Dリーグについて
  あいさつ
活動拠点
チーム紹介
  セガ
ネオクラゲ
オールディーズ
キングサンズ
ブッダ
ファイブファールズ
令和元年度秋季大会
  大会展望
大会直前情報
大会日程
大会結果
個人成績
試合速報
MVP
過去の大会記録
  令和元年度春季大会
平成30年度秋季大会
平成30年度春季大会
平成29年度秋季大会
平成29年度春季大会
平成28年度秋季大会
平成28年度春季大会
>>過去の大会記録
D-Legend
  令和2年度 秋の陣
令和2年度 夏の陣
令和元年度 秋の陣
令和元年度 春の陣
平成31年度 冬の陣
平成30年度 春の陣
>>過去の大会記録
秘密アイテムNew
  SS石川のDリーグスカウター
※PCからの閲覧推奨です
コラム
  23'渋谷区女子シニア35秋
3th フレンドリーシップ50 #2
3th フレンドリーシップ50 #1
23'大田区シニア40春 #2
23'大田区シニア40春 #1
23'渋谷区女子35春 #1
>>過去のCOLUMN
酒場探訪日記
  大衆酒場 鶴亀
焼鶏 鳳
大衆酒場 大鵬
天ぷら 三惚
炭火焼鳥 とりいち
大衆酒場 初音
>>過去の探訪日記
D LIFE
  対談スペシャル
ラムジー武田氏
high flyer氏
スペシャルK氏
ナイトトレイン氏
>>過去のD LIFE
その他
  ダウンロード
問い合わせ
リンク集


ダイジェスト

2014.6.7 大会3日目
 
第1試合 オールディーズ対ファイブファールズ 63-64
この試合結果が優勝に直接結びつく「must win game」(絶対に負けられない戦い)であることを十二分に認識している両チームの戦いは最後のワンプレーまで勝敗の行方がわからない激戦となった。

まさにその「勝利を掴み取ろうとする」強い気持ちの影響からか −オールディーズはエース、ミスターパーフェクト遠藤不在の穴を埋めようと、そしてファイブファールズは「必ず越えなければいけない高い壁」を目の前にして− 両者必要以上のプレッシャーからかシュートまでは持ち込むものの得点が挙げられない膠着状態が続いていく・・・

しかし2分が経過すると得点は決められないでいるもののオフェンスリバウンドでの強みを発揮し優勢に試合を進めていたファイブファールズがトリックスターだいごのパスを受けたアナザーワールドたくが右ベースラインからよくスピンの効いたミドルジャンパーをクリーンヒットし均衡を破るとこれを合図に「まるで鎖を解き放たれた野獣」のようにファイブファールズが総攻撃を開始、「見ている者にその“熱い”気持ちが伝わってくる」タイトなディフェンスでオールディーズのミスを誘発、ボールを奪うとトリックスターだいごが右サイドを疾走、手始めにドライビングレイアップを捻じ込むと続いてニュートラルボールにいち早く反応したボードマスターまっきーがオフェンスリバウンドを続け様に?ぎ取り連続得点、するとまたしてもトリックスターだいごが −“探りの左ジャブ”で対戦相手との距離を図りながら一瞬の隙をついて素早い右ストレートを放つ−老獪なボクサーさながら緩急をつけたドリブルと視線のフェイクでディフェンダーを欺き左サイドから立て続けにミドルジャンパーをヒット、ここまでミリオンダラー浅田の2得点のみと極度のオフェンススランプに陥ったオールディーズを10-2と大きく引き離しスタートダッシュに成功する。

残り4分を切ってキャノンボールしんがミドルジャンパーをクリーンヒット、ようやく落ち着きを取り戻したオールディーズは今大会欠場が続くエース、ミスターパーフェクト遠藤の穴をキャノンボールしん、ベイビーガソル三寺と共に補う役割を担うミリオンダラー浅田がステップアップ、持ち前の粘り強さでペイントゾーンで奮闘、ボーナススローを獲得、きっちり2本沈めると続いてオフェンスリバウンドを奪ったベイビーガソル三寺がジャンプシュートの態勢から −外で待つアウトサイドシューターにパスを送るような視線を送り−ディフェンダーを欺くと次の瞬間、空中で身体を反転、再びリングに向かってミドルジャンパーをヒットしチームに勢いを齎すとキャノンボールしんとミリオンダラー浅田が速攻を繰り出し連続得点、イージーシュートを外してもたついているファイブファールズを猛追、12-16と4点差にまで急接近するものの「早く追いつきたいと逸る気持ちからか」ここで痛恨のバッドパスを連発、自らチャンスの芽を潰してしまうと逆に残り1分、ハリウッド雄介のボーナススローに続いてアナザーワールドたくが右サイドからドライビングレイアップを捻じ込み第1Qはファイブファールズが19−12とオールディーズから7点のリードを奪い終了する。

「ビハインドを背負うよりもリードを奪いプレッシャーを掛けたい」オールディーズだがその思いとは裏腹にファイブファールズの気迫の籠ったプレッシャーディフェンスにスワン佐々木、そしてバイロン鈴木が相次いでロストボール、攻撃の機会を失ってしまうと「ここだ!」とばかりにトリックスターだいごがシフトチェンジ!小刻みなドリブルでディフェンダーを揺さぶりまたしても左ベースライン沿いから −今日の試合でこの位置からのペリメーターショットに彼が”いつも以上に自信を持って”シュートを放っていた事に気付いたのは筆者だけではないだろう − ミドルジャンパーを射抜くと続いてアナザーワールドたくとの息のあったコンビネーションプレーで得点、23-12とディフェンディングチャンピオンに対して早くもリードを二桁に拡げて試合を優勢に進めていく・・・

