファイナルアンサーりょうが積極的にドライブを敢行、ボーナススローを獲得、さらにバター梅津もインサイドで奮闘を見せセガのファールを誘発、同点のチャンスを得るも「今大会かなりの確率で決めていた」フリースローを2本とも外してしまうとブッダに傾きかけていた試合の流れは再びセガに・・・スーパーハンドル笠原が変幻自在なムーブでペイントゾーンに侵入、ボーナススローを獲得、確実に沈めると続いてオフェンスリバウンドをもぎ取ったツーフェイス前田のフラワーショットが炸裂、さらにはマスタピースゆうたのドライブも決まりブッダを一気に突き放すも今大会ミドルジャンパーの精度を上げているバラクーダ月村が左エルボー付近から連続でシングルアクションショットを射抜いて追撃、第1Qはセガが12−9とブッダから3点のリードを奪い終了する。

第2Qに入り試合の流れを先に引き寄せたのはセガ、DG浅井のパスを受けたマイティマウス愛宕が巨体を生かしたグリズリードライブでブッダのインサイドを破壊、さらにはSS石川の速攻からのフローターショット、マスターピースゆうたのバンクショットなどで8−0のランで20−9とブッダを一気に引き離しに掛かる。対するブッダはセガのディフェンスを攻めあぐねてバッドパスやバイオレーションを重ねチーム本来のリズムを見失いかけていたがファイナルアンサーりょうのドライビングレイアップを足掛りに追撃を開始、イッコー鎗田の”チェチェンステップ”からの巧みなドライブや好調バラクーダ月村のゴール下などで追撃、17−20と再び得点差を3点にまで戻すことに成功、一気に同点、そして逆転を狙って攻撃を仕掛けるがここでイッコー鎗田、そしてバター梅津が痛恨のミスでロストボール、すると今大会ポイントフォワード的な役割を果たしているセクシーキャットウーマンのんがゴール下にポジションを取るマイティマウス愛宕のゴールを演出、22−17とリードを拡げるも粘り強く攻撃を続けるブッダは終了間際にピエロ西村がミドルジャンパーを射抜いて応戦、19−22と3点のビハインドを背負ってハーフタイムを迎える。

後半が始まるとセガは前半終了間際に激しい接触プレーで後頭部を強打、大事を取ってベンチに下がったバター梅津が不在のインサイドをマイティマウス愛宕がグリズリードライブで執拗に攻めるもののブッダの懸命な守備の前に得点を挙げられず逆に反撃を受けてしまう・・・両軍足が止まり始めた中、「異次元のスピード」でドライブを仕掛けるファイナルアンサーりょうがセガのディフェンスを蹂躙、ボーナススローを挟んで6連続得点で一気に26−25と試合をひっくり返すとたたみ掛けるようにこの日好調のイッコー鎗田がまたしてもチェチェンステップからレイアップを成功、さらには曲者、デール江花が巧みなフェイクモーションでディフェンダーをかわしミドルジャンパーをヒット!、残り3分を切って32−27と逆にブッダがセガを引き離しに掛かる。負ける訳にはいかないセガはチームにお窮地を救うべくベテランが躍動、ボーンファイター西川がリバウンドで奮闘、さらにはツーフェイス前田がフラワーショットを連続でお見舞いし試合の流れを再び引き寄せるとSS石川が自らのショットと的確なアシストパスでチームを牽引、さらにはロビン内山からのパスを受けた闘将DG浅井が右ベースラインから綺麗にミドルジャンパーを射抜いて35−33と再逆転に成功するも勝利への執念を見せるブッダもすぐさまファイナルアンサーりょうがドライブでボーナススローを獲得、両者「撃てば撃ち返す」互角の応酬を繰り広げて第3Qは37−36とブッダが試合をひっくり返して終了、そして試合は勝負の第4Qを迎える・・・