中々リズムの掴めないオールディーズはリバウンド争いの混戦の中からバイロン鈴木が短い距離のジャンパーを沈めて14-23と9点差に戻すも「いつもは小気味よく決まる彼のミドルジャンパーはその綺麗なシュートフォームに僅かなブレが生じているようで悉くリングに嫌われてしまいネットにボールを通過させることが出来ない・・・対するファイブファールズも速攻の形を作るもののダイナマイトキッドあつし、そしてルンバ北山がフィニッシュ手前で相次いでロストボール、再三のチャンスを逃してしまい試合は第1Q開始直後のような膠着状態に陥り両軍共にスコアボードを動かすことが出来ない空虚な時間が続いていく・・・

残り3分、この膠着状態から先に抜け出したのはまたしてもファイブファールズ、ルンバ北山がオフェンスリバウンドに飛び込みようやくスコアボードを動かすと「再三に渡って指摘している“何でもないクリアバスケットやイージーシュートを外す悪癖」が顔を出し、今大会スターターのポジションをボードマスターまっきーに奪われてしまっているダイナマイトキッドあつしがここで奮起、ディフェンスリバウンドを奪うとそのままセンターレーンを切り裂くように疾走、再びボールを受けてリングにアタック、ボーナススローを獲得してチームに勢いを与えると続いてトリックスターだいごがスーパーボールあきらの連続得点を演出、31-16と遂にこの試合最大の15点差にまで得点差を拡げ試合は予想だにしなかった一方的な展開に・・・

しかし残り3分を切って「シュートは入らないものの時間の経過ととも本来のリズムを取り戻してきたオールディーズは右エルボー後方からベイビーガソル三寺がロングレンジを射抜いて反撃の狼煙を挙げたかと思われたがバイロン鈴木の速射砲は未だにネットを揺らせず、ここまでミスが続いていた影響からかオフェンス面でも無得点とブレーキになっているジェニファー武田も「自信を失い攻める気持ちを無くしてしまっている」心理状態と視線の先をディフェンダーに読まれパスをスティールされてしまいロストボール、この時間帯、足踏みして「得点が止まっていた」ファイブファールズの”攻撃の呼び水”となりトリックスターだいご、アナザーワールドたくが立て続けにミドルジャンパーを決められてしまいファイブファールズが36-24とオールディーズから12点のリードを奪って前半戦を終える。 「行けるよ、行ける!」「出だしが勝負だからね!」とアドバイスを送るBIGX西川とヴィーナス野崎のレジェンドコンビに見送られ再びコートという名の戦場に戻ってきた5人の戦士達はディフェンスのプレッシャーをシフトアップ、ファイブファールズのミスを誘発させると奪ったボールをベイビーガソル三寺がイージーレイアップに持ち込むと続いてキャノンボールしんの放ったシュートの外れた軌道にいち早く反応したジェニファー武田がリバウンドショットで繋ぐとこの試合好調のミリオンダラー浅田がスパーク!キャノンボールしんとの息の合ったコンビプレーに続いてミドルジャンパー、そして連続パワープレーで猛追、「明らかにリズムを失いシュートが決まらなくなってきた」ファイブファールズに対して32-38と6点差にまで詰め寄ることに成功する・・・ 一時は視界は勿論、追いかけてくる足音さえも聞こえなくなっていた筈のオールディーズの姿がバックミラーの中にはっきりと映し出される距離までに近づいていることを気付いたファイブファールズは再び引き離さんとアクセルを思い切り踏み込みトリックスターだいごのスリーやアナザーワールドたくのパワープレー、さらにはハリウッド雄介のリバウンドショットでリードを拡げるも「息を吹き返した」オールディーズはすぐさま反転攻勢、ミリオンダラー浅田がミドルジャンパーをヒットさせるとディフェンスでもスティールを敢行し前方に走りこんでいたジェニファー武田にタッチダウンパスを送り37-42と5点差にまで接近すると続くデイフェンスで24秒バイオレーションにファイブファールズを追いこむことに成功、試合はいつのまにか完全にオールディーズペースで進んでいく・・・

しかし残り2分、「試合をひっくり返される訳にはいかない」ファイブファールズはアナザーワールドたくがステップアップ、ルンバ北山、そしてトリックスターだいごに絶妙なアシストパスを送り得点を演出、再び8点差にまでリードを戻しこのまま第3Qが終わるのか・・・と思われた残り1分、「10本連続で外しても11本目を決める強い気持ちでシュートを撃ち続けるがシューターの使命」とばかりにここまで当たりが来なかったバイロン鈴木がようやく蒲南茶荘クールショットをヒットするとこれに呼応するかのようにキャノンボールしんがミドルジャンパーに続いて緩急と巧みなステップワークでドライブを敢行、ボールを捻じ込みオールディーズが最大15点差にまでに拡げられた得点差を44-48と4点差にまで縮めて試合はいよいよファイナルQへ・・・

最終Q、一時は大量リードを奪われ「絶望的」な状況に追い込まれたものの「勝利を重ね、栄光の座を守り続ける事で築き上げてきた王者のプライド」で息を吹き返したオールディーズの勢いは止まらずミリオンダラー浅田とジェニファー武田のコンビプレーなどで遂に47-48と1点差にまで詰め寄るとここから両者の意地と意地がぶつかり合う「やられたらやり返す、取られたら取り返す」白兵戦の様相、ファイブファールズがアナザーワールドたくを起点にダンディカズ、ボードマスターまっきー、そしてダイナマイトキッドあつしが得点、さらにはブラックタイガー山川がその“ハートと嗅覚”でオフェンスリバウンドを幾度となく奪取、逃げ切りを図るもそれを許さんとするオールディーズもスワン佐々木の連続長距離砲やまさに「刺し違える」如く果敢にアタックを続けるキャノンボールしんのドライブで応戦、すると残り27.2秒、キャノンボールしんから矢のようなパスを受けたジェニファー武田がシュートを捻じ込み遂にその差を再び63-64の1点差に詰め寄るとファイブファールズは最後のタイムアウトを要求、「ショットクロックギリギリまで粘ってシュート、もしくは24秒を使い切る」事をメンバーに確認、しっかりボールを保持しシュートを狙うものの撃ち切る事が出来ずに24秒バイオレーションを犯し残り3.2秒を残してオールディーズが最後の攻撃に・・・静まり返る場内、固唾を飲みながら見守る観客・・・スクリーンを使ってハーフコートライン左サイドの高い位置でボールを受けたキャノンボールしんはマークにつくトリックスターだいごを「右サイドに切れ込む」と思わせて素早くフロントクロスオーバーでかわし左サイドから果敢にドライブを敢行「ディフェンスとのボディコンタクトはあったようにも思えたが」ノーホイッスル、ボールはリング端からゆっくりとこぼれ落ちると同時にタイムアップ、ファイブファールズが64-63で粘るオールディーズを振り切り4連勝と悲願の初優勝に大きく近づいた。惜しくも敗れたオールディーズはこれで2勝2敗となり優勝の可能性は無くなり遂に王座から陥落、自己の持つ連覇記録を6に伸ばすことは出来なかった。しかしながらエース、ミスターパーフェクト遠藤不在の中、15点もの大差を付けられながらも驚異的な粘りを披露、最後の瞬間まで諦めることなくファイブファールズに肉薄したその見事な戦いぶりは目撃した人々の記憶の中に永遠と刻まれる事だろう。

 
第2試合 セガ対キングサンズ 55−68
試合は今大会初めて揃ってスタメン出場したチームの誇るスコアリングデュオ、「MMブラザース」が開始から躍動、まずはマイティマウス愛宕がしなやかなシュートモーションから右ベースライン沿いからミドルジャンパーをヒットするし先取点を挙げると「これに続け」とばかりにマスターピースゆうたがリバウンドを奪取するとスピードに乗ったドリブルでコートを駈け上がり難なくドライビングレイアップを沈めると続いてディフェンダーのマークを受けながらも左ウィング付近からミドルジャンパーをヒット、6-0と「順調な滑り出しを見せたか」と思われたがキングサンズも今大会から結成された「ノブナガブラザース」ですぐさま応戦、インターフェースノブナガ、そしてRPGノブナガが続け様に長距離砲を射抜いて瞬く間に6-6の同点に追いつき序盤は両者譲らず互角の展開が続き、リードチェンジを繰り返す僅差の戦いが続いていたが4分を経過すると「マイティマウス愛宕、マスターピースゆうた」の二人が高い能力を活かすべく代わる代わる攻撃を仕掛けてくるセガとは対照的にフロアに立つ5人でボールをシェア、インサイド、そしてアウトサイドとバランスのいいオフェンスを仕掛けてくるキングサンズが  −インターフェースノブナガからRPGノブナガへ、あるいはF山本からベースラインマスターだいきに渡り、最後はハイタワー西野が仕留める− など送り手から受け手にメッセージが伝わっていく「アシスト」が付くパスによって −それは単なる“アシスト”による効果だけではなく目には見えない、そして数値で表すことが難しい様々な恩恵をチームに齎す −RPGノブナガ、ハイタワー西野、そしてインターフェースノブナガが代わる代わる得点を重ね得点、先行していたセガに14-14と同点に追いつく事に成功するとハイタワー西野に代わってコートに入った今大会初出場のa.k.a”センセーション”吉武がディフェンダーの意表を突くロングレンジを右ウィング後方から射抜いて17-14とリードを奪うとキングサンズはディフェンスでステップアップ、インターフェースノブナガのスティール、センセーション吉武のブロックショットでセガの攻撃を摘むとこのボールを着実にゴールに繋げ得点の止まったセガから21-16と5点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入ってもキングサンズ優勢の図式は変わらず今大会から加入した二人のルーキーがチームを牽引、「既にチームの中核的役割を果たしているインターフェースノブナガがセンセーション吉武と息の合ったコンビプレーから連続得点、さらにはディフェンダーとの間合いを計りながらスピードコントロールした技ありドライブを決めてスタートダッシュに成功、27-16と早くもセガとの得点差を二桁に拡げることに成功する。

対するセガは第1Q同様チームのストロングポイントであるマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕にボールを委ねるがそれはあたかも「4年前のBIG3結成間もないマイアミヒート」 −レブロンジェームスとドウェインウェイドの二人がボールを独占、彼らがアイソレーションを繰り返す度に他のプレーヤーは傍観者と化しオフェンスの連動性が失われるばかりか他に存在するチームの様々なオフェンスバリエーションは消されてしまい、シュートする選手がほぼ特定出来る為に対戦チームはディフェンスでのフォーカスが容易になってしまう− 状態に酷似、それでも二人のコンビプレーやパワードライブで何とか喰らいついていくものの思うように得点を伸ばしていく事が出来ず、流れを変えるべく投入されたセクシーキャットウーマンのん、コニーあやのシュートも −パスを受けるタイミングやスペース、そして追う立場の精神状態・・・ほんの僅かなズレが生じてしまっているのだろうか− 悉くリングに嫌われてしまいスコアボードを動かす事が出来ない・・・