第4Qに入ると「チームメイトに”血”を送る心臓的な役割、そしてこの日これまでチームの挙げた37点中18点を記録してオフェンスを牽引していたファイナルアンサーりょうがアンダー30ルールで出場出来ないブッダは明らかにオフェンスのリズムが狂いだしシュートはおろかイージーミスを連発、すると試合の流れは一気にセガに傾きインサイドをマイティマウス愛宕が、そしてアウトサイドからはSS石川、そしてマスターピースゆうたが代わる代わる得点を重ね46−39と瞬く間にリードを拡げさらにはスティールからボールを奪ったスーパーハンドル笠原がロングレンジを、コニーあやがミドルジャンパーを連続で射抜いて勝負あり、セガが第4Qに自力を発揮、自分達のリズムを見失ったブッダを一気に突き放し56−47で快勝、3勝2敗と久しぶりとなる3位以上を確定、残りの2試合の結果如何ではあるが優勝の可能性を残して大会の全日程を終了した。対するブッダは第3Qまで互角の戦いを見せるも第4Qに失速、2勝3敗で大会を終えたがその成績以上に「十分優勝を狙える、上位陣と対等に渡り合える実力を持っている」事を見事に証明、次期大会でのさらなる活躍に期待したい。

 
第4試合 ファイブファールズ対ネオクラゲ 48−41
第3試合に続いて優勝戦線への生き残りを賭けた2勝2敗同士の対戦となったファイブファールズ対ネオクラゲの今日の第4試合は今大会初登場のトリックスターだいごが挨拶代りに軽やかなステップワークからドライブを捻じ込みファイブファールズが先制、幸先よいスタートを切るもネオクラゲは今大会素晴らしい活躍を見せている47歳のベテランコンビが躍動、SE光嶋がファーストタッチで左コーナーからミドルジャンパーを沈めるとこれに呼応するかのようにシャワーフリーク武藤が左サイドを豪快に切れ込むドライブインに続いてローポストから鮮やかなターンアラウンドジャンパーを射抜いて逆転に成功、第1試合のセガ戦に続きメンバー不足での戦いを強いられるチームに息吹を与えると「47歳の光嶋さんや武藤さんがあれだけ頑張っているだから俺達もやらないと!」と老兵の奮闘に刺激を受け気合の入った若手メンバー達も躍動、好調マーモセットしゅんが左ハイポスト付近からミドルジャンパーを射抜くとかつての”孤高のスコアラー”からパスでの崩し、ディフェンスの重要性、そして中軸選手としての自覚・・・

試合を重ねる事に昇華を遂げるBS三野宮が気合の入ったディフェンスでボールを奪うと前方に走りだしていたHG小田川にすぐさまパスを送りイージーバスケットを演出、試合を優位に進めていく・・・イージーミスが続き自分達のリズムが掴まめなかったファイブファールズもハリウッド雄介がパワープレーで連続得点、10−6と追い上げるもネオクラゲはハードゲイ小田川、BS三野宮、そしてピンクパンサーじゅえりがフルスピードでコートを駆け抜け速攻を展開、最後はピンクパンサーじゅえりが鮮やかにゴールを捻じ込みフィニッシュ、ネオクラゲが13−6とファイブファールズから7点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入ると満を持してアナザーワールドたくを投入したファイブファールズが反撃を開始、ダンディカズが連続得点で試合の流れを引き寄せるとアナザーワールドたくが高い放物線を描いたミドルジャンパーをヒットし17−15と瞬く間に逆転に成功、一気にを引き離すかと思われたがネオクラゲは懸命のディフェンスでファイブファールズの攻撃を凌ぐとBS三野宮の速攻をきっかけにまたしても”ザ、アンティークス”とも呼ぶべき上質の骨董品コンビがいぶし銀の活躍、SE光嶋がを見せる。ディフェンダーの一瞬の隙を突いてミドルジャンパーを、そしてシャワーフリーク武藤がマーモセットしゅんとのコンビネーションプレーからゴール下を捻じ込み19−17と再び試合をひっくり返し試合の流れを手繰り寄せたネオクラゲはBS三野宮のミドルジャンパーや好調シャワーフリーク武藤のボーナスプレーで一気に得点差を拡げていく・・・

これに対してネオクラゲの勢いにやや押され気味で得点が止まっていたファイブファールズも手薄なネオクラゲのペイントゾーンに攻撃を仕掛けハリウッド雄介、ボードマスターまっきーがゴール下を捻じ込みさらにはアナザーワールドたくからボールを受けたスーパーボールあきらがレイアップを捻じ込み応戦、得点差を縮めるもここでタイムアップ、メンバー不足から劣勢が予想されていたネオクラゲが26−22とファイブファールズをリードして前半を終える。