それとは対照的に「コートの中で最もボールを移動させる事が出来る」“パス”の力を最大限に利用、インサイド、そしてアウトサイドとバランスよく攻撃を仕掛けてくるキングサンズはセンセーション吉武のパワープレーやインターフェースノブナガ、F山本の長距離砲に続いて交代出場したハルクまことがミドルジャンパーがヒット、さらにはハイタワー西野がペイントゾーンを制圧、さらに得点差を拡げていく・・・

何とか離されずに付いていきたいセガは残り3分、この試合先発出場を果たした51歳のベテラン、ボーンファイター西川がリバウンドに奮闘、ボールを奪い取るとマスターピースゆうたとのパス交換からスーパーハンドル笠原が速攻を捻じ込むとここから反撃を開始、マイティマウス愛宕がミドルジャンパーに続いてパワープレーで連続得点、さらにはマスターピースゆうたが「ディフェンダーの腕が絡むのも物ともせず」パワーショットを決めて追走、29-45とキングサンズに得点差は拡げられたものの「後半の反撃に繋がる」“いい終わり方でハーフタイムを迎える。

16点差と大きなビハインドを背負うセガは後半が始まると同時に攻勢を開始、マスターピースゆうたが右ベースライン沿いからドライブを敢行しセンセーション吉武のファールを誘発、ボーナススローをきっちり2本沈めるとこれに呼応するかのようにマイティマウス愛宕がパワードライブでボールを捻じ込みチームに勢いを齎すとここでチーム最年長、52歳の闘将、DG浅井が躍動、気迫のこもったディフェンスでスティールを敢行、続け様にボールを奪い取るとこれをマスターピースゆうたに繋いで連続得点、さらには「この試合がリーグ戦初出場とまだ「リーグの水に慣れていない」センセーション吉武に対してマスターピースゆうたが「マリーシア(サッカー用語でいう”ずる賢い”)ドライブ」でファールを誘発、ボーナススローを獲得、きっちり2本沈めてセガがキングサンズを猛追、39-45と6点差にまで詰め寄る事に成功する。

残り5分、セガペースで進む試合の流れを断ち切りたいキングサンズは前半全く当たりが来なかったベースラインマスターだいきがこの試合初得点となるミドルジャンパーをようやくヒットさせるがその後が続かない。二人のノブナガ、そしてF山本・・・焦る気持ちの表れか、やや強引とも見える無理な体勢でのシュートが目立ち始め得点を伸ばす事が出来ない・・・

逆に勢いづくセガはボーンファイター西川とDG浅井の50歳OVERコンビがコートを疾走、速攻を仕掛ける!惜しくもシュートは外れてしまうものの二人のレジェンドの奮闘に場内からは大歓声が湧き起り観客を味方に付けたセガはここでまたアクセルを踏み込みマスターピースゆうたの連続ドライブに続いてDG浅井がプラス1ミドルジャンパーをヒットし残り1分を切って46-47と1点差にまで詰め寄る事に成功する・・・

一気に畳み掛けてくるセガの猛攻の前に押されっぱなしのキングサンズはベースラインマスターだいきがミドルジャンパーをヒットし3点差に戻すもののセガもすぐさまマイティマウス愛宕がグリズリードライブで応酬、48-49と最大16点差にまで拡げれた得点差を48-49と1点差にまでカムバック、そしていよいよ試合は勝負を決める最終Qに突入する・・・

追いついた者、そして追いつかれた者・・・双方に残された時間は8分・・・両者共に緊張や焦りからかミスが続発、なかなか得点を動かせない時間が続いていた2分過ぎ、「追いついた”勢い”を持続している」セガがスーパーハンドル笠原のタイトなディフェンスでボールを?ぎ取り前方に走っていたマスターピースゆうたに送るとそのまま豪快なドライビングレイアップを捻じ込み遂に逆転に成功、場内からはセガの驚異的な粘りに騒然とした空気に包まれ「このままセガが押し切るのか」と思われたがここでこの”古豪”の前に立ちはだかったのは「前半無得点と沈黙、全くいいところが無かった」ベースラインマスターだいき、3Qに射抜いた2本のミドルジャンパーで本来のシュートタッチの感触を取り戻したのか、「完全に押されてしまいリズムを失っていた」チームに生気を取り戻すミドルジャンパーを連続で射抜くと続いてオフェンスリバウンドに飛び込みそのままボールを押しこみ55-50と逆転に成功、セガに傾いていた試合の流れを土壇場で手繰り寄せるとここが”勝負所”とみたキングサンズが一気にスパーク、センセーション吉武がインターフェイスノブナガの得点を巧みなアシストパスで演出するとここから豪快なドライビングレイアップ、ロングレンジ、そしてベビーフックと圧巻のプレーで64-50 と瞬く間にセガとの得点差を拡げる事に成功する・・・