ここまで「ゲームプラン通り」に試合を進め格上のファイブファールズと互角以上の戦いぶりを見せてきたネオクラゲだが第1試合同様メンバー不足がこの重要な局面で暗い影を落としてしまう・・・前半綺麗なシュートフォームから高確率にミドルジャンパーをヒットさせていたSE光嶋のミドルジャンパーは歳を重ねて既に”しなやかさ”を失ってしまっている硬直した筋肉が影響してか精度が落ちてしまいシャワーフリーク武藤は最終局面に備えベンチで休養中と「この試合のキープレーヤー」となっていった2人のベテランプレーヤーのエネルギーが消えかかるとチームはリズムを失い得点が挙げられなくなってしまう・・・

それでもマーモセットしゅんが、スピーディーロダンゆうまが、そしてハードゲイ小田川が懸命のディフェンスを見せてファイブファールズに追撃を許さず両者無得点の我慢の時間帯が続いていくがこの均衡を破ったのはファイブファールズ、先行するネオクラゲをルンバ北山とトリックスターだいごが続けざまにドライビングレイアップを捻じ込み同点に追いつくとアナザーワールドたくがここからゲームを支配、インサイドのパワープレー、マイクロビーンズ遠藤へのアシスト、そして自らのミドルジャンパーで一気に引き離しに掛るがここでネオクラゲは持ち前の「粘りのバスケットボール」を展開、残り2分、「一つ間違えれば傷口を大きく拡げてしまうかもしれない」劣勢に立たされている試合状況の中、ベテランのSE光嶋、そしてピンクパンサーじゅえりを相次いで投入、するとベンチの期待に応えてSE光嶋が右ベースラインからミドルジャンパーを、そしてBS三野宮からのパスを受けたピンクパンサーじゅえりがディフェンダーをかわして難しいフックシュートを −それも利き手の右ではなく左手で −綺麗にネットを揺らして応戦し再び33−30と逆転に成功、このまま第3Qは終わるかと思われたがネオクラゲの一瞬の気の緩みをついてアナザーワールドたくがドライブインに続いてブザービーターでミドルジャンパーを射抜いて36−33と試合をまたもひっくり返して試合はいよいよ勝負の最終Qへ・・・

ここまで「入れたら入れ返す」、「離されても喰らいついていく」 幾多の同点、そして幾多のリードチェンジを繰り返した激闘もいよいよ最終章に突入、ネオクラゲ、そしてファイブファールズ・・・双方「勝利を欲する強い気持ち」が仇となり得点が入らない時間が続いていくが先にスコアを記したのはネオクラゲ、BS三野宮が渾身のドライビングレイアップでファイブファールズのファールを誘いボーナススローを獲得、さらにはシャワーフリーク武藤のインサイドプレーで36−36の同点に追い付き試合を振り出しに戻すもファイブファールズはここでダンディカズが値千金のロングレンジショットを左コーナーから射抜くと続けざまにマイクロビーンズ遠藤がミドルジャンパーをヒット! 41−36と一気に得点差を拡げて試合を優位に進めていく・・・

対するネオクラゲもBS三野宮のドライブやスピィーディーロダンゆうまのロングレンジで追撃、何とか喰らいついていくがファイブファールズは残り2分、トリックスターだいごが自らのドライブやハリウッド雄介の得点をアシストし試合を決定ずけると最後はダンディカズがとどめのロングレンジを射抜いて勝負あり、ファイブファールズが48−41と粘るネオクラゲを振り切り開幕2連敗の最悪のスタートから巻き返し3連勝でフィニッシュ、第5戦のオールディーズ対キングサンズ戦の結果如何ながら優勝の可能性を残して全日程を終えた。 敗れたネオクラゲは前回大会と同じ2勝3敗と「進化」の度合を数値として示す事は出来なかったが抜群のチームワークを随所の披露、リーグに所属する如何なるチームであろうと十分戦えることを証明、次期大会でのさらなる飛躍に期待したい。

 
第5試合 キングサンズ対オールディーズ 60−67
prolougue

「ばあば、じいじいはずっとインターネットやっててぼくとあそんでくれないんだよ。きょうはこうえんにつれていってってくれるってきのうおやくそくしたのに・・・」「あなた、もうすぐ70になるのに若い娘さんたちの水着の写真なんか見てニヤニヤしないでくださいよ。孫のいる前でみっともない・・・え、違うって、、じゃあ昔の、またあのホームページ見てるのですか? 確か独自なんとかとかBリーグだかDリーグだったかしら・・・ いくら大好きなバスケットボールの事だってもう30年も前の事を毎日毎日、よくもまあ飽きもしないで・・そんなことより後で孫たちを公園に連れて行って遊ばせてきて下さいよ・・・」