残り2分、最後まで諦めないセガはすぐさま反撃態勢に入りマイティマウス愛宕、そしてDG浅井がミドルジャンパーを射抜いて追いすがるも焦りからかミスを連発、最後は彼の為にデザインされたスペシャルフォーメーションから高橋水芭蕉が綺麗にドライブを捻じ込み勝負あり、追い詰められたキングサンズが第4Qの勝負所での攻防でセガを突き離し68-55と快勝、4連勝を飾り3年ぶり7回目となる優勝に大手を賭けた。一方の敗れたセガはハーフタイムまでに16点差を付けられながらも持前の驚異の粘りで最終Q途中で一時逆転に成功したものの勝利への臭いを嗅ぎつけ畳み掛けてきたキングサンズに再逆転を許すとそのまま押し切られてしまいこれで4連敗、このあと行われる第5試合のオールディーズ戦に次期大会に繋がる奮闘に期待したい。

 
第3試合 ネオクラゲ対ブッダ 47-44
試合は開始直後からファイナルアンサーりょうがチームを牽引、「前回大会での対戦で好きなようにやられた記憶が残って警戒を強めている」ネオクラゲメンバーの心理状態を察知しているかのようにシュートに行くと見せかけてディフェンダーを「中途半端なダブルチーム状態」に陥れてからゴール下で待つバター梅津のラストパスを送り連続得点をクリエイト、4-0と幸先のいいスタートを切る事に成功する。

一方、チームの将来を見据えHG小田川、スピーディーロダンゆうま、BS三野宮、ゲレーロしゅん、そしてキャプテンのカルロ小杉をスターターで起用したネオクラゲだがその思いとは裏腹に微妙な意識のズレが生じているようでリズムが悪くミスを連発、「撃つべきところでシュートを撃たなかったたり、パスすべきところでドライブ、あるいは強引なシュートを選択」するなどチグハグなプレーに終始、それでもゲレーロしゅんがドライビングレイアップを捻じ込み「このプレーをきっかけに本来のリズムを取り戻すか」と思われたが逆にブッダの猛攻に晒されファイナルアンサーりょうがゲームを支配、ドライブやパワープレーに続いてパス交換からイッコー鎗田の速攻を演出、さらにはスムース和田のミドルジャンパーも被弾、2-11と大きく引き離されてしまう・・・

しかし第1Q残り1分、BS三野宮がステップアップ、ドライビングレイアップに続いてカルロ小杉へアシストパスを送り6-11とブッダとの得点差を5点にまで縮めて第1Qを終える。

第2Qに入ってもブッダはファイナルアンサーりょうが絶好調、第1Qでは「自ら”得点を取りに行く”というよりはチームメイトを活かす役割にプレーの比重を置いていたように見えたがこのQでは一転スコアリングマシンに変貌、ゴール下に続いて右ベースライン沿いからのロングレンジ、そしてディフェンダーの厳しいマークを受けながらも続けざまにドライビングレイアップを捻じ込み順調にリードを拡げていく・・・

対するネオクラゲはHG小田川、BS三野宮に代わって交代出場を果たしたAK,そしてピンクパンサーじゅえりがベンチの期待にこたえてそれぞれ速攻、そしてミドルジャンパーをヒットしこれまで押され気味だったチームに息吹を吹き込むとここからスピーディーロダンゆうまが相手デイフェンダーのファールを誘発させるドライビングレイアップを決めてAND1、ボーナススローをきっちり沈めると続いてBS三野宮のミドルジャンパーもヒット、得点差を縮めていくがブッダもすぐさま、”曲者”デール江花のスティールを足がかりに反撃開始、ファイナルアンサーりょうがスムース和田のミドルジャンパーを挟んでドライビングレイアップとミドルジャンパーを立て続けにヒットしネオクラゲディフェンスを蹂躙、得点差を拡げて「このまま前半は終わるのか・・・」と思われたがネオクラゲは最後の攻撃でスピーディーロダンゆうまがブザービーターでミドルジャンパーをヒット、20-26とブッダにリードを拡げられながらも後半に繋がる”いい終わり方”で前半を終える。

後半に入っても最初にペースを掴んだのはまたしてもブッダ、スムース和田がファイナルアンサーりょうのイージーシュートをお膳立てすると続いて「今日の試合、バラクーダ月村が欠場しインサイドが手薄のチーム事情によりファイナルアンサーりょう、そしてスムース和田に攻撃を任せて“リバウンドとディフェンス”の汚れ役に徹しここまで4個のファールを犯しながらも身体を張って奮闘していたバター梅津が”signature move”バタースピンターンショットを華麗に決めて場内を沸かせると共に遂に30-20と得点差を二桁に拡げる事に成功する。

“追いついてはすぐに離されてしまい”なかなかブッダを射程距離にまで捉えられないネオクラゲはハードゲイ小田川がワイドオープンショットをクリエイトするもののBS三野宮、カルロ小杉、そしてスピーディロダンゆうまの放つショットは悉くリングに弾かれネットを揺らす事が出来ないがここで奮闘したのはハーフタイムで「ぶっ倒れるまでやってこい!」とAKに檄を飛ばされていたゲレーロしゅう、ニュートラルボールにいち早く飛びつき連続得点、さらにはペーパーバック小森とのコンビプレーも成功させ得点差を縮めていく・・・

するとブッダもすぐさまデール江花がディフェンダーをダブルクラッチシュートを決めて32-23と再び引き離しに掛かるもネオクラゲはBS三野宮がスティールでボールを奪ってそのままイージーレイアップを沈めると続いてカルロ小杉のミドルジャンパー、ゲレーロしゅうのボーナススローで32-28と4点差にまで詰め寄り「このままこのQは終了か・・・」と思われたがこの試合既に18得点を挙げまさに「ゲームを支配している」ファイナルアンサーりょうがラストプレーでネオクラゲを突き離すロングレンジを射抜いて35-28と僅かながらリードを拡げて試合はいよいよ最終Qへ・・・

勝負の最終Q、ブッダはここまでチームを牽引していたファイナルアンサーりょうに代わりナターシャゆうこを、そしてネオクラゲはAKをコートに送り出し雌雄を決する8分間がスタートを告げるとBS三野宮が第3Q終了間際と同じようにスティールからワンマン速攻、30-35と5点差に縮めるもブッダも残り4分、スムース和田が「集中力が散漫になってきている」ネオクラゲディフェンスの虚を突いてバター梅津のゴールを連続で演出、再び突き放し39-30と突き放し「このままブッダが逃げ切り勝ちするのでは・・・」という空気が場内に漂い始めた残り3分、予想だにしないエンディングが用意されていた・・・

敗色濃厚の空気を切り裂くようにAKが左ウィングからプラス1ロングレンジをヒットし反撃の口火を切るとこれに呼応するかのようにカルロ小杉がミドジャンパー、BS三野宮がドライビングレイアップで続いてブッダを遂に射程距離内に捉えるも負ける訳にはいかないブッダはバター梅津がステップアップ、パワードライブに続いて“禁断の兵器”B-3をトップオブザキーやや右から射抜いて応酬、再びリードを拡げるもネオクラゲはハードゲイ小田川からのパスを右ベースライン沿いで受けたAKがディフェンダーをステップバックモーションでかわしロングレンジをヒット!逆転に成功すると次のプレーでブッダの隙を突いてスティールを敢行、そのままディフェンダーと競りながらもドライビングレイアップを捻じ込みリードを拡げると場内からは「一瞬の輝きを放った」ベテランプレーヤーに対し大歓声が湧き起る・・・

残り1分、興奮が収まらない異様な空気に場内が包まれる中、最後の反撃に出たブッダだがここでバター梅津が痛恨の5ファールを犯し退場し万事休す、最後はカルロ小杉がボーナススローをきっちり決めて勝負あり、3Qまで劣勢を続けていたネオクラゲが最終Q終盤で試合をひっくり返し47-44とブッダに逆転勝ち、通算成績を2勝3敗で全日程を終了した。惜しくも敗れたブッダは人数不足に悩まされながらも大会を通じて奮闘、これで1勝4敗で同じく大会を終了、両チームともに次期秋季大会での飛躍に期待したい。

 
第4試合 キングサンズ対ファイブファールズ  44−55
共にここまで4戦全勝同士の対決、キングサンズにとっては3年ぶり6回目の、ファイブファールズにとっては初優勝の掛かった今大会の優勝決定戦となった今日の第4試合はアナザーワールドたくが左サイドからスピードをコントロールしたドライブを敢行、ディフェンダーの接触を誘いながらボールを利き手の右手から左手に持ち替えながらボールを捻じ込みAND1、ボーナススローもきっちり沈めてファイブファールズが3-0と先制、幸先のいいスタートを切るがキングサンズもすぐさま反撃、インターフェイスノブナガのドライビングレイアップ、ベースラインマスターだいきのゴール下で4-3と逆転に成功、続いてインターフェイスノブナガのパスを受けたF山本が“お返し”とばかりにAND1、こちらもボーナススローをきっちり沈めて追加点、さらにはベースラインマスターだいきのミドルジャンパーでリードを拡げていくがファイブファールズもすぐさま反撃、−まるでファーストプレーのビデオテープのように − アナザーワールドたくがまたしても左サイドからドライブを敢行しAND1プレーに続いてトリックスターだいごとのパス交換から速攻をなんなく沈めるとお次はスクリーンを使ってオープンになったトリックスターだいごがミドルジャンパーをヒット!ファイブファールズが10-9とキングサンズを僅かに上回り第1Qを終える。

優勝の懸った大一番とあって両者の「強い気持ち」がプレーに表れ簡単にはシュートを打たせては貰えない「ディフェンシブゲーム」の様相とあって双方なかなかシュートが決められない時間が流れていた開始2分、この閉塞状態を打ち破ったのはキングサンズの中では一番機動力のあるベースラインマスターだいき、右サイドからドライブを仕掛けてディフェンダーのファールを誘発、ボーナススローで10-10の同点に追いつくもファイブファールズはすぐさま反転攻勢を開始、ダンディカズが自ら落としたゴール下をリバウンド、そのままディフェンスのファールも誘う言わば“自作自演”のAND1プレーを成功させるとこの試合「かなり気合が入っている」のが十分に伝わってくるアナザーワールドたくが左サイドからのミドルジャンパーに続いてボールをスティール、すぐさま前方に走りこんでいたトリックスターだいごにタッチダウンパスを送りイージーゴール、10-17とリードを拡げていく・・・

離されずに付いていきたいキングサンズだが戦前の予測では「かなりのアドバンテージとなるのでは・・・と思われた」インサイドのハイタワー西野、センセーション吉武の190センチを超えるツインタワーはここまでペイントゾーンでの得点は0、そしてアウトサイドもファイブファールズのハードマークに手を焼きオープンショットを打たせて貰えずベースラインマスターだいきが放ったミドルジャンパー以外は得点が全く入らない状態が続いていく・・・

すると残り5分、ファイブファールズはダンディカズが右サイドからドライブを敢行、 ヘルプにきたディフェンダーの動きを察知しフリーになっていたダイナマイトキッドあつしにラストパスを送り得点を演出、さらにはリーグ史上類を見ない高さを誇るキングサンズの前に苦戦が予想されたがリバウンドでも“リバウンドマシーン”ブラックタイガー山川がボールの落下点をいち早く察知、抜群のタイミングでスペースに入り込みニュートラルボールを拾う、あるいはタップしてボールを繋いでいるとアナザーワールドたくが左サイドからロングレンジをヒットし22-12と早くも得点差は二桁に・・・