もう30年も昔の話になるのか・・時の流れるのは早い・・・私は学生時代は勿論 −そして社会人になってからも −「バスケットボール」と言うスポーツの魔力に魅せられてプレイを続けていました。今はこんなに太ってしまっているから信じて貰えないでしょうが・・・30も半ばを過ぎ仕事や家庭、産まれたばかりの娘の事・・・そして衰えていきたと感じ始めた自分の体力や気力・・・そろそろ潮時かなと考えていた時、学生時代の後輩に声を掛けられこのDリーグに参加するようになったんです。・・・すると今でも信じられないんですが −まるで若返りの薬でも飲んだようにー 忘れかけていたバスケットボールの楽しさが、そして若い頃の情熱が蘇ってきたんですよ・・・

平成25年度春季大会のフィナーレを飾る本日の最終試合はこの試合に勝利しすっきりと前人未到の4連覇を達成したいオールディーズと既に優勝圏外に去っているとは言えチームに宿る勝負へのこだわりそして”キングサンズプライド”を発揮しオールディーズの単独優勝を阻止、そしてこの1戦での勝利を次期大会での巻き返しへの足掛かりにしたいキングサンズとの対戦は試合開始早々ハイタワー西野の気合のブロックショットが炸裂、オールディーズの攻撃を阻止するとここからベースラインマスターだいきが躍動、得意のミドルジャンパーに切れ味鋭いドライビングレイアップを捻じ込みオフェンスを牽引、さらにはハルクまことのミドルミドルジャンパーやハイタワー西野のリバウンドショットも決まりキングサンズペースで試合が進んでいく・・・

対するオールディーズは「4連覇は一つの節目」と語っていたミスターパーフェクト遠藤がダブルヘッダーの2試合目とあって疲労からか得意のミドルジャンパーがネットを揺らさない。それでも”ボールストーカー”キケロ武田が独特の嗅覚を発揮し連続してオフェンスリバウンドを奪取、これをきっちり捻じ込みペースが掴めないでいるチームを救うとようやくミスターパーフェクト遠藤のステップバックミドルジャンパーが一閃、ゴールを射抜くとこれに呼応するかのようにキャノンボールしんが左サイドからペイントゾーンにアタックを繰り返しボーナススローを獲得、得点差を縮めていくもキングサンズはすぐさまゴルゴ藤樹のパワープレーや好調ハルクまことのミドルジャンパーで応戦、14−9とオールディーズから5点のリードを奪って第1Qを終える。

第2Qに入ってもいつもは会場にいるだけで感じられるはずのオールディーズの”気合やプレーのキレ”が伝わってこない・・・バッドパスにバイオレーション・・・つまらないミスを連発し試合の流れを自らの手で手放してしまうとキングサンズはここぞとばかりにチームの未来を担っていくであろう二人のスコアラーが ー ベースラインマスターだいきが小気味いいミドルジャンパーで、そしてゴルゴ藤樹は力強いパワードライブで − 代わる代わる得点を重ねていく・・・

対するオールディーズはミリオンダラー浅田がようやくペイントゾーンを切り裂くドライブで反撃を開始するもベイビーガソル三寺、バイロン鈴木、そしてスワン佐々木のシュートがリングに嫌われて得点を伸ばすことが出来ずコンスタントに得点を重ねていくキングサンズに6点差、8点差を離されかけていたがこのチームの窮地を救ったのはやはりミスターパーフェクト遠藤、「勝負師の持ついい意味でのエゴイズム、対戦し肌で感じ取った対戦チームの進化のスピード、万全の調整をしてきたはずだったチームの身体面、そして精神面での不安定さ・・・様々な要因がそうさせるのか・・・」今大会、前回大会に比べるとかなりの割合でボールを保持し自らのオフェンス能力で状況を打開する姿が見られたが11−19と8点差にまで得点差を拡げられた残り5分、自らボールをフロントコートに運んだ直後に左エルボーやや後方からMP3を一閃、チームに息吹を与えるとここからミリオンダラー浅田のミドルジャンパーやキケロ武田が得意のランニングゲームから6連続得点を挙げて猛追、一気に得点差を縮めるもキングサンズもすぐさまベースラインマスターだいきのスピンターンショットや速攻、さらにはF山本のロングレンジで応戦、やや得点差は縮められたもののキングサンズが32−29とオールディーズに3点のリードを保ちハーフタイムを迎える。