しかしキングサンズも高さのあるインサイドを警戒するファイブファールズのディフェンスの隙を突いてF山本、そしてセンセーション吉武が続けざまにスリーをヒットし追撃、18-22と4点差にまで得点差を縮めてハーフタイムを迎える。

第3Qに入って先手を奪ったのはファイブファールズ、アナザーワールドたくが連続でスリーを射抜いて得点差を拡げ試合を優位に進めていくがキングサンズもハイタワー西野のリバウンドショットや左ウイング後方からのセンセーション吉武のスリー、インターフェースノブナガのマリーシアドライブなどで25-30とカムバック、すると残り4分を切って“5点差を挟んで”両者一歩も引かない激しい攻防を繰り広げ「いい形」にまでは持ち込むもののフィニッシュのところで正確性に欠け中々均衡状態を破る事が出来ない・・・

すると残り2分、ビハインドを背負う焦り、体力消耗・・・キングサンズが立て続けにミスを犯しロストボール、するとここからスーパーボールあきら、ルンバ北山、ダイナマイトキッドあつし・・・第2Qでブラックタイガー山川が見せたように代わる代わるオフェンスリバウンドに飛び込みボールをキープ、チャンスを拡げインサイドからのキックアウトパスをアナザーワールドたくが左右のコーナーからミドルジャンパーを立て続けにヒット、さらには巧みなロッカーステップでボールを捻じ込み得点差を拡げていく・・・

対するキングサンズはスマートボーイ宮下、ハルクまこと、プリングルスてるも繋ぎで出場するものの短いプレータイムの中では各々が持つ個性や持ち味、あるいは試合やチームそのものに対するモチベーション、そして正義・・・彼らに与えられた時間の中ではその存在感を発揮する事や記憶や記録に残る己の爪痕をコートに刻む事が出来ず、またそれとは相反するように長い時間プレーしている中軸選手の運動量は明らかに低下、それでも高橋水芭蕉のゴール下やベースラインマスターだいきのミドルジャンパーで何とか繋いで29-36と追いすがるもののQ終了間際に右コーナーからダンディカズに手痛いスリーを射抜かれ29-39と遂にリードを二桁に拡げられ試合はいよいよ最終Qへ・・・

勝負の懸った最終Q,「出来るだけ早い時間帯に射程距離内にファイブファールズを捉えておきたい」キングサンズだがダブルヘッダーでの疲労からか、明らかに動きが散漫になりマンマークのブレが生じてしまいアナザーワールドたくとトリックスターだいごの息の合ったコンビプレーに翻弄され次々に得点を許してしまいさらに得点差を拡げられてしまう・・・

何とか喰らい付いていきたいキングサンズはベースラインマスターだいきが速攻からミドルジャンパーを連続で射抜いて追いすがるものの、拡がる得点差、確実に進んでいく時間・・・焦る心は隠そうとも浮き出てしまいそのままプレーに反映、タフショットを撃ち続ける二人のノブナガ、そしてF山本のシュートは悉く外れてしまいネットを揺らす事が出来ない・・・

残り3分、47-35と12点差を付けて巡航速度でゲームを進めるファイブファールズは慌てることなく時間を掛けてオフェンスを展開、アナザーワールドたくがドライブで二人のディフェンダーを引きつけダンディカズにラストパス、さらにリードを拡げ既に「勝利を確信したのか」ファイブファールズのベンチではリザーブメンバーが笑みを浮かべ歓声を挙げている・・・

それでも最後まで諦めないキングサンズはセンセーション吉武、F山本が意地のスリーを捻じ込むも最後はブラックタイガー山川に止めのミドルジャンパーを射抜かれ勝負あり、ファイブファールズが55-44でキングサンズに快勝、見事5戦全勝で初のリーグ優勝に輝いた。敗れたキングサンズはインターフェースノブナガ、センセーション吉武、レモンスカッシュつうの新メンバーの加入により大幅に戦力UP、順調に勝利を重ねこの雌雄を決める決戦に挑んだが「実力もさることながら抜群のチームワークで頂点を極めたファイブファールズ」とは対照的に「チームとしての一体感やまとまりに欠け」準優勝、次期大会での奮闘に期待したい。

 
第5試合 セガ対オールディーズ 57−78
昨秋大会の覇を競ったセガとオールディーズの戦いは開始早々左エルボー付近からスーパーハンドル笠原が綺麗にスリーを射抜いて先制、幸先のいいスタートを切るもオールディーズは今大会初出場のミスターパーフェクト遠藤がスティールから挨拶代わりのドライビングレイアップに続いてミドルジャンパーをヒットしすぐさま応戦、4-3と逆転するも ここからオールディーズはセガのマンツーマンディフェンスに、そしてセガはオールディーズの3-2ゾーンディフェンスに手を焼き両者なかなか得点の入らない膠着状態が続いていく・・・

この閉塞状況からいち早く抜け出したのはセガ、3分過ぎ、マスターピースゆうたが短い距離のミドルジャンパーをヒットさせると「いつもより早いタイミングで投入された」コニーあやがミドルジャンパーを、そしてマイティマウス愛宕のパスを受けたセクシーキャットウーマンのんがベンチの期待に応えてゴール下に続いてロングレンジをヒットしミスターパーフェクト遠藤、ミリオンダラー浅田を中心に“ドライブ”で得点を狙ってくるものの思うように得点を伸ばしていけないオールディーズを15-9とリード、試合を優位に進めていく・・・