後半に入ると両軍疲労からか小さな綻びが目立ちはじめ無得点の時間が続き精神的なフラストレーションが募っているのか「滅多な事では判定に不服を唱えないミスターパーフェクト遠藤も珍しくレフリーに猛抗議、試合は時間の経過ととも白熱の度合いが増していく・・・しかしこの均衡を最初に破ったのはキングサンズ、ハルクまことのミドルジャンパーに続いてRPGノブナガが得意のスリーを射抜いて一気に得点差を拡げていく・・・負ける訳にはいかないオールディーズもすぐさまベイビーガソル三寺のリバウンドショットやバイロン鈴木の連続速射砲で応酬、キングサンズの背中を追いかけていくがあと一押しのところでバッドパス、そして焦りからかややセルフィッシュに見えるタフショットを選択、先行するキングサンズを射程に収めながらも捉えることが出来ない・・・しかし残り3分、またしてもステップアップしたのはミスターパーフェクト遠藤、「10点近く開いた得点差からオフェンスが雑になりはじめた」キングサンズの気の緩みを突いて連続でドライブを捻じ込みその差を縮めるとさらにはボーナススローをきっちり2本沈めて猛追に成功、遂に47−45と2点差にまで詰め寄り試合はいよいよ勝負の最終Qへ突入する・・・

2点ビハインドで始まった勝負の第4Q、この重大な局面で最初にチームに得点をもたらしたのはミリオンダラー浅田、双方が「よりリングに近い」ペイントゾーンでの激しいせめぎ合いが続いていく中ディフェンスで、そしてリバウンドに奮闘、キングサンズの攻撃を阻止するとオフェンスリバウンドからゴール下を捻じ込み49−49の同点に追いつくと続けさまにドライビングレイアップを沈めて51−49とリードを奪う事に成功する・・それに対して”そう簡単には引き下がれない”キングサンズもゴルゴ藤樹、そしてF山本がミドルジャンパーで応戦、またしても試合をひっくり返すもオールディーズもミスターパーフェクト遠藤、そしてバイロン鈴木がすぐさまシュートを入れ返し緊迫した試合が続いていく・・・しかし残り1分ここで試合を決めるビッグショットが炸裂する・・・「この試合はおろか、リーグ戦を通じてスランプに陥っていた」ベイビーガソル三寺が値千金のロングレンジを射抜いて僅差の勝負から抜け出す事に成功するとここからスワン佐々木のボーナススローに続いてミリオンダラー浅田がキングサンズに引導を渡すミドルジャンパーを射抜いて勝負あり、オールディーズが最大8点差まで付けられたキングサンズに最終Qで逆転、この結果通算成績を4勝1敗として見事自ら持つ3連覇を更新する大会4連覇を成し遂げた。 対する前回準優勝チームのキングサンズは王者相手に善戦したものの及ばずこれで1勝4敗とまさかの最下位が決定、次期大会での巻き返しに期待したい。

epilogue

「あのリーグでプレイしたことは30年が経った今でも鮮明に覚えているさ。 本当に楽しかった・・・ 試合は勿論、他チームの選手達との触れ合い、そして今の若い人達の間ではどういう風に言うのかわからないけど大会の最終日にはリーグの選手がみんなで飲む"打ち上げ"と称する飲み会があって・・・それは本当に楽しくて時の過ぎるのも忘れてみんなで記憶を失うほど飲んだものさ。今思い返せばまだまだ若かったんだね・・・あと何故やらされたか覚えてないんだけど"手押し車"と称する、まあ若い君にこんなことを言ってもわからないだろうけど昭和時代の軍事教練の名残りのような腕だけを使って、そう、こんな感じで後ろで足を持って貰って腕立て伏せの状態で前に進む要領のものなんだが、その手押し車で何故か体育館を一周する競争をした事を覚えている・・・え、結果はどうだったんですか?だって、勿論私が一番だよ。 何せ私はリーグでも1、2を争う負けず嫌いだったからね・・・」と言って私に当時着用していたややくすみかけた白色にモスグリーンの文字で「OLDIES」と書かれていたジャージーを誇らしげに見せてくれた・・・

 



画像をはじめ、当ホームページのデータを承諾無く、コピー・加工することを禁止します。本サイトおよびリンク先ページの内容に関する責任ならびに著作権は、それぞれのページの作成、管理者に帰属します。雑誌・新聞等にデータを転載される場合は必ずご相談下さい。

運営・取材協力 中村, 光嶋