しかし負ける訳にはいかないオールディーズもすぐさま応戦、ベイビーガソル三寺がディフェンダーのファールを誘うパワープレーでAND1、ボーナスショットも確実に沈めるとミスターパーフェクト遠藤のミドルジャンパーを挟んでゴール下も捻じ込み猛追、一時逆転に成功するもののセガも残り1分を切ってマスターピースゆうたのロングレンジに続いてマイティマウス愛宕がパワードライブで再び逆転に成功、20-18と2点のリードを奪って第1Qを終える。

第2Qに入るとすぐさまアクシデントが発生、ゴール下の混戦状態でもつれたジェニファー武田が膝を捻り負傷、プレー続行が不可能となり退場を余儀なくされてしまうと場内は騒然とした空気に包まれてしまいしばらくスコアボードが動かせない時間が流れていくも最初に得点を動かしたのはオールディーズ、ミリオンダラー浅田が安定したフォームからミドルジャンパーをヒットするとここからキャノンボールしんとのコンビプレーに続いてマイティマウス愛宕を吹き飛ばす豪快なパワープレーでゴール下を捻じ込み3連続でゴールを決めて逆転、抜け出すかと思われたがセガもマスターピースゆうたが低い弾道のカミソリロングレンジを連続でヒット!、昨年リーグの覇権争いを続けてきたライバル同士が一歩も引かない激しい攻防を続けていく・・・

しかし残り2分、アウトサイドシュートの精度が下がり得点が止まったセガに対し「試合開始から「徹底的にドライブで攻めてくる」オールディーズはミスターパーフェクト遠藤、そしてキャノンボールしんが執拗にドライブを繰り返しセガのファールを誘発、ボーナススローを積み重ねて逆転に成功、少しづつ得点差を拡げていく・・・

何とか離されずに喰らい付いていきたいセガは残り1分、ベテラン、ボーンファイター西川が左サイドからプラス1ドライブを捻じ込み29-32と追撃、「前半はこのまま3点差で終了か・・・」と思われたがベイビーガソル三寺のターンアラウンドジャンパーに続いてスワン佐々木がセンターライン手前から放ったロングシュートは終了を告げるブザーと同時にそのままゴールに吸い込まれ37-29とオールディーズがセガに対して8点のリードを奪い前半を終える。

後半に入ると「早い時間帯に追いついておきたい」セガはマスターピースゆうたがドライビングレイアップを豪快に決めて反撃の狼煙を上げるもののそのあとが続かず、逆にミスターパーフェクト遠藤がスワン佐々木、そしてBIGX西川に絶妙なアシストパスを送り連続得点を演出、さらには「チームの戦術として徹底されている」ドライブ、あるいはゴールに近い距離でのシュートを選択、確実に得点を積み重ねていくオールディーズに得点差を拡げられてしまう・・・

このままズルズルと引き下がる訳にはいかないセガはマスターピースゆうたがドライブやミドルジャンパーを駆使、追撃を開始するもののオールディーズは「つけ入る隙は与えない」とばかりにキャノンボールしんとミスターパーフェクト遠藤のコンビプレーで得点を追加、さらに得点差を拡げていくがセガはここで“闘将”DG浅井が第4Qでの逆転に望みを繋ぐプラス1スリーをトップオブザキーから捻じ込み40-51と11点差にまで得点差を縮めて試合はいよいよファイナルQを迎える・・・

メンバー全員が「如何なる状況に陥りようとも最後まで絶対に諦めない」チームフィロソフィーを共有しているセガはここでマスターピースゆうたがステップアップ、マイティマウス愛宕との息の合ったコンビネーションプレーに続いてロングレンジをヒット!46-53と7点差にまで詰め寄るものの疲労や焦り・・・この後が続かずミスを連発、逆に「傷口を拡げられるように」スワン佐々木、ミスターパーフェクト遠藤に相次いでドライブ、そしてミドルジャンパーを射抜かれてしまい突き放されてしまう・・・

残り4分、DG浅井が意地のミドルジャンパーをヒットしオールディーズを追撃するセガだが「早く追いつきたい・・・」と逸る気持ちがシュートフォームに微妙な影響を与えてしまうのか、彼らの放つシュートは悉くリングに嫌われてしまいネットを揺らす事が出来ない・・・

すると残り2分、オールディーズは最後の仕上げとばかりにギアをシフトアップ、スワン佐々木が速攻に続いてロングレンジを立て続けにヒット、ほぼ勝負を決定づけると最後は「いつもはその役割を担う」ヴィーナス野崎に代わってBIGX西川が止めのミドルジャンパーを射抜いて勝負あり、オールディーズが第4Q後半から疲れの見せるセガを一気に突き放し78-57で快勝、3勝2敗の3位で大会を終えた。一方、戦前の予想では「優勝候補の一角」として名を連ねていたセガは中軸選手の欠場の影響からか初日にネオクラゲ、ブッダの下位チームに足元をすくわれ出鼻をくじかれてしまうと最後まで本来の調子を取り戻す事が出来ずにまさかの全敗で全日程を終了、次期大会での巻き返しに期待したい。

 



画像をはじめ、当ホームページのデータを承諾無く、コピー・加工することを禁止します。本サイトおよびリンク先ページの内容に関する責任ならびに著作権は、それぞれのページの作成、管理者に帰属します。雑誌・新聞等にデータを転載される場合は必ずご相談下さい。

運営・取材協力 中村, 光嶋